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公孫樹(いちょう)

 銀杏

 それはイチョウの実

 凄まじい悪臭を放つ代物ですが、人々は何故か競って落ちた実を収穫します。


 答えは簡単。

 身は臭くても、中にある種子が美味だから収穫して美味しく頂く訳です。


 もし、銀杏の中に美味しい種が無いなら、誰一人として収穫どころか触ることすら無いでしょう。




 それは他の物でも同じ。



 経験値の少ないはぐれ○タル、実入りの少ない踊○宝石、牛丼のない吉野〇……。

 ――そんな物、だれも寄り付きませんよね。



 小説でもそこは同じ。


 異世界転成なら、こちらの世界とのギャップでドタバタやるのが美味しいところ。

 悪役令嬢なら、知恵を使い自分の危機をのりきる所。

 成り上がり物なら、がんがん強くなって行くところがポイントでしょう。



 ソコが抜けては、誰も食いませんよね。


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