表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
掃除屋の恋  作者: takerou73
5/63

5 掃除屋の話5

茶髪の男が顔を抱えてうずくまる。それで十分だった。

肩を押さえた力がわずかにゆるんだ。私は腰を少し上げた。

背後の男は、目の前の状況に驚きながらも、私の肩を再度強く握った。その時に捕まえたな、と私は思った。肩にしっかり握る力を感じながら腰を更に上げる。背後の男の体が腰の動きに併せて持ち上がったのを感じる。

「お」という驚いたような声が聞こえた。片足が上がったのだろう。重心が崩れたのがわかる。そのまま、腰を右側に切ると、肩をしっかり握った背後の男が片足のまま前に重心が動いたのを感じた。前に少し体を沈めると、背後の男がベンチを超えて、前に移動してきた。その動きを生かして、茶髪の男の方に誘導した。ベンチを超え、私の背中を超えて、男は飛んで行った。その先にいた茶髪の男をめがけて、鈍い音がして、目の前に二人の男がからまっていた。


ここが逃げ時。私はベンチの上に立ち上がり、飛び越えて逃げた。男たちが何かを言っていたが無視する。視界の向こうに巡回から戻ってきた警官が見えた。

いずれ彼らも警官に気が付くだろうから、逆方向に逃げることにした。逃走先は人が通らない、判りにくい出口を目指して走った。


出口にたどり着き、周囲を見回し彼らがいないのを確認したあと、何事もなかったように歩き始めた。数分もしない距離に、先ほどの金髪の女性が待ち構えていた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