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手乗りネコ耳少女観察日記1 2014年2月7日

とある診断メーカーからヒントを得て、半ば衝動的に書きました。

世界史のほうもきちんと完結させますので、ご安心ください。

(誤字脱字等、ありましたらご一報ください)

手乗りネコ耳少女観察日記1 2014年2月7日


帰宅するとアパートのドアの前に何やら小包が置かれていた。

 差出人などは一切書かれておらず、中身も謎だ。

 持ち上げて見るが、重くも無く軽くも無く、なんとも微妙な重さであった。

軽く振ってみたが、全く音はせず、ずいぶんと丁寧に梱包されているようだ。

 中を確認した後、警察へ届けようと思い、一度小包を持って部屋へ入った。さして広くも無い、1DKの部屋だ。

荷物を下ろし、小包を丁寧に開けてゆく。

中には、緩衝材に包まれた、一周り小さな白い箱が入っていた。

 緩衝材を取ってみるが、箱の材質は分からない。

 触ったことがあるような、無いような。

 印籠箱、と言うのだろうか。

 上下を気にしつつ、ゆっくりと箱を開けてゆく。

まず目に入ったのは、大量に敷き詰められた脱脂綿。

 どうやら相当大切なものが入っているらしい。

 このまま警察へ届けた方が良いのではないか、という考えもあったが、ここまで厳重に梱包されるほどのものとは、いったいどんなものなのか、という好奇心に負け、再び箱を開ける。

 上蓋を完全に取った時、目に飛び込んできたものは予想外のものだった。

 いや、これをものと呼んで良いのかすらも分からない。

 とにかくそこには、真っ白な脱脂綿に包まれ、真っ白なパジャマのようなものを着ている少女が、小さな寝息を立てて横たわっていたのだ。

手元に計測道具が無いので大きさは分からないが、手乗りサイズ。

 それに、純白の髪に隠れてしっかりとは見えないが、恐らく、本来耳があるべき場所に耳が無く、変わりと言わんばかりに頭の少し低い位置に、これまた純白の毛に覆われた、ネコのような耳が二つ、ついていた。

さらにもう一つ、少女の背中から覗いているそれは、本来人間には無いはずの、これまた純白の尻尾が揺れていた。

 どうしようか。

 本当にどうして良いか分からない。

 が、この時、ふと、手の上で眠る純白の少女を箱から出し、自分の手の上に乗せて見たいと思った。

 慎重に純白の少女を箱から取り出し、決して大きくない自分の手のひらの上へ。

 やはり小さい。

 手のひらに乗せると、より小ささが際立つ。

 はたしてこれがなんなのか、普通は疑問に持つべきなのだろうが、この時の自分は、もうとっくにそんなことは考えられなくなっていた。

 と、不意に純白の少女から寝息が聞こえなくなったことに気づく。

 見ると、純白の少女は、自分の手の上で上体を起こし、まだ眠そうにこちらを見ている。

 どうして良いか分からない。

 とにかく、この純白の少女に触れて見たいと思った。

 人差し指を差し出す。

 純白の少女は、差し出された指先をじっと見つめている。

 純白の少女は動かない。

 優しく、純白の少女の頭に触れて見た。

 すると、驚いたのか、ネコのような耳が、ピクッっと動き、次の瞬間、指先を犬歯で噛まれてしまった。

 予想以上に噛む力は強く、危うく少女を取り落としそうになったが、何とかこらえる。

 指先は少し出血してしまったようだ。小さな歯型が二つ、ついていた。

 一旦冷静になり、少女を部屋の机に下ろす。

 少女は、威嚇、なのだろうか、明らかに怒ったような表情でこちらを見ている。

 しばらく手を出さずに様子を見ていると、少女が自分のお腹を撫で出した。

 どうやらお腹が空いたらしい。

 特に何を上げて良いのか分からず、とりあえず煮干しを与えて見た。

 少女は、匂いを嗅いだ後、小さく一口かじった。

 が、どうやら口に合わなかったらしい。

 それ以上は食べようとしなかった。

 米を与えてみるが、こちらは一口も食べない。

 とにかくこのままではかわいそうなので、ペットボトルのキャップに水道水を入れ、少女に差し出した。

 とにかく水は飲んでくれたようだ。

 しかし、いつまで水だけと言うのもかわいそうだ。

 そこで、近くのコンビニでキャットフードを買ってきた。

 一粒与えてみた所、匂いは気にいったようだ。

 しかし、一かじりすると、吐き出してしまった。

 味はお気に召さなかったらしい。

 次は猫缶を与えてみた。

 食べたことには食べたが、あまりおいしそうではない。

 もう少し人間的な、シーチキンを与えてみた。

 おいしそうに一口目は食べていたが、どうやら脂っぽかったようだ。

 どうにもこれ以上試すアイディアも思い浮かばず、パソコンを立ち上げ、様々な食べ物の画像を開き、少女に見せてみた。

 すると、果物に興味を示したようだ。

その中でも特にリンゴが気になるらしい。

 またコンビニへと走り、リンゴを買って急いで戻る。

 リンゴの皮をむき、小さくカットして与えてみた。

 おいしそうに食べている。

 小指の先ほどの大きさのリンゴを食べ終えると、満足したのか、その場で眠り始めてしまった。

 夏なら良いのだが、今は2月、外には雪も降っている。

 パジャマだけでは寒いだろう。

 とりあえずタオルでくるんでやった。

次は服をなんとかしないといけないようだ。


何かイベントごとに更新していければいいなと考えております。

作中の日付は書き始めた日時だったりそうでなかったりと、あまり意味はありません。

今のところ、これと言って決まったエンディングは決めておりません。

のんびりとやっていきたいと思いますので、どうか生温かい目で見守ってください。

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