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十一 【輪廻転生】

 

 "輪廻転生"。

 それは普通の転生とは異なるもので、一つの身体で生を終えても尚、魂だけは新たな肉体へ転生し生と死を繰り返す。


「輪廻転生……聞いたことあるけど、俺は俺じゃねぇのかよ?今のこの俺はガイアの子供の意識なのか?うそん?冗談だろ?」


「それは……ですが、あくまでこれは仮の話ですよ?

 実際のところは分かりませんが、魔王様が輪廻転生と口にしていたので一番濃厚かというだけです」


 輪廻転生以外に人間のクロウが魔力核を持っていることが考えられないとのこと。

 もしそうであったとしても、クロウには確かめる術がない。


「やっぱあの堕天使野郎に聞くしかねぇよなぁ〜……あれ?そういえばジハード龍()族だろ?神の使いだったりすんの?」


「私達龍神族は神の使いですが、下界で選ばれた種族というだけです。魔王様とは生命力核の大きさも天と地程の差があり、聖神気法と魔法にも大きな差がありますから」


 ガイアは天界から世界を見守る者、ジハードは下界で世界を見守る者として役割は差程変わらないが、生き物としての定義がそもそも違うらしい。

 クロウには理解が難しく、ここまでくると興味も湧いてこなかった。


「でも……間違いではないと思う。あいつの言葉を思い返しても色々と繋がるんだよな」


 "この輪廻を断ち切ってくれ"


 夢の中でのガイアの言葉を思い返すと"輪廻"と話していた。


「もしこれが自分の話だけなら"呪い"、か"因果"なんて言うと思うけど、輪廻を断ち切ってくれっておかしなもんだ。もしかすると……呪いだけじゃなくてあいつのガキを殺してくれって意味でもあるんじゃねぇかな?そうなるとこの話はまーたややこしい!」


「フフフ……そんなことであれば大変ですよ?

 魔王様の力を継承した者をなんとかしなければならないということ。

 どういう意味かお分かりですか?」


「どゆこと?」


「貴方は神の力を持つ人間ですが、魔王様の子は魔王様です。今の貴方自身が輪廻転生でその身体に宿った魂でなければ、魔王様の子孫の魂が貴方の身体の中に別に存在するということ。どういった形で何をしなければならないか分かりませんが、もしもその魂が目覚めたらどうなるか。一つは相手の生命力核の大きさに貴方は食われ乗っ取られます。もう一つは貴方の身体から今の魔王様のように他の人外種の身体に移り乗っ取る。どちらも考えたくはない事態となるでしょう」


 どちらになっても最悪の事態となるとジハードは言う。

 しかし、可能性は低いと思われた。

 そんなことが起きるのであれば、なぜこの五千年の間に何もなかったのか不思議となる。

 クロウだけではなく、過去にも別の肉体へ輪廻転生が行われていてもおかしくはない。

 それでも、ガイアの子孫はどんな者だったか分からないが、もしこの現代に身体を持ったとしたら何をするのか。

 するとジハードは少し詰まったように話し始めた。


「あの……念のために言っておきます。もし貴方が……もし魔王様の子が何かをしでかした場合、私も動くことになるでしょう。そうならないためにも先に対処法をお教えしときます」


「へ?なんでジハードが動いたらあかんの?俺からしても嬉しいことだと思うんだけど」


 ジハードはガイアに話していた。

 もしもクロウが()()()()()()銀河諸共消し去ると。

 その時に話した暴走は、子孫のこととはまた別の場合の話しのようだが、ジハードはそれについてクロウに話さなかった。


「私が動く時、それは貴方自身がどうにもできなかった時です。

 すなわち……貴方の魂が消滅した時です」


 肉体でなく魂が死んだ時と言っているが、クロウは意味が分からない。

 それよりも自分の問題は自分で解決しろと言われたようで、ジハードに対して少し冷たく思うクロウだった。

 しかし、物事に深く干渉せずに独断で星々を抹消してきたジハード。

 この世界にガイアと神の力を持つクロウも居ながらもジハードが動かなければならない事態となる場合、それはその世界を消す時。


「魔王様が輪廻を断ち切れと言うほど。何かの災いが起こるということでしょう。貴方や恵華……そして魔王様に何かあればこのタスリーフと亜空間で繋がる地球は終わるでしょう。その時私も動かざるおえません」


 ジハードの話を聞いている中で、どれだけの強さを龍神族は持っているのか興味が湧くクロウ。

 だが、前に居た世界で天使や魔王と言われるガイアを知っていたジハードは下界での神の使い。

 底知れぬ力を持っているには違いない。


「ですが、一つ言っておきます。魔王様が貴方の身体と融合をしてどうにもできなかった場合は、私も力不足となる可能性があります。これから貴方の生命力と魔力が共に強くなり、魔王様が本来の力に近い力を出すことができたのにも関わらずに残念な結果となった場合は私にもどうにもできません。間違いなく私も消されるでしょうね」


 もしも、輪廻転生したガイアの子孫が表に出て暴れるようなことがあった時、ガイアちもどうにもならない時はジハードの力を持っても事態は変わらないと言う。


「そこで対処法です。と、言うよりそれしかないので貴方にお願いです」


「な……なんだよ?」


「もう自分にはどうにもならないとなった時、神のみが使える能力、"言霊"を使って相手を消滅させてください」


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