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システムバグで輪廻の輪から外れちゃったけど、どうやら他の星に転生したらしいです。  作者: 大国 鹿児


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いよいよ御開帳!

『このメッセージは、君が5歳の誕生日を迎えた時に自動的に配信されるように設定されています。

元気にしてるかな? 君も楽しみにしてるであろう便利グッズが開封できる時が来ました。プレゼントボックスに入ってるよ。サモン・ボックス! って叫ぶと目の前に現れます。基本的に、すべてのグッズの使い方は、プレゼントボックスを開けた瞬間に君の脳にインストールされるよ。だから使い方が分からないという事はないはずだよ。プレゼントボックスを開封したら、中身は全部出してね。開封してから地球時間で24時間でボックスは消えます。ボックスはリサイクルするから返してもらいます。開封時は出来るだけ人の居ない所で開けてね。見つかると色々と大変だから。あとは好きに使って好きに生きてね。それじゃ良い人生を。   


 追伸

 次のメッセージは、多分7歳ぐらいかな?

                           君の心の友より 』                                                                         

 

 心の友って……お前はジャ〇アンかよ! 

 追伸って…多分7歳ぐらいかな? って…、てきとーすぎるだろ、おい!


 ま、それはいっか。

 本日のお楽しみは、何と言ってもプレゼントボックスなのだ!

 う~~む、人の居ない所なんてあるかなぁ?

 便利グッズはめちゃ楽しみにしてたけど、なかなか一人っきりになれる場所って無いから、すぐに開けるのは難しいかな?

 まず自分の部屋の中は駄目! 何時両親が来るか分かんないし。

 まぁ、そりゃそうだよね。

 自分の子供の部屋に入るのに、わざわざノックをして返事を待ったりなんて、愛するパパンもママンも絶対にしてくれるはずない(断言)!

 待ちに待った便利グッズだから、すぐにでも開けたいっていう欲求が今にも天元突破しそうだけど、もうちょっとだけ我慢しなきゃだな。

 本当に有るかどうかも分かんないまま5年も待ったんだから、それが有るってわかって、開けれるとわかった今なら、もうどんだけでも待てるってもんでしょう!

 そうと決まったら、マイ スィート シスター、コルネちゃんを今は思う存分に愛でましょう! それがいい! そうしましょう!



 神様からのメッセージを見てから、もうすぐ一か月半が過ぎようとしいう。


 あのメッセージ通りに人の居ない所を探したが、結局見つから無かった。

 なので、自分で造る事にしたのです。


 我が家の裏にはちょっとした林があるのだが、俺は家をこっそり抜け出してコツコツと秘密基地を作っていた。

 秘密基地ってなんかワクワクするだろ? 子供の頃に段ボール箱とかで人目に付かない所に秘密基地を造った事がある人も多いはずだ!

 何を隠そう、俺も近所の橋の下に造ってたのだ。

 言っとくけど……住んでたわけじゃないぞ。

 当時、仲の良かった男友達と拾ったエ〇本をゲフンゲフン……とにかく秘密基地って響きはワクワクするぜ!

 結構時間がかかったが、それがようやく昨日完成したのです。


 この世界に段ボール箱なんてものは無いから、材料は拾った枝や葉っぱ。

 それをいい感じに組み合わせて、中は大体二畳ぐらいのスペースを確保。

 パッと見た感じ、カモフラージュになっていて、俺の秘密基地だとはわかるまい。

 いや、俺…5歳児だぜ? めっちゃ頑張ったと思わない?

 地球だったら幼稚園児だぞ? 幼稚園児が秘密基地を一人で自力で造れるか?

 無理だろ? そうだろう、やっぱそうだよな!

 うん……俺ってやっぱ天才! 自画自賛。


 精神年齢は、前世と合わせてアラフィフだけど…。

 


 お部屋から廊下をキョロキョロ…誰も居ませんか?

 廊下から台所をキョロキョロ…誰も居ませんね?

 裏口からお外をキョロキョロ…うん、誰も居ない。

 右見て左見てもう一回右を見て…確認おっけー! 

 それでは、俺自慢の秘密基地へ LET'S GO!


 枯葉でカモフラージュされた入口から秘密基地へと身を滑り込ませた俺は、深呼吸を一つ二つ…グェッホングェッホン! ちょい埃っぽいな、ここ。

 まさか、花粉かダニか!?

