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僕が生き残りを探そうと言ってから、約二ヶ月がたっていた。
肝心のコミュニティだけど、案外簡単に見つかって、探し出すのには一月とかからなかった。
場所は地下鉄内で、地上の災害時の避難所が襲われてしまって、意味をなさなくなった結果らしい。
今僕たちを守りながら、一緒に物資の調達を行っているこの人は坂本さんと言う。
避難誘導を行っていた自衛官らしく、地下での生活で皆が頼りにしている人の一人だ。
「廻さんはバテてるね。水分をしっかり取らないといけないよ。これだけ暑いと脱水が怖い」
そう言うと、坂本さんは廻に自分のリュックから出した水筒を渡した。
「粉末の物を溶かしたスポーツドリンクを入れてある。飲むといい。冷やせるものが無いから、まぁ、温いがね」
出会ってからいつも見せる、ニッと頼もしげな笑顔を廻に向ける。
ただ、その顔はいつも少しもの悲しげでもあった。




