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おしまいのものがたり  作者: stのおっさん
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森 賢吾7

「あつい……」


廻が大きなリュックサックを背にフラフラと歩きながら呟く。

確かに暑い。

天気予報も無いから今の気温もわからない。

見たら見たで気が滅入るかもしれないが、温度計を探しておくのもありかもしれない。


「森さん、建物付近の安全確保が出来ました。急いで物資の回収をしましょう」


そこに足早に戻り、そう告げた男性が一人。

背には同じくリュックサック、手には拳銃を持っている。


「わかりました。廻、急ぐぞ」


「はい、今日もいっぱい持って帰りますよ~……」


ポジティブな言動の筈なのに、顔と言葉が合ってないな。

そんなに暑さに弱いか。

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