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哀傷ゾルレン  作者: まじりモコ
第二章 狂気の隆替
29/77

二十七話 本当の終幕


         29


「えっと、お疲れさま」


 忘れ去られた案山子(かかし)のように立ち尽くしたままだった私へ、更科君が駆け寄りそう声をかけた。


 彼を振り向いて、もう一度遠くの車道に目を向ける。当たり前だがすでに仕種さんの姿は見えず、私はようやく肩から力を抜いた。


 途端に疲労が顔を出す。足は限界を叫び棒のようで、腕はただ胴体にぶら下がっている筋トレ用の重りにしか感じない。


 次いで、体中から生々しい痛みが走り出す。切られたところが、風が吹くたび(やすり)で撫でられたかのように過剰に反応してみせる。


 場からは危険は去ったというのに、今度は現実の感覚に目が回りそうだ。


 私の様子があまりに疲れていたからか、更科君は私を手招きして図書館に隣接されている小さな公園のベンチに座らせた。その手には、仕種さんから弾丸を受け取るときに地面に置いて放置していた拳銃が、おっかなびっくりといった調子で握られていた。今度こそ正真正銘、弾丸は一つも入っていないのだけれど。


 私に二丁の拳銃を手渡すと、更科君は背負っていたリュックサックから小さな箱と、春物のコートを取り出した。やけに膨らんでいたので何が入っているのだろうと訝しんでいたのだが、まさか女性物のコートまで入っていたとは。


「姉さんのなんだ。もういらないらしいから、汚れても大丈夫」


 そう言って、コートを私の肩に掛ける。正直に言って助かった。汗をかいて、服も至るところが破けていたので風が寒かったのだ。私は小さくお礼を言って胸元をかき寄せた。


「……お姉さんがいたのですね」

「ああ、六つ年上で、ちょっとグレ気味の姉が」


 更科君が苦笑する。その顔に嫌悪感はなく、姉弟仲は良好なようだった。


 じっとコートにくるまっていると身体が体温を取り戻し始めた。温かさに安堵すると、今度は謎の箱に興味が湧いてくる。私の視線に気づいたのか、更科君が箱を手に取って開いた。

 スイーツだったりしないかと少しだけ見入ったが、出てきたのは、袋に入った脱脂綿と、携帯用のオキシドールだった。


「…………ぐぅ……」


 つい、呻きが漏れる。我ながら情けない声だったので彼の耳に入らぬことを願ったのだが、更科君は聞き逃さなかった。


 薄く笑って、意外そうに聞いてくる。


「もしかして痛いのとか苦手?」


 得もしれぬ苦さが口の中に広がる。しかし聞かれたからには答えねばならぬ。私は更科君から目を背けつつ、胸元までせり上がる謎の圧迫感を抑えた。心臓が、無駄によく動き、その振動がまた傷口に響く。


「…………怪我の痛みは平気です。ですが、その後わざわざ痛みを加えるというのは、どうにも理不尽に感じてしまって」


「いやいや、消毒だから。合理的な医療行為だよ、これ」


 言って、私の手の甲にオキシドールをしゅっとかけた。染み入る痛みと冷たさに身体ごと思考が跳ねる。


 まさかの吹きかけるタイプ。唐突のスプレー式。よもや技術の発展は人を苦しめるためにあるのではないか。そもそもやるならやると、一言いっていただきたいのだが。


「ほら、他の所も出して」

「…………」


 手を差し出されて断ることも出来ず、袖口をめくる。めくらずとも服が裂かれて傷口は露出していたのだが、そのまま出したらめくられそうな勢いだったので自分でめくった。


 更科君は私の傷口を見るたびに苦しそうに表情を歪める。彼は怪我などしていないはずなのに。


 両腕、両足、顔と、かいがいしく世話されたが、さすがに腹部の傷は自分で消毒し痛みに耐えきった。事前に覚悟を決めていれば痛みなどには屈しないのである。


 使用済みの脱脂綿や絆創膏の外装などを袋に詰めてバッグにしまって、更科君は改めて、私へと向き直る。サイズの大きなコートに袖を通していた私は、手を止めて話を聞こうとしたが、


「いや、最後までしっかり着て。怪しいことになってるからちゃんと着てボタン閉めて」


 と止められ指示に従った。


 一番上までボタンを閉め終わると、更科君は咳払いして調子を戻す。


「んんっ。えっと、これで、事件は解決なんだよね」

「……そう、ですね」


 そのはずだ。連続殺人事件の犯人は、もう殺人を繰り返すことは無い。犯人が自首するというのだから、明日の夕方までには世間的にも事件の終息を知るだろう。個人的に唯一の懸念はあるものの、おおむね解決と称して差し障り無い。


