表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
16/54

◆◆◆ 第16話:絶対のパスワード? だったら扉ごと叩き割れ! ◆◆◆

いつもお読みいただき、ありがとうございます!

それでは、本編をお楽しみください!


「あははっ! さっきの機械のおじさん、すごい煙出てたね! さてさて、次は何があるのかなー?」


フリーズした自動防衛システムを踏み越え、シーラたちは上位次元の心臓部『コア・データ・アーカイブ』へと足を踏み入れた。

そこは、世界のあらゆる情報が保管されている巨大な図書館のような空間だった。


だが、最奥へ続く巨大な扉の前で、無機質なシステム音声が響き渡った。


『警告。これより先は最重要機密領域。通過するには、宇宙の真理を暗号化した【9,999桁の絶対パスワード】の入力が必要です。なお、パスワードは0.001秒ごとにランダムに変更されます』


扉の前に浮かび上がったのは、巨大な光のキーボードと、目まぐるしく数字が切り替わるディスプレイ。

そして、扉を守るようにして実体化した防衛プログラム『論理のスフィンクス』が冷笑を浮かべた。


『フフフ……無駄だ、野蛮なバグどもよ。この扉のパスワードを総当たりで突破するには、宇宙が誕生してから滅亡するまでの時間の1億倍の年月がかかる。貴様らのその貧弱な頭脳と腕力では、永遠に開くことは——』

「ねえねえ!」


シーラは巨大剣『ナイトメア・ブレイカー』を肩に担ぎ、ぽかんとした顔でスフィンクスを見上げた。


「パスワードって、要するに『鍵』だよね?」

『いかにも。そしてこの鍵穴は、完全な論理の——』

「あたしさ、鍵とか暗証番号とか、覚えるのすっごく面倒なんだよね!」

『……は? だからどうしたというのだ。入力できなければ通れない、ただそれだけの論理——』

「だからね! 鍵がかかってるなら、扉ごとぶっ壊しちゃえばいいじゃない!!」

『……はい?』


スフィンクスが間の抜けた声を出すのと同時だった。


「いくよーっ! 気合と根性のォォ……『強制ログイン(物理)』ぃぃぃっ!!」


シーラは凄まじい跳躍と共に、9,999桁のパスワード入力を待つ強固なデータ扉に向かって、全霊の気合を込めた大剣を叩きつけた。


ドッゴォォォォォォォォォォォォォン!!!


『な、な、なっ!?』


スフィンクスが驚愕の悲鳴を上げる。

どんな暗号解読プロトコルも弾き返すはずの絶対の扉が、シーラの「パスワードを入れるのが面倒くさい」という理不尽すぎる理由と気合の前に、ただのベニヤ板のように木っ端微塵に砕け散ったのだ。


『ば、馬鹿な!? 9,999桁のセキュリティが……ただの暴力で……! セキュリティの概念が崩壊するゥゥゥッ!』


砕け散る扉の破片と共に、論理のスフィンクスもエラー音を響かせて消滅した。


「あははっ! ほらね! ドアが開いたから、これでログイン成功だよ!」

「シ、シーラ隊長……ついに絶対的なセキュリティすら、パスワード無視の力技で突破しちまった……!」

「俺たちの隊長、どんなハッカーよりえげつない手口っすね……!(戦慄)」

「よーし! 面倒くさい扉もなくなったし、いよいよこの上位次元の親玉のところへ行こう! 気合入れていくよー!」


どれほど複雑なパスワードも、完璧なセキュリティシステムも、シーラの「面倒くさいから物理で開ける」という絶対的な気合の前には無力だった。

理屈と論理を力任せに粉砕し、闇のヒロインはいよいよ上位次元の最深部へと突撃していくのである。


最後までお読みいただき、ありがとうございます!


少しでも「面白かった!」「スカッとした!」「続きが読みたい!」と思っていただけましたら、

ページ下部にある【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】にして応援していただけると、毎日の執筆の爆発的なエネルギーになります!


ブックマークへのご登録も、ぜひよろしくお願いいたします!


それでは、次回もどうぞお楽しみに!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