ディーノの手記3
かなり短いです。手記はこれで一旦終わりです。
さぁついにベスティアのことをまとめねば……前回の記入から少し経ってしまったがまぁいいだろう。この体はまだ4歳児程度だからな、書く事は疲れるし、母の手伝いもあって疲労が貯まりきって風邪を引くこともあるさ……
ではベスティアについてだ。
ベスティアというのは体が黒く、地球で言うモンスターだと思ってもらいたい。
モンスターと聞いて俺が一番初めに思い浮かんだのは、ゴブリン達だがゴブリン達はベスティアではなく、亜人族であるから違うのだと後で知るまで困惑したものだ。
さて、まず大前提であるがベスティアは自然災害である。というのが必要になってくる。なぜ自然災害なのかというと、奴らは正確には生き物ではないらしい。
もちろんゾンビだとかそうゆうことではない。
ベスティアとは魔力の塊である、というのが常識らしい。
姿は普通の動物とあまり変わりはないのだが、奴らはどこからともなく発生して、破壊活動をする。
理性や知性は一切なく見るもの全てに攻撃するかなり危険や存在である。
強さはピンからキリまであるが見つけ次第討伐するようになっている。
ただし強いベスティアに関しては一旦引き複数のパーティーもしくは軍が出動することになる。
人が住むところには基本的現れないが、村の一つが一人も残らず死んでしまったこともあったそうだ。
ベスティアは基本単独行動で群れることはない。なのでベスティア大発生の時はなぜ集団で行動したのか謎なのである。
そしてベスティアは強くなればなるほど滅多に人の前には出てこないのだがこれには理由がある。この大陸には中央にどの種族も手出ししない危険な土地があるとディスタルシアの国に説明で書いたが、そこが関係するのである。
この大陸中央部分は強いベスティアが発生しやすく、ここのベスティアだけは軍などの討伐対象にはならず、手を出すのはバカな冒険者だけだ。
冒険者とは、ベスティア退治などを生業にしている人たちのことだ。
なぜ冒険者が手を出すかというと一攫千金を狙うものがいるからだ。
ベスティアは魔力の塊なので倒しても死体が`全て´残ることはない。
この全てというのがミソで、ベスティアでも死体が残る部分もあるということだ。このベスティアの体の一部、ドロップ品と称されるが、これは高値で取引されることが多く、武器や防具、農具などに使用されることがある。
当然強いベスティアになればなるほど高く売れるということだ。
だから強いベスティアに挑むものの少なくないわけだ。そしてドロップ品だがどの部位を落とすかというのは規則性が存在する。
それはベスティアの個体ごとの差で決まると書いてあった。
例えば防御力が高いベスティアは鱗や皮がドロップし、力の強いベスティアは爪や牙がドロップする。
その他にもドロップする部位はあるそうだが、俺の読んだ本には書かれていなかった……
今回は短いがここまでとしよう。父の持っている本にはこれまで書いたことしかないのでまた別の本を読むことができて新しく分かった時はこのように書いていこうと思う。
ディーノの手記より抜粋
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