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「蛍火」/「氷雨」
「蛍火」
どこまでも幻想的なその光は
この世の物とも思えぬ程美しい
掌でそっと包んだ明滅する命はすぐに散ってしまうのでしょう
昔読んだ小説で蚊帳の中に蛍を離し女性と閨を共にしたとあって
何とロマンティックなのだろうと思った
蛍火 消えないで 恒星の様に輝いていて
人は夏の終わりにはただ寂しくなるの
「氷雨」
秋口の冷たい雨は
心の奥底まで冷え切って
もうどうしようもなく寂しくさせる
貴方を思えど距離が遠すぎて
氷雨泣いているの?
冬が来る前にもう一度君に逢いたい
冷え切った身体に情熱の火を
愛しい人よ
誰もが孤独に打ち震える
北の大地は人は温かいけど
残酷な程に寒い 火傷するほどのスープが飲みたい




