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猟犬と転移者  作者: タンナファクルー
第二章 観測者は盤面を読む
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第22話 初猟

ポケットの中の電池に指が触れる。


三発。


足りる。


距離。

視界。


条件は成立している。


ゆっくりと立つ。


視線はもう安藤にはない。


あの男が消えた方向。


一歩。


足を出す。


静かに。



距離は保つ。近づかない。


見失う。


枝の隙間。


また見つける。


何度も繰り返す。


同じ距離。

同じ速度。


足を止めない。


男は急がない。


振り返らない。



尾根沿いの道。


斜面の下に男がいる。


視界が開ける。


木々はある。


密度が薄い。


通る。


距離。


遠くない。


近すぎない。


届く距離だ。


男が立ち止まる。


背中が空く。


胸への射線が通る。


軌道が細くなる。


固定される。


唾を飲み込みそうになる。


腕を伸ばす。


息を止めない。


木々が揺れる。

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