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星の下で  作者: ちびひめ
22/29

電話

ノボルに電話してみる。留守電だ。

「もしもし?翔だけど。話したいことがあるけん、折り返し連絡ばちょうだい。」

ノボルは部活をしていると聞いていた。だからじきに連絡が来るだろう。


ユタカにも電話する。ユタカの携帯番号を知らないので、家に直接電話をかけた。

電話に出たのはユタカだった。

『もしもーし?』

「もしもし?ユタカ?僕、翔だよ。」

『あぁ、翔か。久しぶりだな。』

「うん、久しぶり。久しぶりついでにお願いがあるとけどさ」

『なに?』

「近々、秘密基地に来れないかな、と思って。」

『秘密基地?あぁ、あそこまだあるんだ?』

「うん、それで日にちなんだけど、ユタカ、いつなら暇?」

ユタカは

『俺はいつでも暇しとるばい。』

と即答してきた。

私は、

「じゃあ、ノボルとカズトに聞いて、日にちがわかったらまた電話するけん、電話番号教えて?」

ユタカは自分の携帯の番号を言うと、

『ノボルとカズトもって、何ばすっと?』

「あぁー、うまく言えんけん、来てもらったときに説明ばするけん」

それで納得した。


日が沈んでから、ノボルから連絡が来た。部活直後らしく、息がまだ乱れたままだった。

『翔、久しぶり〜』

「うん、お久。」

『どぎゃんしたと?』

「あー、話したいことがあるけん、秘密基地に来れる日がないかと思って……」

『それって電話じゃだめなん?』

「うん、電話じゃちょっと……」

『俺、日曜なら部活休みとけど。』

「日曜ね。カズトに聞いたらまた連絡する。」

『カズトも来ると?』

「うん、みんなに話したいことがあって。」

『ふぅん。よーわからんけど、とりあえずわかった。』

そういうとノボルは電話を切った。

あとはカズトの都合さえつけば、なんとか集まれるだろう。

私は横で足をぶらつかせるレンを横目で見た。

レンはにしし、と笑うと

「その電話、便利だな!」

と言った。

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