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大麻のデマを考える 大麻の本当の真実(第一弾)  作者: ストップ大麻デマ!ボランティア
24/51

大麻は本当に有効か(多発性硬化症の痙攣についての効果)

大麻について有効性を調べていて、なんかしょぼい結果ばかりで大麻規制派なのに悲しくなってきた。またエビデンス無しは悲しいから、医薬品として承認されている効果について調べよう。




多発性硬化症による痙攣については、Sativex(THC2.7mgとCBD2.5mgの製剤)という製品が各国で医薬品としての承認がある。


また、エビデンスについてもシステマチックレビューのデータがあり、カンナビノイド(THCやCBDなどの総称)が多発性硬化症による痙攣の症状に控えめながら有効であり、十分なエビデンスがあることが下記の文献にも記載されている。

The Use of Cannabis and Cannabinoids in Treating Symptoms of Multiple Sclerosis: a Systematic Review of Reviews.

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/m/pubmed/29442178/?i=3&from=/29923025/related




うん、控えめという記載が見えた気がするが、効果を示す十分なエビデンスがあると言えそうだ。きっと大丈夫と思いたい。


さて、気を取り直して多発性硬化症は医療関係者以外は耳慣れない病気なので確認しておこう。


難病情報センター 多発性硬化症/視神経脊髄炎(指定難病13)

http://www.nanbyou.or.jp/entry/3806


多発性硬化症は海外(高緯度地域や白人)で多い疾患で、日本国内には12000人と推定されています。神経細胞の周りにあるミエリンが障害されることで発症するのですが、その原因は詳しくはわかっていません。神経に影響するので、視覚や運動機能に影響したり、震えが起きたり様々な症状がでるようです。


ちなみに、多発性硬化症そのものについて大麻の効果については動物実験レベルまでの報告はあったものの、ヒトでの試験では効果が認められていません(=たぶん効果無い)。


では、以前少しだけご紹介したSativexのSmPCを見てみましょう。


Sativex Oromucosal Spray SmPC

https://www.medicines.org.uk/emc/product/602/smpc

※ 嗜好用大麻と比べて、血中THC濃度がかなり低いことには留意。


安全性の箇所には… おっとやめときましょう。今回は有効性の試験の情報を見に来たのでした。安全性が気になってしまうのは、僕の悪い癖。


(^_^) / 安全性について覗いてしまったのでかいつまんで書くと、こんな感じです。かなりかいつまんでいるので正確に知りたい方は先に挙げたURL先を是非是非見てみてください。

◆◆◆超要約

禁忌

成分に過敏症のある人、統合失調症または精神病の既往歴や家族歴のある人、授乳中の人


特別な警告と使用にあたっての注意

めまいがよく起こる

はじめて使う場合は血圧や脈拍に注意(気絶した人がいたため)

不安、幻覚、気分の変化、妄想などが使用中に報告されている。自殺念慮との関連も否定できない。

肝障害患者や腎機能患者では血中濃度が増加する可能性がある。

(筋弛緩の作用があるとすれば)転倒の危険性がある。


他には…

妊婦への投与は禁止、

眠気とめまいの副作用があるので運転も禁止

めまいと疲労が10%以上の発現率…

◆◆◆


結構いろんな注意書きがありますね、◯ペディアさんになぜきちんと書かれないかは内緒。何が中立性だ。中立性ではなく書き込み頻度で決まるって書けばいいのに。って脱線しました。ごめんなさい。てへへ。


有効性の話でした。同じ(アドレスの)資料のClinical experienceのところを確認しましょう。


まず、有効性についての評価方法はNRSを使っています。0(痙攣なし)から10(痙攣最悪)までの10段階の数字や目盛りを見せて、今どんな感じ?って訊く方法です。3回ほど試験をしているようです。


◆◆◆ 超要約

一つめの試験、6週間の治療期間でプラセボとSativexを比較した試験では統計的には差が見られたものの、評価方法上臨床的には意味のある違い(10段階評価での0.5-0.6の違いだったので)では無かった。


二つめの試験、14週間の治療期間ではプラセボとSativexに統計的な差は見られなかった(0.2の違いだった)。


三つめの試験、4週間まず全ての患者をSativexで治療し、その後Sativexを継続したりプラセボに変えたりして合計16週間治療を行った。4週間後、痙攣のNRSが20%減少した(次のステップに進んだ患者は-3.0のNRSの改善)。16週間目、Sativexまたはプラセボの投与を受けた患者は30%NRSが減少した。二重盲検期(ここではプラセボに切り替えたりSativexを継続した4週目以降)には、Sativexの方は安定していた(NRS 平均-0.2)が、プラセボは上昇した(NRS平均+0.64,中央値+0.29)。

◆◆◆


痙攣のNRSは良く知らないので、これがどれくらいすごい改善なのかはわかりません。また、他の多発性硬化症に使う薬剤( バクロフェンなど )との直接比較した文献も探しましたが見当たりませんでした。てんかんへの効果について調べた時みたいに、どこかの学会が声明を出しているとかそういう情報もありませんでした。




……。




結論と行きましょう。


結論:多発性硬化症の痙攣についてはまあ効果があるでないかい?



個人的な意見を書きますと、日本では多発性硬化症は患者数が少ないため医薬品の開発がなかなか難しいのが現状です。そのため海外で使われているのに日本で未承認だったりします。他の薬剤を差し置いて大麻製剤というのもなんだか違和感が。


例えばこんな開発要望があったりします。

4 アミノピリジン製剤の開発要望

厚生労働省のサイトより

https://www.mhlw.go.jp/topics/2012/03/dl/gakkaikenkai-3.pdf


医療用大麻もこういう開発要望があれば国の対応も変わって来そうですが。



まあ、そうは言ってもラグが無いのが一番ですけどね。



(独り言)

有効性について書くの飽きてきた…書き溜めていたストックも切れたし 食欲への効果について投稿したらその他でまとめようかな。

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