第十三歩 報告会、次は南へ
遅れてしまい本当に申し訳ありませんでしたぁ!!!残業が多いと書く暇が本当に無い・・・OTZ
ファスティアに戻った後は、休憩を兼ねて夕飯にした。冷蔵庫に眠っていた挽き肉でハンバーグ・・・と思ったが合流もあるので適当にそぼろ丼を作って食った。実際に物を食べていてやはり思ったのだが、改めてGtoで食べた岩蜥蜴のハンバーグのことを思い出していた。匂いもしていたし、味も確りと感じ取れていた。実際に食べている訳では無いのに・・・。
「科学の力ってスゲー・・・」
今回は心底そう思った。さっきまで着けていたヘッドギアを見て今までのことを振り返ってみる。
確か・・・女体化したり手続きしたりクエストやったり料理作ったり防具作ったり薬の交渉したり生きている災害に会ったしダンジョン潜ってボス倒したり・・・濃いなぁ、これ。特に一番最初なんて人生やり直しでもしない限り起こり得ないし・・・まぁ、貴重な経験だしこのままいこうかな?はい、ごちそうさまでした。食器を洗って・・・と、再ログインを行う。
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マイルームに戻ってきたのでアイテム整理を行った。取り敢えず薬の材料としてピュアウォーターと中和茸等の薬に使えそうな物をバックに突っ込み、それ以外の素材はアイテムボックスにしまっておいた。
「さて、行くとしようかな。飯食っていたせいで少しおそくなってしまったし」
一応夕飯にするから遅れるとは言ってはあるが、やはり待たせるのは悪い。速めに向かうことにしよう。
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「申し訳ない!遅れてしもうた!」
「いえいえ大丈夫ですよ!まだ今回の成果については全然話していないので」
「そうだ・・・気にすることはない。むしろ遅れる理由を前もって話してくれていたからな・・・」
「そうですよ!では、今回の成果を発表します」
アイロ洞穴での出来事を洗いざらい話した。そして始めにソウが食いついたのが、
「結構プレイヤーの出入りがあるが、モニュメントの情報は上がっていなかった。で、入手した物は?」
「雷電鉄鉱と発雷蛍の発電器官、この二つはアイテムボックスにしまってあるぞ。後は今、現物を出すでな」
そういった俺は、ピュアウォーターを取り出して渡してみる。するとソウは目の色が変わった。
「・・・すごく良いものだ、これは。初心者用ポーションの作成に使っても、そこらのものより一回り・・・いや、上手くいけば二回りも効果が高くなるだろう」
マジかい、そんな良いものなのか。確かにピュアウォーターは不純物を極限にまで取り除かれているらしいのだが。
「あぁ・・・違う違う。実は素材には「品質」というものがあってだな・・・」
ちょっと余計な話も多く混じっていたのでまとめると、素材にはそれぞれ質の高さが割り振られている。これは料理にもあったので個人的には分かりやすかった。で、例えばフィールドでは、同じアイテムでもランダムに、ダンジョンでは階層ごとにアイテムごとに変わるらしい。当たり前だが高い方が合成で良いものが出来る。因みに装備は一から作るときのみ適応され、質の低いものは装備の修復や装備の強化に使用される。最大は10、最低で1らしい。
「ということだ・・・分かったか?」
「うむ、三行」
「質が、高ければ、いいもの出来る・・・だ。因みにこれは「9」・・・最高品質と言ってもいい」
「それは凄いのぅ・・・!ふむ、アーネからの依頼もそれに気を付けねばな・・・」
ロッドの初期作成するためには、質のいいものが必要だ。更に、アーネの魔法属性に合わせるとなると・・・光属性の素材、もしくは回復魔法の属性・・・確か水関係のはず。この辺りでは風に関係した素材が多いので、そうだなぁ・・・町、移動した方がいいかなぁ。
「なんだ、アーネから何か引き受けたのか?」
「うむ、ロッドの作成をな」
「・・・本来だったら素材を用意して作って貰うのだが・・・」
「モニュメントの発見者はアーネじゃよ。て、わっちが素材を全て貰ってしまったのでそのお返し、という訳じゃ」
「私はあんまり素材を使わないですし・・・だったら有効に使ってくれるシオンさんにあげた方が良いじゃないですか」
「アーネの魔法属性は光と回復だったな・・・光属性が含有される物はまだ確実に採取出来る場所は無いはずだ・・・回復はこのゲームだと水属性に該当する。ファスティアからずぅっと南にある海上都市「ウォクエリス」に向かうべきだろうな」
海上都市ウォクエリス、話を聞くとフィス族という魚人達の首都とも言える都市。ここで俺に疑問が生じる。
「ソウ、詳しすぎではないか?」
そう訪ねるとソウは首を傾げて、
「言ってなかったか?・・・俺はベータ版からのプレイヤーだ」
「言っとらん言っとらん」
いやまぁ、初日なのに詳しいなぁとは思ってはいたが、俺は午後から始めたしなぁ。・・・ん?じゃあアーネは知っていたのk
「そうなんですか!?始めて聞きましたよ!!」
ダメだこりゃ、知らなかったようだ。しかしウォクエリスなぁ・・・他にはどんな町があるのだろうか。聞いてみると、
「俺が知っている限りだと・・・花の都「シズニア」、断崖の町「レバスク」位だな・・・あんまりファスティアから出たことは無いから人づてだから、この二つしか知らんがな」
花の都、断崖の町・・・知的好奇心が疼く・・・!ふっふっふっ楽しみじゃて、まあ今はウォクエリスかな。
「詳しいことは話さないでおく、自分の目で確かめてみろ。それがk「このゲームの醍醐味、ですもんね!」・・・セリフ被せんなよ・・・アーネェ・・・しばらく材料集めに付き合ってもらうからな・・・!」
「仕方無いじゃありませんか!ソウさんとシオンさんばっかり話して!お陰で話に混ざるタイミングが全然無かったんですよ!」
ケンカが始まってしまった・・・アーネには悪いことをした気がする。と、そろそろ寝た方がいいか、明日は仕事だしなぁ・・・あーダルい。
「二人とも、すまぬがそろそろ失礼するぞ」
「はい、今日はお疲れさまでした!さてソウさん?先程の話に決着をつけましょうか?」
「お疲れさん・・・ピュアウォーターはありがたく頂こう。お前には薬を安めに提供してやろう・・・先にこいつを黙らせなければならんがな」
口喧嘩が再開されたところでログアウトをした。次の目的地は海上都市ウォクエリス・・・か。期待が高まるなか、俺は準備を整えて旅に出よう。と考えるのであった。