 前世ではアレルギーなんて無かったけど、こりはちょ~っと心配である。

 ちょこっと掃除すんべ。


 っと、いくら掃除してもきれいになったかどうかはわからんけど、それはいい。

 ゆっくり深呼吸を繰り返して、まずは気を落ち着けてっと。


 Ladies and Gentlemen! いよいよやってまいりました、本日のメインイベント!

 では、早速いってみましょう!

 神様のメッセージに従って、さぁ皆さん一緒にご唱和ください! 

 

「サモン ボックス!」


 すると唐突に目の前に、ドンッ! と音を立てて巨大な箱が落ちてきた。

 危ねーじゃねーか! もちょっとこう…光があふれるとか空間が歪むとか、普通は何某かの演出があるだろうが!

 箱の下敷きになったらどうするつもりだ? また死んじゃうぞ、俺!

 ま、まぁ…今回は無事だったから、それは良しとして。

 落ちてきたのは箱の見た目は、まんま海賊とかの宝箱。

 そういや、どっかのRPGに出てくる宝箱もこんな感じだったな。

 ん~~~~? カギは掛かって…無いっぽい。

 うっし! んじゃ、いよいよ御開帳!

 宝箱を開けて中を見てみますか……ん? んん~~?

 開けた瞬間に、頭に流れ込んでくる目が回るほどの多くの情報。

 うがががががぁ! ってお決まりの頭痛が来ることも無く、今まで知らなかった事柄がどんどん流れ込んでくるだけ。

 ああ、これが神様の言っていた便利グッズの使い方のインストールか。

 あんまり情報量は多くないけど、まさかまだ神様なんか隠してる? 


 箱の中にはピンポン玉ぐらいの光る球? がコロコロと入っていた。

 その内の一つを手に取って、よっく見た。

 うん…インストールされた情報から想像した通り、ガチャガチャのカプセルだね。

 100円入れてガチャガチャってハンドル回す、あのよく店先で見かけたやつ。

 いや~子供のころは良くやったな~昔は10円とか20円とかだったんだよなあ……って、神様、なんだよこれ! わざわざカプセルを入れる意味がわからん!

 

 俺にインストールされた情報の中に使い方あるかな…あ、もしかしてこれかな?


【このエネルギー変換カプセルは、君の願望を形にします。ただし例外あり】

【君が使い方を知っている物なら、現実世界に無い架空の物でもOK】

【架空の物の場合は、イメージ力によってその能力が変化します】

【君が正しくイメージを思い浮かべながらエネルギー変換カプセルを開封すれば、それが具現化します】

【この星に存在する物や貴金属類の様な換金率の高い物は作ることはできません】

【エネルギー変換カプセルは、開封前であれば願望の変更は可能です】

【このエネルギー変換カプセルは、君にしか見えないし触れません。譲渡は不可。但し例外として開封後に具現化された物に関しては、この制限は適用されません】

【その他の詳細のご案内は、その都度ナビゲーションが行います】

 

 ほうほう、これは何か形の有る物を作り出すカプセルって事ね。

 なるほど…確かにこれは便利かも。

 願望は何でもいいって訳じゃないのかぁ。

 前世で使ってた物かその使い方を知っている物なら、フィクションでも可?

 形にできない物は、お金とか金銀パールとかの事だろうか?

 ひのふのみの……カプセルは全部で五個。

 問題はこの星にある物は形に出来ないって事だけど、この星の事って実はまだあんまり良く知らないんだよね。

 まずはこの星の事をもっと知らないと使えないな。

 ナビが有るらしいから、無駄にカプセル開ける事も無い安心設計みたいだけど。

 んで、カプセルのままなら誰にも見られないか……じゃあ部屋に転がしとけるな。


 よし! でも、とりま一個だけ使ってみよう。

 これは絶対にこの世界には無いはずだしな。

 願うのは、転生物でありきたりなスマホとかPCじゃないぞ。

 いや……いずれはそれも欲しいけど、俺だけ持ってても仕方ないだろ?

 そもそもネット環境も無いこの世界で、そんな物持っててもしょうがねぇ!

 最初に創るのは、子供の頃に男の子なら誰でも一度は夢見るアレだよアレ!


 俺はカプセルを握りしめ、強く強く強く願った。

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