第8話 先生
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「あら?」
まずい、気づかれた。
絶対変な人だと思われてる!
逃げようかとも一瞬考えたが、これほどの魔力量。
実力者に違いない。
逃げられないかもしれないし、ここは正直に言ったほうがいいだろう。
「こんにちは」
できるだけ平静を装う。
「あぁ、お子さん?ちょっと待ってね」
優しそうな声でそう言った女の人。
少し焦っているのだろうか?
それとも、こちらが思い込んでいるだけだろうか。
サッと素早く棚に手に持っていた本を押し込む。
こちらにくる時、床のカーペットに躓いて転びかけた。
、、、やっぱりちょっと焦ってるな。
「あはは、、、ごめんね。それで、私に何か用?」
苦笑まぎれに話しかけてきた。
「いえ、さっき魔力探知の練習をしていたのですが、すごい魔力量を感じまして。」
「魔力探知」
と、私が言った時少し女の人が過敏に反応したのは多分気のせい。
「あぁ、、、えっと。魔力は消していたのになぜわかったのかしら?」
え?消していた?そんなはずはない。とても派手に探知に引っかかったんだから。
でもそうか、、、ミアたちは常に魔力探知の網を張っているらしい。
と言うか、それが基本なんだとか。
それを踏まえて考えてみれば、こんなに魔力量が多いのにミアたちが気づかないはずがない。
勘が鋭いステラでさえ気づかない。
店員さんも気づかない。
シアンも、フェルノも。
お客さんも。
誰一人この女性が、とてつもない魔力量の持ち主だと言うことに気づかない。
「あの、お嬢さんってもしかして『魔力変化』?」
「はい、そうです。属性はまだ分かっていませんが。」
すると、不安げだがなぜか納得したような様子で
「だからか、、、」
と呟いた。
「じゃああなた『達』は零クラスの生徒さん?」
「はい、、、えっと『達』ってなんですか?」
まさか、、、
「違ったかしら?あと、、、2、、、3人いると思うんだけど。」
「そうですけど、なんでわかったんですか?」
「私は人並みには魔術ができるからね。ところで、零クラスって先生がいないのよね?」
「はい、そうですけど。」
それがなに?
「なら、私に先生をやらせてほしいのよ。」
「えぇ!?いやでも、今日会ったばっかりですし、、、」
零クラスを担当したい人なんかいないと思ってた、、、
「ダメかな?」
「いや、むしろ嬉しいんですが、、、」
「そお?じゃあ今日からよろしくね!」
!?!?!?!?
いやいやまじで言ってる?
「あ、私はセレナ・セルスティア。人並みには魔術はできるわ。」
セレナ、、、セルスティア?なんか聞いたことがある気もしなくも、、、ない、、、か?
そのまま成り行きで4人とも合流し、そのまま学校に戻り、、、
成り行きのまま私たち零クラス生徒の先生となった。
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