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スマホから落ちたらボス部屋に召喚されてしまいました  作者: 神取優
オークダンジョン
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第50話 対オーク ラストボスその4

 「オレンジです。」


 「左右、赤に変わりました。来ます。」


  俺に左ボスの剣が振り下ろされる。お姉ちゃんから貰ったランスが大きな金属音で答える。足踏み式の回転砥石を見つけた俺は、折れた穂先をきれいに研いでやった。そのお礼にもらったランスは、大きな洋傘をつぼめた格好をしている。切っ先を鋭利に研ぎ出し、手元の柄を短く切り落とし重量を軽くした。それでも長時間振り回す事は出来ない。再び振り上げられた剣、その隙にランスを腹に突き刺す。『ギョ』としたような顔、傘が刺さると思っていなかったのか?しかし、なんだこの脂肪は、勢いで突っ込んでも内臓まで到達しない。左ボスの動きが一瞬止まる、ゴブミのチェーンが腕を固定したのだろう。対魔法で、直ぐに開放される。振り下ろされる前にランスを引き抜き頭の上へ、再び金属音が響く。


 隣では、お姉ちゃんの槍を振り回す音が、まだ慣れていないのか少し動きがぎこちない。穂先が刀剣状だと滑りやすくないか?と言ったら、穂先が三角錐状の槍を使うと言う。物置からのこぎりを見つけ、お姉ちゃんに合うように柄を短くした。さらに三角錐の先端を鋭利に削る、これで十分戦えるだろう。

 基本、槍と中剣では、リーチに差がある。ただ、単に突き刺しても脂肪が邪魔をしてHPを削る事が出来ない。今もお姉ちゃんの槍が突き刺さったが、剣の届かない位置では・・お姉ちゃんの人差し指が一瞬立つ・・2%程しかダメージを与える事が出来ないようだ。50回繰り返す前に、反撃されるか、スタミナ切れを起こし撤退する事になる。やはり、距離を取りダッシュで突き刺すしかないだろう。剣で切り刻む方が簡単なのだが、明らかにDEX不足、二人ともレザーアーマーを切る事も出来ない。

 お姉ちゃんが後ずさりする、このタイミングで勇気の矢が襲い掛かる。矢に集中する右ボス。避けた時、槍が腹に刺さる。しかし、脂肪が邪魔をして致命傷にならない。今度は、親指 今ので15%減ったようだ。勇気の矢が刺さっても数%程しかHPを減らす事が出来ないが、正確無比な矢は 確実にレザーアーマーの隙間を狙ってくる。こっちの方が危険だと本能が知らせるがお姉ちゃんを無視する事が出来ない。


 俺は、足を狙う。前屈みになった所を振り上げもせず剣が振り下ろされる。ゴブミの勢いをつけたチェーンが剣に絡まり、軌道を変える。俺の直ぐ脇で石畳から金属音が・・足を狙うのは止めよう・・

 俺が致命傷を与えるのは、無理の様だ。体力勝負なら負けるのは目に見えている。さて・・


 俺が、苦戦していると・・

 「「やった!」」双子の声。見ると右ボスが霧化している。勝ったのか?

 双子は、中央ボスに向かう。こいつは、左右のボスと違い肉体派でなく魔法系の様だが、チェーンの対魔法しか使っていない・・なぜ?

 俺は、見ていた・・右ボスの霧が 一筋の霧となり 中央ボスの後ろで纏まる。人型になった霧は、右ボスと復活する。右ボスの復活を見た双子は、後ろに下がり距離をとる。

 

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