表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
21/21

第21話 目覚める獅子


「あんなにやばかった奴が巨大になったらヤバくねぇ?」

「言葉遣いが気になるがそれに関しては同意だ」

「だけどさっきみたいにマイナスが操ってるんじゃないの?」

「多分そうだと思うよ~。まぁ近くに姿が見えないからどこか遠くで安全に操ってるともうけどね~。それに今は近くにプラスもいると思うし」

「とにかく今はこのハカイダーを止めないと!このままじゃ街が滅茶苦茶になる!」


 ゴジューアニマルに乗り込んだ5人は巨大化したマリオネットハカイダーを向き合っていた。ゆっくりと動き出したハカイダーに警戒するが、ハカイダーの動きはゆっくりと動き隙だらけだった。


「どういうこと?凄いゆっくりだけど」

「もしかしたらマイナスが近くにいないから操作精度が下がって、動きがゆっくりになったのかもしれない」

「ならチャンスだ。あのパワーさえなければ大分有利だ」

「よっしゃ!このまま一気にアイツ倒そうぜ!」

『皆さん聞こえていますか?』

「美咲さん?どうしたんですか?」


 突如岬から通信がきたアニマルジャーたちは動きを止める。そして美咲は話始めた。


『実はゴジューアニマルは更に強くなるんです』

「そ、そうなの!?」

「びっくりだね~」

『今、皆さんのところにウルフが向かっています』

「ワオーーン!!」

「噂をすれば、だな」


 ゴジューアニマルのもとへ聖獣ウルフが駆け付け、そのままハカイダーに攻撃を喰らわせた。いきなりの攻撃にハカイダーは体勢を崩し尻もちをついた。


『皆さん!聖獣ウルフと合体してください!ゴジューアニマルは更に強くなります!!」

 

 美咲の言う通りに聖獣ウルフとゴジューアニマルが合体する。ウルフが鎧のようにゴジューアニマルに合体していく。


「完成!!ゴジューアニマル・ウルフアーマー!!」

「おおおおーーーー!!!!かっけぇー!!」

「凄いな。まさかウルフにこんな力があるなんて」

「力がみなぎってくる!このまま行こう!」


 ウルフと合体したゴジューアニマルのパワーアップ形態、ゴジューアニマル・ウルフアーマー。ウルフが鎧となりゴジューアニマルの攻撃力と防御力を飛躍的に上昇させている。攻撃してくるハカイダーの拳も軽々と片手で受け止めた。そしてもう片方の手のウルフの爪でハカイダーに攻撃を喰らわせる。攻撃の衝撃でハカイダーが後ろに倒れこんだ。


「みんな今だ!!」


 獅子王の掛け声とともに必殺技を放ったゴジューアニマル。必殺技の前にハカイダーはなすすべなく倒れた。




 ****




「実験終了、ですね」

「申し訳ございませんプラス様…」

「まぁいいです。最初からあまり期待してなかったので。あくまで今回は実験。それでどうでしたか。大きな生物を操る感覚は」

「大きなものを操るのは少し難しいですがそこまで問題はありません。やっぱり距離があると操るのが格段に難しくなります」

「なるほど。距離、ですか。なら本番は問題ないですよね。マイナス」

「もちろんです。プラス様」




 ****




「それにしても今回のハカイダーたちは何が目的だったんでしょう」


 戦いを終えアジトに戻ってきた5人。今回のハカイダーの行動について話し合っていた。


「ってかなんで山門はマイナスがハカイダーを操ってるって分かったんだよ」

「確かに!ねぇどうして?」

「なんか体の動きがかくかくしてたんだよねぇ。それに2人一緒にいるのに一緒に戦わないなんておかしいなぁって思って。それでもしかしたらマイナスがハカイダーを操ってるんじゃないかと思ったんだぁ」

「意外と頭脳はなんだな象谷」

「いやぁ照れちゃうねぇ」


 照れると言いながらいつもの調子で頭を掻く象谷。話を聞きながら美咲はモニターに先ほどまでの戦いの映像を映し出した。


「これはさっきの戦いの映像?」

「はい。象谷さんの言う通りマイナスがあのハカイダーを操っています。そこでマイナスがどうやってあのハカイダーを操っていたのかを調べてみました」

「それで何か分かったんですか美咲さん」

「はい。どうやらマイナスは微弱な電気を操るようです。微弱な電気がハカイダーの脳信号に作用し操っていたみたいです」

「なるほどなぁ。電気クゲっているもんなぁ」

「海斗さん。電気クラゲは実は電気を発しないんですよ」

「え!?そうなの!?」

「まぁそれは置いといてだね。美咲本題を」

「はい。司令」

「本題って何ですか美咲さん」

「実は少し前に残り3体のうちの1体、聖獣レオンの信号をキャッチしました」


 美咲のその一言で一気に緊張感が走った。美咲は5人全員が自分に視線が向いたことを確認し説明を始めた。


「ですがキャッチした信号はとても微弱なものでレオンがどこにいるかまでは特定できませんでした」

「微弱なのによく分かりましたね美咲さん」

「普通なら気づかないくらい弱いものでしたがウルフが気づいてくれたのです」

「不思議なこともあるんだねぇ」

「仮説ですけど聖獣同士は仲間の信号に敏感なのかもしれません」

「それでレオンはどこにいるの?」

「それが…信号があまりに微弱でどこにいるかまでは特定できませんでした……」

「えぇ!?じゃあダメじゃん!!」

「で、ですが今まで眠っていたレオンが信号を送ったということは目覚めたということは確かです。いつか姿を現してくれるはずです!」

「美咲の言う通り。そしてレオンが現れるということはウルフの時のようにハカイダーとの奪い合いになる。みんな引き締めていこう」


 司令の言葉で全員の身が引き締まる。だがアニマルジャーは聖獣レオンが既に敵の手に渡っているなど考えもしてなかった。レオンが送った微弱な信号。その正体は自身に対するSOSだったことさえ気づいていなかった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