「じゃあ、後は依琥乃に報告するだけだね。明日にでも一緒に行く?」


 笑みを広げて更科君はそう言うが、私にはそうできない用事があった。


「……いえ、明日はまだ駄目です。私の用事が終わってからでよければ、後日一緒に行きましょう」


「用事?」


 更科君が小首を傾げる。それに私はできるだけ深刻さがでないよう、大したことはありませんと前置きして言った。


「……もう一人の罪人に会いに行くだけです」


「それは…………自分(ぼく)はついて行っちゃ駄目なやつ?」


「……そういうことでは。別段、斬った張ったをやりに行くわけではないので、心配はいりません」


「そっか……。気を付けてね」


「……はい」


 一人で行くべきだと考えていたのが伝わったのか、更科君は深く踏み込まずに引いてくれた。感謝の意を示すために頭を下げてから、私は重たい身体を奮い立たせて立ち上がった。


 時計はすでに、深夜3時を過ぎていた。ここに用事は残っていない。私はともかく更科君はそろそろ家に帰るべきだろう。


 荷物をまとめた更科君もつられて立ち上がる。ここからなら、更科君の家の方向と私のそれとは少しルートが異なる。ここで別れて後は後日連絡をとればいい。そう考えて私は別れの挨拶を口にしようとしたが、それは更科君の言葉に遮られた。


 ことさら明るく、場を締めようとしたのだろう。更科君は柏手を鳴らした。


「じゃあ、今日はもうやれることはないな、解散だ」


「……はいなんで──なんでもありません」


 一瞬自分の名を呼ばれたのかと思ってしまった。


 早とちりであった。


「ああっ、ごめん。違うんだわざとじゃないんだ!」


 更科君が慌てて弁解する。更科君に非は無い。ただ私が過剰に反応してしまっただけのことだ。なので、あまり慌てないでほしい。

 手をあちこち動かし、更科君は顔を真っ赤にしている。


 そこで私は、ここ最近考えていたことを伝えることにした。


「……呼び方が紛らわしいなら、呼び捨てで構いませんよ」


「えっ!?」


「……私はどう呼ばれようと気にしませんから、貴方の呼びやすいように」


 友人たちと会話する彼を見てから、ずっと考えていたことだ。彼は親しい人に敬称を用いる類の人種ではない。なら『さん』付けは慣れていないのではないかと。


 私の提案に、更科君は顔を赤くしたまま何度か頷き、ぼそりと、確認するように言った。


「じゃあ、誡…………で」


「……はい。そのほうが好ましいです。……それではまた」


 ひらひらと手を振って別れる。


 更科君は最後まで顔を赤くしたままだったが、体調がよろしくないのだろうか。寒い中ずっと待機させられていたのだ。無理をさせてしまったのかもしれない。


 雲の切れ間から覗く、細く真っ白な月を眺めながら、私は駐輪場へ向かった。

 ……風邪を、引いていなければいいのだけれど。

 そんなことを考えながら。


         30


 土曜日の昼下がり。昨日と打って変わって晴天に恵まれ、昨夜の肌寒さが嘘のようだ。

 今世紀最大の筋肉痛を抱えながら、それでも私は痛みを我慢して外出していた。

 今日の内に済ませておきたい案件があったからだ。


 私は数日前と同じルートを辿って、見慣れた建物の前にやって来ていた。


 緑に囲まれた、二階建てで真っ白なこじんまりとした病院。駐車場にはチェーンが張ってあり、正面玄関には閉鎖のご挨拶が飾られていた。もちろん鍵は閉まっている。


 私は正面ではなく、裏の職員用出入り口に回った。こちらには鍵がかかっておらず、すんなりと中に入る。


 あちこちに可愛らしいデフォルメされた動物たちのイラストが飾られた廊下を歩く。廊下には電気が付いておらず、薄暗い。その様子は先日来たときとなんら変わらないのに、どこか寒々しい。


