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お前みたいな召喚者がいてたまるか!  作者: 焼ミートスパ


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83 勇者、孤児たちを引き取る

「さあお腹も一杯になったことだし、帰ろうか」


そう言って孤児たちを連れて帰ろうとしたら


「「「「「まてまてまて」」」」」


市場に居た人間達が止めに入った




こいつ何勝手やってるんだ


そんな感じだった




いやなぜ勇者おれが仕切る、かね?




だから言ってやった


「いやだって今まで誰も孤児のことを考えなかったみたいだし?」


「ほら可哀そうにこんなに痩せている」


「服なんてボロボロじゃん」


勇者おれが何か言うたびに市場にいた人間の顔色が変わっていった




そりゃ口先だけの偽善者だって言外に言われたら、まっとうな人間ならば恥じ入るだろう


・・・それが判っていてやっている勇者おれは結構いい性格をしていると思う






もちろん


「おや(市場に居る人達は)血色がよくって健康そうですね」


という嫌味もついでに言っておいたのは勇者おれクオリティ




いい性格をしている?


いや~それほどでも





「もちろん困っている孤児たちに朝昼晩と三食食べさせてやりたいっていうのなら止めないよ」


とは言っておいた


だってこう言われたら食べさせない訳にはいかないじゃん?





もちろん1回でも食べさせなかったら「この非々人!」って指さして叫んでやる気満々だ


これから孤児たちが大きくなるまでの長い時間、頑張って食べさせてやって欲しいものだ


もちろん市場の外や海辺など他の場所にいる孤児たちに関しても、だ





勇者おれのことを人質になった宿の看板娘を助けなかった酷い奴!


などと非難するほど立派な人間なのだ


孤児の5人や10人、いや100人くらいか、助けるなんて楽勝なことだろう(にやり)





という訳(?)で孤児たちを町はずれのあばら家に連れていった


・・・孤児たちが放棄された家に勝手に住み着いているって言ったから、宿に泊まれない勇者おれは同居させて貰うことにしたんだよ




金があっても宿がない勇者おれ


(勝手に住み着いている)家があっても食べ物がない孤児たち


まさにWin-Winの関係だと言える

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