第15話
「お久しぶりです」
「……」
「現在は、C幕で、戸田君らが、購入馬券の指示を受けて儲けてる話を書いています」
「……」
「D幕では、首領『太田黒』のもと、彼の配下たちが、きわめて精緻なスキームのもと、超のつく富豪たちから、利益を得ている話を書いています」
「……」
「AIが時々暴走して、有り得ないようなウルトラ技を出しますが、その度に、私のスキームを教え込み」
「……」
「なるべく、破綻の無い話にするべく、鋭意奮闘中です」
「……」
「おめぇ、何、内輪の話を暴露してやがんだ!」
「輩が入ってきたので、私は失礼します。話の続き、読んでくださいね。よろしくお願いいたします」
「ふん。俺らの仕事に、間違いは無いのさ」
「……」
「マンガみたいな話は、次第に収まって、ちゃんとした話になってくからよ」
「……」
「提示したタネに、破綻が無いことを、確約しておくぜ」
「……」
「それよか、太田黒の配下らが、救済されてる事実を見てくれよな」
「……」
「相沢君の来歴みても、悲惨な状況を生きてきたのが、分かるだろ?」
「……」
「みんな、似たりよったりなのさ」
「……」
「都会の片隅で、肩寄せ合って生きてるのさ」
「……」
「これから、面白くしていくからよ」
「……」
「応援してくれよな」




