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プロローグ

 『冒険者』という仕事がある。新たな大地を見つけ出し、調査し、開拓者を送り込む下準備を行う人類にとって新たな歩みを進める素晴らしい仕事である。

 時には未知なる生物と出会い、深い死の国に繋がる巣穴や迷宮があれば攻略。

様々な技能を持ち、数人でその土地を調べ上げてしまう。如何にもカッコいい職なのである。

 しかし、今の時代は冒険をするにも先立つものがなければ始まらない。武具に食料。航海をするなら人手に船の代金。そしてそれらを支払ってくれる大事なスポンサー。

 学校で習う過去の冒険者なんてのは今の冒険者にとって夢物語のようなものなのである。

 話は少し変わって今から100年ほど前に大陸を巻き込む戦争が起きた。

 最初は様々な国が最初は正規兵を大量に注ぎ込み戦争をしていたが、次第に国自体が疲弊していって戦争どころではなくなってしまった。

 そこで国が目をつけたのが遊んでいる冒険者である。

 冒険者は人類の進歩にとって必要なわけだから、国に縛られず。様々な争いに巻き込まれないという大陸の掟があったのだが、それによって死にたくない若者が冒険者とだけ名乗り、招集を回避するということが当時社会問題になっていた。

 そこで大陸の国々たちは前線に出さないという条件(その条件すら特別国家法を国々が作り前線に送り出されたがそれは別の話)で特別中隊(カンパニー)が設立され半ばならず者になっていた冒険者を半兵士として招集し、その後すべての国が疲弊し共倒れの様に戦争が終わったのであった。

 さて、その疲弊した国々には何が残ったのかというと。大量の瓦礫に死体の山から這い出た死の国に繋がる様々な巣穴や迷宮、そして大量に職を求めるならず者(冒険者)の山であった。

 大陸の国々はこの大量の冒険者をまとめるために統一した協会、冒険者協会を作りそして国の正規軍では対処しきれない大量の死の国の入口を管理するための仕事を冒険者に与えたのである。


 この小説はその冒険者達通称『馬車乗り』と呼ばれた者たちに注目しこの世界での冒険者としての生き様やリアルな生活を書き残したものである。





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