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警備はスファナ国の人達に任せてあるので、既に場所が確保されていた。
そうなると当然、何だ何だ?と周囲の人達も気にする訳で、こちらを窺う者達が足を止めている。
馬車から降りると、少しストレッチしたり、チューニングしたり、衣装のチェックをそれぞれしている。
準備が終わったかな?と思ったところで、みやが笛で合図を送り、全員が配置に着く。
みやはドラムメジャーとして指揮するバトンを持っている。
因みに服は騎士の様な服をアレンジしたものだ。女性として見られているかは半々だが、今のところ気づかれてはいない様子。
そしてみやの指揮の下、オープニングセレモニーが始まった。
華々しく開会する曲は、オリンピックにも使用されたもの。
高音のラッパが鳴り響き、その後でホーンの重低音が荘厳さを出す。
軽やかな笛の音。盛り上げるシンバル。
リズミカルな音色とアクセントを与える楽器が明るく楽しくさせる。
音に誘われて近くの人達が見物に集まる。
『何だ? 何か始まってるな?』
『どこの楽団だ?』
『見た事ないなぁ』
『大所帯だな。 警備もされてるなんて、何かあるんかねぇ?』
『スゴイなぁ~。 動きが綺麗に揃ってる』
噂される中、曲が終わると再びみやの笛が鳴り、パレードの行進がいよいよ始まる。
兵士が道を開けた後を、バーナーを持った人がステップを踏みながら進み、その後から来るのは先ずはカラーガード隊。イメージは女性がやっている認識なのだが、男性用にした。大きな旗や2本持ちにして、綺麗な旗を回して踊っている。
その後ろにみやが居て、両側にはパラディンが一緒に歩いている。
そしてその後ろを楽団が50・50に分かれて続いている。その間にダンサーや曲芸の人達がお客さんを楽しませている。
その後ろには別のカラーガード隊が居て、一番後ろにパラディン達がのぼり旗を持っていると言う構成で進んでいる。
堂々たる行進と賑やかな音に、周囲には人だかりが出来た。
『派手だなぁ~』
『どこの演芸団だって?』
『見ろよっ。 あれ、竜都国の国旗じゃねぇかっ?』
『えっ?本当かよ』
『あれ一緒に居るの、パラディンじゃないか?』
『ええ? じゃあこれ、何の行進なんだ??』
『さぁなぁ?』
騒ぎを聞きつけ更に人は集まる。
『今日何か祭りでもあったか?』
『さぁ。 でも楽しそうじゃん』
『ついて行こうぜっ』
『そうだな』
『この先の大広場でやるみたいだぞ?』
『へぇ。 ちょっと行ってみるか』
見る人、聴く人の心をウキウキさせる。
パレードは全長5㎞程。それを1時間余り掛けて移動し、大広場に到着する。
そこには一部先に移動してスタンバイしていた者達が居る。
広場に入った時から笛の合図で曲を変え、ステージの上や広場のそれぞれの配置に移動して行く。
ステージでスタンバイしていたのは、動かしにくい楽器の演奏者と、追加で入るダンスをする人達だ。彼等と合流してお客さん達に魅せる演技をする。
既に広場の端側は人で埋まっている状態だ。ポールで囲み兵士も立って、それ以上入って来ないようにしているが、人だかりが凄い。
予め予想をして、前の場所は座ってもらえるようにしたが、立ち見も既に居る。
カラーガード隊がお客さんの前で最初に演技をし、次にダンサーとスイッチして入れ替わる。
手拍子やかけ声で盛り上げて、パレード曲を〆た。
マーチングバンドを参考にしておりますが、知識が無いのでイメージで補完して下さい。
(^_^;)




