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おしまいのものがたり  作者: stのおっさん
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会った時から思っていた。

この人は、人に優しくできる人なんだ、って。


でも、たぶんそれは違うんだ。


いや、違わなくて、とっても優しい人なんだろうけど。

それと同時に、自分の優先度が、とてつもなく低いのだ。


生きている人達を探そう、って言ってくれたのも、きっと私の為だったんだろう。


悲しいなぁ……。


私はおじさんに、自分を大切にしてほしいと思う。

だって、おじさんがいなくなってしまったら、私はたえられないから。


今はもう、パパやママと同じくらい、大切な人だから。


「……どうしたら、いいのかなぁ……」


壁に背を預け、一人ごちてみる。


声に出してみても、答えが出るわけもなかった。

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