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第2話 裏路地と3人組

この物語は今後千華と彩希のが二人でいる時は「2人」と書くことがあります!



彩希と千華が裏路地に入って

状況を整理しようとした時……。


「カツン」と硬い靴音が複数、路地裏に響き渡った。千華は隠れられる場所を探すも靴音はどんどん近づいてくる。


どんどん人影が見えてくる。


2人の前には剣をもつ男と不思議な杖を持つ女、それと空をクルクルと飛び回る鳥のような生き物。


そいつらは入口を塞ぐように2人の前に立った。


もう逃げられない。


完全に怪しまれている。


千華は冷や汗を流しながら彩希の隣でそいつらが何を言い出すか待っていた。


「お前たち…………」


そう、男が口を開くと同時に…


「……!わぁぁっ!見て!千華!!あの鳥さんッ!めっちゃふわふわ!!」


彩希は異世界転移が出来たと同時に新たな登場人物と出会えてワクワクが止まらなかったのだ……。千華が「ちょっとッ」と、言いながら慌てて彩希の袖を掴み自分の方に引き寄せた。


彩希に指をさされた鳥は、びっくりして男の後ろに隠れる様に後ろに下がる。


その言動を見て、男は「ふっ」と笑っていた。隣に居た女も微笑ましい光景に緊張が解れたのか笑みを零した。


「おっと、失礼。俺たちが聞きたいことを聞いていいか?」


男は急に真面目な顔に戻り千華たちを見た。


「出会って早々だが、お前達…何処から来た……?」


「服装も見た事ない服を着ているし……あと、お前たちから感じたことない魔力を感じる……。」


早速怪しまれてしまった。しかも

異世界転移をして1番答えずらいのはこの質問が飛んできた……千華は必死に頭をフル回転する。彩希も流石に空気を察したのか言い訳を考え始める。


この時隣にいた女が「急に話をすすめちゃダメでしょ?」と言って男の脇腹を軽く小突いた。そしてその女は2人と視線を合わせるようにしゃがみこんだ。


「驚かせてごめんなさいね。アリスってばグイグイ話をすすめちゃうタイプなの……。」


女は微笑んで2人の緊張を解すかのように笑いかけた。


「私の名前はサフィアス・ラルク……ラルクと呼んでくれると嬉しいわ。そして、この(バード)はアルル…少し警戒気味だけど後々慣れるはずよ…!」


ラルクの言葉に少し安心したのか2人は肩の力を抜いた。

そしてラルクが「ほら、アリスも」とまた脇腹を小突いた。


「わかったよ……俺はヴォルクナ・アリス…って!俺が名乗ったからお前らもさっさと俺の質問に答えろよ……」


投げやりな自己紹介をされるも2人の頭の中には言い訳を考えるのに精一杯だった。

この時…彩希が口を開く。


「それがあたし達、記憶が無いんですっ!さ迷った結果この街にたどり着いて……。」


千華は彩希がこの様な答えを思いつくとは思っておらず呆気にとられていた。

そして千華は慌てて「そうなんです!」と彩希の芝居に付き合った。


アリスが2人を見て「ふーん」と一言

アリスはその話を聞いて感じたことない魔力や見た事ない服も遠い場所から来ていたとしたら納得は行くと確信したのか


「なら、お前たち……俺らのとこ来るか?記憶がない子供をココに置いてけぼりなんて俺がスッキリしねぇからな……。あと、その魔力……悪い奴らが気づいたら変な使い方されかねねぇからな」


アリスの意外な一言に2人は目を丸くした。だがこれもまた好都合だ、転移した瞬間でまだあまり時間も経っていない。この状況下で衣食住全てが揃うならついて行くしか考えられないのだから。


千華は確信した……この人達について行けばきっといいことが起きると……。


「本当にいいのですか??……家に置いてもらう以上、精一杯お手伝いさせていただきますっ…。ほら、彩希ちゃんもっ!」


千華はぺこりと頭を下げて彩希も千華に言われて頭を下げる。


「よし、言うくらになら手伝ってもらわねぇとな……!よし、ラルク……転移(テレポート)を頼む。」


アリスは2人に少し近づくとラルクに指示を出す。「わかったわ」とラルクは千華達に近づくとアルルも飛んで着いてくる。

そしてラルクが口を開いた瞬間に水色の魔法陣が出現した。


…………………………


転移(テレポート)……」


…………………………


その瞬間2人の視界は真っ白に染まる。

眩しくなくなっできたから目を開けるとそこには少し広めのリビングのような空間が広がっていた。





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