 昔は賑わっていた職員の控室もすでに私物が片付けられており、空になった棚には数冊の古い医学雑誌が積まれるのみとなっていた。


 院長が引退し、後を継ぐ人間もいない。この建物は壊される予定にある。来週には工事の手が入るだろう。


 短い廊下を抜け面談室に辿り付く。中からはテレビの音が漏れ聞こえていた。


 今朝連絡を入れたので、彼がここにいることはわかっている。それなのに、なぜか一瞬、扉を開けるのが躊躇われた。


 口の中に溜まった唾液を飲み下し、ノックをせずに中に入った。


 外からの日光が私の目をくらませる。大きくとられた掃き出し窓から外を眺めるように座っていた老人が、私を振り返った。


 白衣を着た、やせ気味の好々爺。私が昔お世話になった精神科医の先生がそこにいた。


「ああ、よく来たね、誡君。しかし、いきなり電話で呼び出すとはどうしたんだい?」


 先生が朗らかな笑みを浮かべ、私に椅子を勧めた。しかし、私は動かなかった。扉を抑え、入り口に立ったまま、先生の顔を見つめ返す。以前と変わらない、優し気な笑み。


 けれど、その優しさはねじ曲がった物なのだと、今の私は知っている。


 そのせいだろう。私は先生の問いに応えず、ただ言わなくてはいけないことだけを率直に告げた。


「……意図的に、警察に誤った情報を渡しましたね」


 抑揚の足りない自分の声には、珍しく非難の色が混ざっていたと感じる。よく意識しなければ聞き流してしまうほどの変化。しかし、聞き慣れた自分の声なのだから、目ざとく気づいてしまう。


 別段、先生を糾弾するために来たのではなかった。さっきのセリフもただの事実確認に過ぎなかったはずだ。それなのに、予想外に混じった感情のようなものに、私は驚きを隠すことができなかった。


 心臓がどくりと鳴る。胸を締め付けられる嫌な感覚。落ち着け、と私は自分に言い聞かせた。私の場合、感情が出ること自体は、むしろ喜ばしいことだろう。しかしよりにもよって、この老人の前でそれはいけない。


 先生はいつもと違う私の様子に目をすっと細めた。そして、口元だけで笑みを作る。また私の心臓が鳴る。恐らくこんな顔をする先生を、私は見たくなかったのだ。否定してくれればいいと、ここに来るまで幾度も考えた程度には。


 しかし先生は予想外に、言い訳も弁明もしなかった。


「そうか……。では、君が仕種君を救ってくれたのだね。そんな予感はしていたが。しかし、どうしてそんなこと気づいたんだい? ただの偶然で済ませられることだろう?」


 いつものように机へ両手を置いて、そう老人は尋ねた。それはまやかしではなく、心底からの疑問のようだった。


 私は一度目を閉じ、心音を落ち着かせてから口を開いた。


「……警察を甘く見ないでいただきたい。正しい情報があれば、仕種さんはとっくに捕まっていたはずです。この場所は、被害者たちの唯一の共通点だったのですから。

……にも関わらず警察はここを軽視した。……それは、各公共施設及び警察から多大な信を置かれる貴方が、なにかしらの工作を(はか)ったからとしか考えることができません」


 納得がいったというように、先生はなるほどねぇと呟いて、自分の細い首筋を撫でた。先生は誤魔化す気も、嘘をつく気もないのだ。


警察に対し虚実を働くのは立派な犯罪だ。先生がそのことを理解していないはずがない。それでも悪びれず、こうも落ち着いているのは、自身に絶対の意思があるからだろう。


 罪を犯すことも、法で裁かれることも飲み込んでしまえるほどの強い願い。いままで出会った人たちや、仕種さんと同じものをこの老人は持っている。


 ならば、気づいてしまった私はそれを問いたださねばならないのだろう。


 私は冷たい廊下と暖かな部屋の仕切りの上から動かないまま、再び先生へ矛先を向ける。


「……貴方は多くの人から尊敬される人格者だったはずです。……どうして、そんなことを」


「いやぁ、僕はずっと昔からこんな僕なんですけどねぇ。にしても、どうして、か。それは決まっているよ。僕は精神科医だ。人々の心の苦しみを取り除いてやるのが仕事です。

 湯苅部仕種は今回救われなければ、心まで絶望に染まっていた。それが彼女の宿命だった。だから、僕は彼女の背中を、人知れず押しただけ」


「……どうして、そう断言できるのですか。彼女は……優しい人なのに」


 私の言葉を、先生は吐き捨てるようにして笑う。


「優しさだけでは人の心は守れないよ。特に、すでに定まっていることにはね。……これは彼女自身も知らないことだけどね。彼女のご両親は、それぞれ暗殺を家業とする一族の(すえ)だったのだよ。僕は仕種君の父君と母君が幼い頃の主治医でもありましたから」


 警察の資料にすら載っていなかったことを老人が語る。一見平和に見える日本でも、いまだその類の職業がひっそりと生き残っていることは知っていた。だが、一族をあげて家業としている家は、日本広しといえど、数えるほどだろう。その家の二人が出会ったのか。まさか、偶然にも。


