出会い1
本日一回目の更新です。次は昼の12時に出します。※タイトル変更しました。理由は後書きで
その日、ある人物がいつもの日課を済ませて、研究が行き詰った所に材料としてよさげな魔力を持った奴が近くにいるのを感じて魔力の発生源のところに向かって行こうとしたところだった。
「ほぉ、いい魔力を持った奴がいるじゃないか」
「どれ、材料不足だし行くとするかな」
そうつぶやいた人物は手に木で出来た杖を持ち、ローブを羽織ると家から出ていった。
「ふむ、こっちの方向か、川上の方だな」
川沿いに歩いていくと魔力の発生源は急に速度を上げてこちらに向かってきていた。
「ん?ベスティアが誰もいないこの森でこの速度で動くことはないんだがなぁ」
「もしかして新発見か!?急がないと!」
そう言うと杖を持った人物はベスティアに向かって駆け足で近づいていった。
ベスティアを目視で確認できるところにつくと奴は何かを前足で殴ったところだった。
さらに近づくとベスティアが何を殴ったのかがわかり、杖を持った者は思わず声が出してしまった。
「ん?なんで子供がいるんだ?」
ベスティアは先ほど殴った子供以外に獲物が現れたのを目で確認すると新たに現れた獲物に向かって前足を伸ばし爪を出した。
「ガァァァウ!」
「やれやれ、少し時間をくれないもんかねベスティア君?」
ベスティアの勢いのある攻撃は突如現れた土の壁に防がれてしまった。
しかしベスティアはひるむことなく壁を飛び越えてさらに攻撃を繰り出す。
「いい材料だと思ったんだがな、しょうがない手加減なしだ」
杖を持った魔法使いはひるむことなく魔法を繰り出す。
次の瞬間、ベスティアは全身を氷の中に閉じ込められる。
「砕けろ」
魔法使いがそう言うと氷は粉々に砕け散り、中にいたベスティアも一緒に粉々になってあたかもダイヤモンドダストのように小さな氷が宙を舞った。
「さて、この小僧は私が有効活用させてもらうとするか、クククク」
魔法使いは子供を脇に抱えて家へと連れ帰った。
戦いのあった場所から誰もいなくなると辺りは先程のことなどなかったように川の流れる音しかしない静寂に包まれた。
――――――――――――――――――――
俺は暗闇の中にいる。前も後ろも暗く明かりなど一切ない。
自分の姿すらわからない暗闇の中。
少し漂っていると両親の姿が出てきた。
「なんでうまくできないのよ!どうしてできないの!?」
母は涙を浮かべながら俺に怒鳴ってくる。
「お前はわがままで強情だな なんでもかんでも自分の願いが叶うと思っている。」
父は冷めた目で俺を見つめる。
その目には愛情も何もない、ただゴミを見るような目でこちらを見ている。
俺はそんな二人に何かを言い返そうとしても声が出ず、ただ口を閉口させるだけだった。
「「お前なんかもう2度と見たくない、さようなら」」
両親は俺にそう言うと俺に背中を向けて歩いていく。
「ま、待ってよ!置いてかないでよ!ちゃんとするから!わがまま言わないから待ってよ~!」
俺が叫んでも両親は止まらない、やがて二人の姿が見えなくなると俺は下を向きうずくまった。
「なんで、なんでなんだよ!くぅぅ」
俺が泣いていると前から足音が聞こえてきた。
俺はその音に反応して前を見るとそこには大きな狼のベスティアがいた。
「グルルルル」
ベスティアが俺を食べようと口を開く。
「ガァァァァウ!」
「う、ウワァァアアアアアアア!」
世界征服をするという発想を主人公にどうさせるかでさんざん悩んでいたんですがかなりきつかったので成り上がりを成り上がりをいう形になりました。初期の設定なら国の政策をかなり悪いものにしてそれを治すために国取りをするといいう形だったのですがそうするとほかの設定とでかなりのギャップが生まれてしまいおかしくなるのでやめました。が今までの話のまま続けることができるので改稿とかないです。 こういうふうになりましたがこれからもよろしくお願いします。




