ヒイラギ
白い大きい室内・・・・
「さて」
「ヒイラギ」
マントとマスクをしたまま・・・・・
ヘルガは伝えてくる・・・・
「?」
「出て来なさいよ」
「居るのでしょう?」
俺の陰が人形に成る・・・・・
「・・・・・・」
「ナルを愛しているのだと」
ヘルガはビクンと・・・・
「・・・・・・・・・」
「ふー」
「すー」
落ち着けようと深呼吸・・・・
顔は恥ずかしさで真っ赤に・・・・
「ふぁいして」
「「・・・・・・・・」」
ヘルガはでも上手く喋れず・・・・
更に真っ赤に・・・・・
可愛いい・・・・・
陰と俺は頷く・・・・・
「ヒイラギ?」
「隠しては置けないね」
「君は彼から摘出した念を」
「僕の内で育て」
「出来ればナルとして生きて欲しかった」
「身勝手な願いね」
「本来なら子として産みだすのが妥当な所」
「ナルとして生きて居るように見せかける為」
「自身の体を与え」
「鳳凰計画をでっち上げた」
ヘルガはビシッと構え・・・・
ヒイラギママ?は・・・・
「鳳凰計画は僕も知らないよ」
「父さんに」
「ゲンブ・ヒイラギに尋ねれば」
「ヘーレン・カイザーの方じゃないと伝わらないか」
俺は陰に尋ねる・・・・・
「名前ではない?」
「苗字だよ」
「ヒイラギは」
「僕はシュウ・ヒイラギ」
「ナルは頑丈だねー♪」
「揺らぎが一切ない」
「個が確立してる」
俺は褒められてる?
「なら」
「うん?」
「頭撫でて」
陰は色ずき・・・・・
褐色赤い瞳の黒い長髪の黒いドレスの・・・・
「ほおーーーーー」
「ええこやええこや」
「めんこいのめんこいの」
妖艶な美女に・・・・・
蕩けた表情で俺を抱き頭を撫でまくる・・・・・
「次私が」
ヘルガがマントとマスクを消し・・・・・
「ヘルガー」
「狙ってるの妻だよねー」
「母は僕に譲ろうよ」
「ふぁいは」
「愛は」
ヒイラギママが通訳・・・・
ヘルガは顔を真っ赤に染めて・・・・
「奪いあう」
ヒイラギママが否定・・・・
「いいやいや」
「共有するものだよ」
「ヘルガの方が理解出来るような」
「ヒイラギママ?」
「母か僕が母に」
ヒイラギママは嬉しそう・・・・・
どうしよう・・・・・
「で息子よ」
「何かな?」
「どうして魔王軍を」
「ペットのみゃー君」
「父さんに踏まれたから」
「腹いせに」
「父さんの大事なものを苦しめようと」
平然と喋るヒイラギママ・・・・・
「いやーやって良かった」
「こんな幸せが」
「僕に♪」
「「・・・・・・・・・」」
理不尽・・・・・
でも・・・・・・
「ママ俺もー♪」
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