「もちろん、二人はお互いそのことを知らなかった。お互いが、自分の家が行ってきた所業とは無関係の一般人と結婚したつもりでいた。けれど、違ったんだよ。

 二人の中には、人を殺すことに長けた血が受け継がれていた。殺人の技術と、それを成す精神性を追求した家系の跡取り同士だ。生まれた子供は、それはそれは才能に恵まれた子だったろうね。しかし強すぎる血は、より宿命を濃く受け継いだ姉を発狂させてしまった。

 幸い妹であった仕種君は自制心が強かったから、再び何かきっかけがない限り目覚めることはないと、僕は判断していました。

 けれど、去年の十月に会った彼女の心は確かに限界だったのだよ。彼女に何があったのかまでは知らないけどね。だから、少しだけ誘導してあげた。自分に正直になれるようにね」


 言い終わった老人は、机に置かれたマグカップを軽くあおる。罪悪感など欠片もない様子で。


 だって、それは扇動ではないのか。


 救う側の人間が、人の心を惑わしたということではないのか。


「……そのせいでこれから仕種さんがどうなるのか、知っていながら貴方は笑うのですか」


 爆ぜるように怒りが湧いてくる。幼い頃からそれだけは確かにあった、私の感情。弱弱しくも自分を突き動かすに十分なその心は、私に老人を責めるような言葉を言わせてしまう。


 けれど、先生は臆することなく、まるで私の方が間違っているかのような顔で、不思議そうに答えた。


「僕が救いたいのは、人の心だけでね。その人間自身がどうなろうが、知ったこっちゃない」


「な────」


 言葉が詰まる。そうしてようやく理解する。この人は、狂っている。同じなどと言うには仕種さんに失礼なほどに。これは、この(いびつ)は、陽苓(ようれい)征司(せいじ)と同じ類のものだ。


 目前の優し気な老人の中身は、明らかに狂っている。他者へ向ける愛情の方向性が普通とは違うのだ。


けれど、そういった人間が居なくては回らない世の中があるのも確かだ。むしろ、頭のおかしな人間にしか救えないものもある。


かつて先生や陽苓征司によって救われた私には、この老人の異質さを糾弾することはできない。


 私の心中を推し量っているのか、先生は私に微笑みかけて、次いで私を指さした。


「僕からすれば、君は強欲だ。心だけじゃない、身体だけじゃない。他者の全てを救おうとする君は、僕のように諦めたものからすれば眩しすぎる。

ああ、君が望むなら警察にでも行きましょう。仕種君を(そそのか)した黒幕だと触れ回ってもいい。どうせもう仕事すらできない、残りかすの命だからね。もうやり残したことを悔いることすらできないのだし」


 そんな風に老人は、半ば自暴自棄な笑顔を浮かべる。私は思考の端から真っ白になるのを感じた。


「…………必要、ありません。仕種さんはあれを、自分の意思で、自分の罪だと言った。なら、あなたの介在する余地はありません。あなたはもう引退する身です。未来にあなたの居場所はない。

……仕種さんの矜持(きょうじ)をあなたのいい加減な(あがな)いで(けが)さないでください」


 無意識に、突き放すようにそう言っていた。しかしこれは私の本心に違いない。たとえいつかの誰かの信念の焼き写しのようなものなのかもしれなくても、今この場で、私の口から出た物なのだから、これは私の言葉だ。


 マグカップを置いた老人は、眉根を下げて組んだ指に視線を落とした。廊下から吹く風の寒々しさのせいだろう。老人は、どこかへそのまま消え入りそうでもあった。


「そうか。責任すら取らせてはもらえないか。それは、少しばかり辛い。居場所はない……か。そうかもしれないね。この病院から出ていく身にはもうなにも残っていない。

──老いぼれは、せいぜい過去の栄光に縋りながら、自分の歪みを墓に持っていける日を待つとしよう」


 上げられた顔に以前のような朗らかな笑みは浮かんでいなかった。これが、他者への愛を歪ませた人間の末路だ。それを目に焼き付けて、私は深く息を吐いた。テレビが丁度、『速報』を告げる。映し出されたのは県の中央警察所だった。


 ……彼女は、自身の責任を果たしに行ったのだ。


 画面の向こうで叫ばれた名に老人が視線を向ける。私は続きを見ずに扉から後ろに一歩、廊下へと出た。頭を深く下げ、永遠の別れを告げる。


「…………さようなら。お世話になりました、先生」


 閉ざされた扉の向こうで老人が何を思ったのか、


 私には、知る(よし)もない。



                 



             第二章 狂気の隆替(りゅうたい) 了


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