#00 国一番
初めまして。初投稿です!
不慣れなところはありますが、楽しんでいただけたら幸いです!
あるところに一人の淑女と一人の紳士がいた。眉目秀麗。成績優秀。品行方正。
まさに誰もが羨む姿を成し得ていたのであった。
故に、二人はこう呼ばれていた。
淑女の方は『国一番の淑女』。
紳士の方は『国一番の紳士』。
舞踏会でも、二人は他に類を見ない人気である。
歩いていれば観客を身惚れさせ、微笑む姿には羨望の眼差しが注がれる。
しかし、二人の話題が社交界での噂に絶えないのはただ、二人の完璧具合だけではない。
常に一緒に在るからだからだ。
月に二度ほどの頻度で行われる、社交界には出席するもしないも自由である。故に、日時によって面子が異なる。
しかし、二人が出席する日時は絶対に被るのである。二人が初めて出席した社交界の日から欠かさず。
それだけでない。他にもありとあらゆる場面で…。
それは、また別の機会に語ろう。
当然と言うべきか、これに興味を持った貴族たちは噂をする。
二人とも妙齢の男女であるが故、もちろん、婚姻についてのことである。
二人の関係が如何なるものなのかと。
何はともあれ、噂が絶えないのである。
これはそんな二人の話だ。
最後まで見てくれてありがとうございます!
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