第三十八話 聖輝教会
閑話はちょっと時間かかるので後で投稿させてもらいます。
精霊との対話を終えた俺たちは新たな街[ノエル]へとやってきた。
この街は別名[聖都]と呼ばれており、聖輝教の聖地でもある。
聖輝教とは人間の八割程度が信仰している大きな宗教だ。
「とりあえず宿を取るか。」
「そうねぇ」
とりあえず近くの宿を取った。
「やはり大きな街では物価が高いな。」
大きな街では殆どのものが手に入るので利便性がとても高い。
故に、需要も上がり、物価が少し高いのだ。
前の街と比較すると1.5~2倍といったところか。
まあ、カルミラも物価が安い方ではあったのだが。
「とりあえずは自由行動だな。」
最早、いつものパターンになってきた。
「たまにはみんなでどこかへ行きませんか?」
そんなミハルの一言。
「いいわよぉ」
「別に構わないぞ。」
「いいですね!」
「鎧さんは?」
「もちろん構わないぞ。どこへ行く?」
「出来ればここにしかないものがいいですね。」
みんなで悩み、しばらくした時
「あっ、教会はどうですか?」
「教会?」
「はい。ここの街では教会で聖輝教について知れるんです。」
「なるほどな。」
案外いいかもしれない。
俺も久しぶりの外なので宗教にも何か変化があるのかもしれないしな。
「ええー教会ー?」
「嫌なら留守番な。」
「なんか最近あたり強くねえ?」
「気のせいだろ。」
「みんな行き先は教会でいいか?」
満場一致で賛成だった。
「そしたら明日、出発しよう。各自準備をしておいてくれ。」
「了解。」
そして迎えた翌日。
「よし、みんな揃ったな。」
「すいません、遅くて!」
「俺たちが早いだけだから気にするな。」
いつもこれだけ早くなってしまうのなら集合時刻を遅めに設定した方がいいかもしれないな。
それはともかく、全員が揃ったのだから出発だ。
ミハルとモミジに続いて俺たちも着いていく。
しばらく歩いていると目の前に大きな建物が見えてきた。
「あれが……」
「はい、教会です。」
思っていたよりもだいぶ大きいな。
それだけ寄付なんかも多いのだろう。
中に入ると様々な展示があった。
仮に俺たちが異教徒であったとしても、聖輝教について知ってもらえるということで一般公開がされているんだそうだ。
とりあえず、展示品に目を通していく。
これは聖水。
あっちは聖書か。
そういう直接的なものだけでなく、伝説をまとめたコーナーなどもあった。
「なかなか面白いな。」
「そうですよね。」
竜殺しの英雄の伝説、魔王討伐の伝説など色々なものがある。
まあ、魔王は今でも居るらしいが。
大した被害は出ていないものの、ラースの最後の言葉から考えるに何かを企んでいるように思えてならない。
おっと、今はみんなと見にきているんだ。
そんなことは後で考えよう。
気を取り直して再び展示品を見始めた俺はある伝説の前で足を止めた。




