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22話:日本のパソコンとオーディオの進化1

 1982年には拾得した1億円のうち3690万円でマンションを購入したことが報じられた。1989年に川崎市高津区の竹やぶで1億円を拾われる事件「竹やぶ騒動」が、起きた時に、「拾得物評論家」としてマスコミに登場したこともある。


 しかし、1億円もの大金の落とし主が、現れないのは、不思議だと、騒がれた。しかし、企業の裏金、政界の裏金、相場資金、麻薬取引金など犯罪と関連があるために、落とし主として名乗り出ると資金の出処を警察に明かさなくてはならない。


 そのために、名乗り出られなかったのではないかと、噂された。また風呂敷は証拠物件として警察が保管した。ちなみに、鑑定に出された指紋が検出されている。


 そして、1980年代に、株投機「仕手筋」集団「誠備グループ」を率いて「兜町の風雲児」と呼ばれた相場師のKさんの名前が、週刊誌にとり沙汰されたりして、テレビの番組でも話があがった。

 

 その他に、大手運送会社の会長、政界のフィクサーと呼ばれた政治家T氏の名前も浮上したが、警察関係者から、情報が、出ることは、一度もなく、いつの間にか、世の中の話題から、消滅していった。


 1982年には16ビットCPU「中央演算プロセッサー」を採用して長くベストセラーとなったPC9800シリーズが登場した。PC9800シリーズは、BASIC言語レベルにて従来の8ビット機と互換を持たせる方法を採った。


 その他の「主にビジネス向けの」国産機も16ビット化が、始まった。既存の8ビット機でも16ビットCPU搭載の拡張カードを発売した機種もあった。ここで、IBMPCが採用したPCDOSのOEM版であるMSDOS


 それに、8ビット時代からのOSであるCP/Mのどちらを採用するかといった問題が起こった。後者を選択したメーカーも三菱電機、富士通など複数社が存在した。


 しかし、1983年にIBM PC/XTで、PC/DOSが、採用されその日本語OEM版であるMSDOS2日本語版が登場するとほどなく市場を制した。その後は、MSDOSを採用したPC9800シリーズの独走態勢となった。


PC8001の様な8ビットパソコンと違って黎明期の16ビットパソコンは、そのターゲットが、法人中心であり、かつ高価だったこともあってPC9800シリーズも含めて家庭用としては、まだ普及しなかった。


 しかし、一部のパソコン「当時は、マイコンと呼んだ」のマニアは、夏と冬のボーナスを使って、でもPC9800を購入した。その後、1990年頃には、富士通からFM・TOWNSのように日本国産機も32ビットCPUを採用する機種が現れた。


 さらに、このFM・TOWNSには、640MB「メガバイト」のCDが搭載。当時の3.5インチが1.44MB「メガバイト」であるから、CDには、その444倍の容量がある。それにより優れたゲームやソフトが使えたのである。


 これをわかり易く例えるとスピードで言えば、グライダーと戦闘機、大きさ「容量」で言えば、グライダーとジャンボジェット機ぐらいの差なのであり、マニアは、目を見張った。


 その後、CDが、レーザーディスク、MD、DVD、ブルーレイへと進化していくのである。おっと、時代が進み過ぎたので、パソコンの話は、これくらいにしておこう。


 雨宮は、こういう先を見透す能力に、異常に優れていたのだった。そこで、将来、金を稼いだら、自分の可能性を思いっきり試したい。また、自分が知らない世界の国々を旅行したいと夢見るようになった。


 この話を雨宮が、奥さんに話すと、それは、面白いわねと言い、私たちで、土日祭日は、子供達の進学塾をして、平日は、中高年ための趣味としての

CD、オーディオを活用した音楽鑑賞、レーザーディスクでの名画鑑賞の方法を教えたいと考えた。


 そして、将来、パソコンの時代が来るから、その時に、パソコンの活用法なども教えてあげれば、人生の幅が、広がるのではないかと奥さんに語りかけると、そうね、人生って、思っているほど長くないから、良いかもしれないわと同意してくれた。


 雨宮は、特に、1982年に登場したCDの音の良さに感動していた。そして、この頃、第二次オーディオブームと呼ばれた。このデジタルCDが、きっと、映像にも応用されるに違いないと踏んでいた。

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