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タイトル考え中...  作者:
第二章
5/9

*ACT.2-2

最初に今の距離を望んだのは私だった。




***



中等部の頃、私たちの関係は今みたく良好じゃない訳じゃあ無かった。

むしろ、普通の。ありふれた。

何処にでも居る、幼なじみだった。




お互いの家も行き来して。

登下校も特別な理由が無い限りは殆ど一緒で。

他愛の無い話だって、普通にしてた。





幼なじみだから。







それが、私達にとっての当たり前であり。

定義でもあった。




だけど、周りから見れば。

その当たり前や、定義は。

私達の思ってた以上に、複雑なモノなのだと気付かされた。











"あの日" を境に


私は佑希に


一線を引き、


私は あの頃 とは変わって


彼も あの頃 とは変わって


お互いに、


この距離が交わらないことなど



もうとっくに分かってたことなのに



最初にこの距離を


望んだのは、

私だった筈なのに

願ったのは、

私だった筈なのに





現実となって、心底嬉しい筈なのに


私は、時々―本当に極稀に








胸が痛み、あの頃を思い出すのは









どうしてなんだろうか。















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