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パーティー完成

完結になっているのは新たにこの小説を作り直すことになったためです。詳しくはあとがきにて




 屋上でパーティーを組んだディーノ達だがまだ話は終わらなかった。

 

 「これで3人、でもパーティーを組むならあと三人は欲しいわね」

 

 「三人でいいのか?」

 

 「もっと多い方がいいと思いますけど……」

 

 ディーノとソニアは六人という最小のパーティー人数でもいいのか疑問に思う。

 

 「パーティーとしてなら七人でも八人でもいいんだけどね。 私の能力の問題なのよ。」

 

 「能力ってあの声のことですか?」

 

 「テオドラのあれは複数人に同時につなげられるのか?」

 

 「そうじゃなくて、指揮を執るなら六人くらいじゃないと私の頭が追いつかなくなるのよ」

 

 「「あー」」

 

 テオドラの言ったことに納得するように二人は声を上げる。

 

 「それで、二人共、特にディーノくんは誰かアテはあるかしら?」

 

 「どうして俺なんだ?」

 

 「ソニアは私以外とあまり交流がないから期待できないの」

 

 「う、ううだって皆さん私が近づくと怖がるんですもん」

 

 ソニアはその体の大きさには似合わないか細い声で言い訳をする。

 

 「アテ、ねぇ……」

 

 ディーノは言われて思い出すが今まで会った学園生の中でめぼしい人物はいなかった。

 

 それに自分にも交流はないからいないと言おうと思ったとき、自分の住んでる宿の人たちを思い出した。

 

 「あ!」

 

 頭の中のもやっとしたものが晴れるような気分をディーノは味わった。

 

 その声に反応して二人がディーノの方を見る。

 

 「誰かいたのかしら?」

 

 「ああ、いたよ。 一人だけ、この学園での知り合いが」

 

 「ならその人もここに呼んでもらえるかしら?」

 

 「ああ、でも時間は大丈夫なのか? 見つかるかわからないぞ?」

 

 「あなたが探してるだけでこの学園では一気に広まるわよ、そうなったら探されてる本人もすぐに見つけるでしょうから大丈夫よ」

 

 それもそうかとディーノは屋上から下へと向かった。

 

 下に降りたディーノは早速探し始めた。

 

 この学園では人族が大半を占めており、それ以外の種族は希だ。

 

 目立つあの尻尾を探せばいいだろうと歩いた。

 

 

 

――――――――――――――――――――

 

 

 

 ディーノが探し始めたとき、もう一方も動き始めていた。

 

 イブはアランにじゃあ探してくるっすとだけ言い残し、二人から離れ学園内を探し始めていた。

 

 イブに残されたアランとトラゴはイブが何を探し始めたかについて話していた。

 

 「トラゴ、イブが探しに行ったのは他のパーティーメンバーなんだが、だれでも文句はないよな」

 

 アランは誰を探し始めたか知っているので背中に汗をかきながらトラゴに理解を求めた。

 

 「ああ、お前たちの選ぶ奴なら文句はない」

 

 トラゴもアランたちの腕は分かっていたのでこのふたりの人選なら大丈夫だろうと思い任せることにした。

 

 「ああ、それは良かった」

 

 アランはとりあえずこの場だけでも納得してもらえたことに安堵の息が漏れる。

 

 ディーノを探し始めたイブはすぐにディーノを見つけることができた。

 

 ついさっきまでは匂いが遠かったのだが徐々に強くなってきたのでそれを追うだけで見つけることができたのだ。

 

 ディーノの姿を確認するとイブは声をかけた。

 

 その声に気づいたディーノもこちらに歩み寄ってくる。

 

 「久しぶりっすねディーノ君!」

 

 「ああ、と言ってもそれほど久しぶりでもないけどな」

 

 話はイブの方から切り出した。

 

 「ディーノ君パーティー組まないっすか?」

 

 ディーノもまさかイブの方から誘いが来るとは思っておらずきょとんとした顔になった。

 

 「あ、ああ。 俺もそう言おうと思ってたところだけど……」

 

 ディーノが戸惑う間にイブはグイグイと食い気味に話しトントンとことを進める。

 

 「それはよかったっす! オイラ達は今三人なんすけどディーノくんは一人っすか?」

 

 「いや俺ももう三人で組んでいるんだが」

 

 「じゃあ合わせて六人! ちょうどいいっすね! 六人で集まりたいっすけどどこがいいっすかね?」

 

 「それなら屋上に来てもらえると嬉しいんだが――」

 

 「屋上っすね! わかったっす! じゃあ後のふたりを連れて行きますからディーノくんは先に屋上で待っててくださいっす!」

 

 「ああ、そういえばほかの三人って――」

 

 「じゃあ屋上で!」

 

 「誰なんだ――って行っちゃったよ」

 

 イブはディーノの質問を聞く前に走り去ってしまった。

 

 

 

――――――――――――――――――――

 

 

 

 一足先に屋上に戻ったディーノはテオドラにこれからくる人物について話していた。

 

 「誰を誘ってきたのかしら?」

 

 「ああ、イブリードっていう獣人族のやつだよ」

 

 名前を聞きテオドラは驚いた。

 

 (イブリードくん、成績上位の彼……そしてすでに三人組んでいるということはルームメイトともうひとり……)

 

 「どうしたんですか? お嬢様? 顔がすごいにやけてますよ?」

 

 「ええ、このパーティーなら面白そうと思って」

 

 「?」

 

 「来たわね」

 

 テオドラのつぶやきを聞き、入口の方を三人は見る。

 

 そうするとイブリードが来た。

 

 「よう、イ――」

 

 イブを呼ぶ声は後ろにいるやつを見て止まった。

 

 そして興味なさそうに後ろに居たそいつもディーノの声を聞き目を見開く。

 

 そんなふたりを尻目にテオドラは笑顔で言った。

 

 「これでパーティー、完成ね」

 

 

 

というわけで一旦ここで完結にいたします。理由といたしましては最初の方に書いた部分の書き直しや構成を一からやり直し新たに作り直すことになったためです。おおまかな内容はこれと変わりないようにしますが一話一話書き直しますのでだいぶ変わったものになってしまうと思います。それと随分と話数を重ねてしまったため新規の方でも入りやすいように細かく分けることになりました。そちらのほうはおいおいですが…… では新しい方もよかったら読んでいただけたら幸いです

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