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ディーノの手記5

次回の投稿は水曜日の12時です。

 今回はこの世界の宗教に関して書くことにしよう。

ディスタルシア教、それがこの世界にある唯一の宗教だ。

世界中の人全てがこの宗教に所属しており、無宗教という人はいない。

唯一の宗教だがそこから派閥によって分かれる。

その説明のためにはこの世界の起こりと言われている話をしなければならない。


 世界の始まりは神々のちょっとした暇つぶしで出来たと言われている。海の神メーマールが生命の源たる海を作りが大地の神コンチネルが生命の実験場であるディスタルシアを作った。

そこに主神であるアルペディオが自らと姿の似た8種族を作ったと伝えられている。そこに様々な神が植物や動物を生み出していき今のディスタルシアになったと言われている。

これがだいぶ端折ってはいるがこの世界の始まりの物語だ。

この物語からディスタルシア教は生まれた。

そして物語の神々にちなんで派閥ができた。

主神アルペディオ派・海神メーマール派・大地神コンチネル派である。

さらに格の高い三神以外のその他様々な神々を崇める派閥ヴァリドがある。

派閥違いによる差は埋葬方法が主な違いで主神派は火葬・海神派は水葬・大地神派は土葬である。

ヴァリドはこの3つから選べるが基本的に冒険者が多いため死体は自然葬となる(というかなってしまう)。

火葬の骨は先祖代々の墓に入れられたり、海や森に巻かれる。

種族によって派閥の偏りがあり主神派は人族、亜人族、小人族が多く、海神派は海人族や竜人族、大地神派は獣人族、エルフ族、竜人族が多い。

しかし獣人族の多くはヴァイドに所属しており、自分たちと似ている動物を作った神を信仰している。

派閥間でちょっとしたいざこざがあるものの宗教戦争はなく明確なトップというものは存在しない。

宗教派閥に所属というのは一つはただ信仰の対象にするだけの一般所属と騎士所属があり騎士所属の場合は犯罪者の取締をしたり祭りや議会の警備をする警察のような役割があり、税金の一部とお布施などで運営されている。

騎士団は各派閥ごとの騎士団がある例えば主神騎士団というのは主神派に騎士所属で入ったもの達で組まれているものだ。

騎士所属をするには試験がある。

試験内容は直前まで非公開とされているが基本的に試験管相手に戦う方式かベスティア討伐の実戦で行われる。

通常のベスティアより強いベスティア(今後は強ベスティアと呼称)の出現時、確認・報告を真っ先にするのは冒険者達だが、冒険者達2,3パーティーで組んでも勝てないような奴には騎士団が冒険者と協力し討伐に向かう。

宗教は各都市に1つずつ存在しており派閥によって施設(建物)が違う。

しかし騎士団は一つの宿舎で生活し統括されている。騎士団の指揮や運営はヴァイド騎士団が統括しており、ヴァイド騎士団に入るにはほかの騎士団よりも厳しい試験があるため、強いものが多く子供達のあこがれも強い。




議会についても説明するとしよう。

議会というのは各派閥ごとの代表者一名づつ四人で構成される組織だ。

主な活動は毎年各地で開催される祭りの取り仕切りを行う。

祭りは出店が出るようなものではなく奉る神に対する昔の祭りのようなもので射的とかはないが食事の外売ぐらいはある。

祭りの大きな見世物は奉る神に対しての貢物の美味しさを競うものと芸を披露するものがある。

この祭りは毎年4回、各派閥ごとの神(アルペディオ・メーマール・コンチネル)に対して一回づつ、一回は闘技大会があり、いつどこでやるかを決めるのが議会の仕事だ。

議会に所属する人間のことを議員というが議員の選出方法は派閥投票制で行われる。

これは立候補者一人一人に対し、任せてもいい、任せられないの投票を行い任せてもいいが一番多い人物が選ばれる。

例えばメーマール派議員に立候補したものはメーマール派の人間だけで投票するし、主神派議員のときは主神派の人間だけで投票する。

立候補するには条件があり、派閥に対して一般所属であるもの・派閥変えをしたことのないもの・教会で十年間以上職務を全うしたもの・議員試験に受かったものという4項目全ての条件を満たしているものが立候補できる。議員試験は筆記試験で前任の議員が作成する。前任者が死亡した場合はほかの派閥の議員が合同で作成することになる。

議員が交代する場合は基本的に本人の死亡、引退宣言をした時のみ行われる。ただしエルフ族の議員の時のみ任期が50年のみで連続の立候補は無効となる。エルフ族は長命なので権力の増長がないようにこの処置が行われる。

大都市には三派閥のそれぞれの施設があるが集落や小さな町ではひとつしかなく、騎士団は数人しか存在しない。司祭と呼ばれる人物の仕事は子供の魔力適性検査と、神々に対する祈りをするだけである。

検査には少しだけ金が掛かるが3人家族の一食分程度の金しかかからず、多くの人間が受けられるようになっている。


と以上がこの世界の宗教だ。ちなみにだが騎士になっていいことがないように思えるが騎士になると騎士になったものから見て2親等の家族の一般税が免除になる。

ただし騎士になったものが騎士として現役でいるときのみだ。退役したものには当然税がかかる。これらの税が免除となっている家族を騎族と呼ばれている。

また国の軍に属しているものの家族のことは準騎族と呼ぶ。

騎士はかなり人数が少ない都市ごとに200人程度で騎士団試験は合格人数最低0人などもあるらしい。

強さが認められず誰も採用されないというわけだ。


今回はこの辺で終わることにしよう、明日からは地獄の日々だからな覚悟しなければ……

やっぱ師匠に教えを請うのやめとこうかなぁ……





ディーノの手記より抜粋




10月中には2章に入るといいなぁ あ! 感想・質問待ってます!

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