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休日と勝負

ここです、ロニエがそう言った所は西の大陸ラシャンの料理を扱う店だった。


「他大陸の料理は食べたことないなあ」


「……ここ、美味しい」


「キョウカも来たことがあるの?」


「……うん」


「早速行きましょう」


店内は如何にも外国といった雰囲気でこの大陸では見ない装飾などがずらりとしていた。

いらっしゃいませ、と言い女給がで迎えてくれた。


女給に連れられて席につき品書きを見ると


「多いな」

肉を中心として穀物を用いた料理など数多くあった。


「ここは種類が豊富でどれも美味しんですよ」

ロニエはどれにしようかな、と品書きから料理を選んでいく。


「キョウカはどうするの」


「私は……これ」

キョウカが指し示したのはかなり量が多そうな肉料理だった。


「大丈夫?結構多そうだよ」


「……大丈夫」


「じゃあ、僕も同じのを頼もうかな」

僕は見かけによらずかなり食べられる方だと思っている。同じく細身のキョウカが食べられるなら僕も大丈夫だろうと高を括っていた……。

─────────────────────────────────────


「げん……かい」

僕は運ばれてきてた時から半分しか終わっていない肉料理を前に屈していた。


「……ごちそうさま」

そう言ってキョウカはあの量の肉料理を食べたうえにデザートまでつけていた。


「キョウカちゃん、いっぱい食べますねぇ」


キョウカは美味しいから、と言って目を閉じた。


(まずい、これ以上食べれない。どうしよう、キョウカに頼もうかな。でここで諦めたら男が廃るよな…)

気合でもう少し食べ進めるも


「キョ、キョウカ、もう少し食べられないか?」


ダメであった。


「……食べられる」


「じゃあ僕の分を食べてくれないか」


「……いいよ」

そう言うと上品ながらも物凄いスピードで食べ進めていく。


「良い食べっぷりですね」


「そうだね」


僕が時間をかけて食べた半分をキョウカはものの十数分で食べ終えた。


「ありがとう」


「いいよ……美味しかった」


「──それじゃあこれで終わりですね。他に食べたい物はありますか」


「いや、大丈夫」

「……大丈夫」


「それじゃあ会計に向かいましょうか」


ここの料理は大盛りであるのにそれに見合わないほどとても安かった。

僕が剣をボロボロにしてしまったお詫びの側面も今回は含んでいるから会計は何とか粘って僕が支払うことにした。


「払ってもらっちゃって、ありがとうございます」


「いいや、僕が払いたかったんだから気にしないで」


「この後はどうする」


「そうですね……服屋でも行きませんか」


「服屋?買いたい服でもあるの?」


首をふるふると振って

「いいえ、イティラ君にご飯分のお返しがしたくてですね」


「別に大丈夫だって」


「キョウカちゃんとコーディネイト勝負もしたいですし」

ロニエがキョウカの方を向くとキョウカも頷いた。


「分かった」


そんなこんなで服屋に行くことになった僕らは足を進めた。


そして僕は服屋の椅子に腰掛けていた。


「コーディネイト勝負なのでイティラ君に合った服を組み合わせて勝負しましょう」


「……分かった」


「それじゃあ時間は三十分、その間イティラ君は時間を潰していてくれませんか」

といった風にして勝負が開始されて僕は椅子に座って時間を潰していた。


(今日一日楽しかったなあ。学校時代に同級生が休日遊んだ話を楽しそうに話していた様子を見ていたけど、こんなに楽しいのならああやって少し騒がしくなってしまうのも仕方がないか)

時を超えて実感する。


この学院に来れて良かったと思う。この学院に入学出来たから色々な新しい経験をして、沢山の困難に遭って、乗り越えて成長することが出来ている。


この経験は将来少なからず僕の役に立つのだろう。だから今しか出来ないことを全力でして、全力で楽しむことが大切なんだと思う。

この学院を卒業したらその先どうするのかも考えていかなくてはならない。その時、僕はアレンやロニエ、キョウカ達と今の様に仲良くしているのだろうか。


そんなことをぼーっと考えていると

「イティラ君、終わりました」

いつの間にか服を持ったロニエとキョウカが目の前にいた。


楽しみだよ、と僕はそう言って試着室に向かった。


「ちらっと見た程度ですけど、キョウカちゃんもかなり本気で選びましたね」


「……うん」


「でも、負けませんよ」


僕が着替えている外で彼女達はそう会話をしていた。


「着替えを終わったよ」

そう言って仕切りを開けると


「私はベストとスウェトアイテムを使ってカジュアルに仕立てました」

ロニエが選んだ服はこういった休日に着やすい、割と軽い感じであった。


「とってもいいね、これ」


「ありがとうございます。次はロニエちゃんですよ」


ロニエがキョウカちゃんはどんな仕上がりなんでしょう、と呟くと

「……スポーツミックス」


僕は着替えて再び彼女たちの前に出ると

「な、なんて纏りの良さ……」


キョウカの選んだ服は僕の同年代に比べるとやや細めな身体に非常に合っていて更にとても動きやすい。キョウカが着ているようなカッコいい仕上がりになっていると思う。


「ぐぬぬ、これは負けました」

ロニエは悔しそうにしてそう言った。


「いや、ぐぬぬって。ロニエの選んだ服も良かったよ」


「じゃあ、どっちの選んだ服の方が気に入ったのですか」

珍しく自棄になって聞いてきた。


「それは……」

どちらも本当に良いと思ったけどどちらか選ばないといけないのなら。


「キョウカのかな」


「やっぱりそうじゃないですか」


その後、ロニエを落ち着かせるのに苦労した。


──服はどっちも買った。

ファッション知識がなので拙い部分があるかもしれません。


二章終了です。

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厨二病が治ったら、可愛くておっぱい大きくて可愛い君に出会えたってマジ?

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