第49話 対オーク ラストボスその3
再度、門の前で車座になり作戦会議。不思議なのは、何故門まで追ってない?勇気の回答が正解なのだろう。
「こちらの色が見えるのかも知れません。」
「色って?俺は、戦う意思が無かったから『青』。ゴブミは、戦闘するつもりがないが介入するので『オレンジか黄』。お前達は、戦う気満々なので『赤』か?」
「そうでしょうね。」いやにクールな勇気。
「だとすると、逃げる時は『青』だから無視された?」
「そうでしょう。」
「だとして、何故3匹しかいない?」
「それだけで十分なのでは?」
「確かに。」
また戦うにしても、双子とゴブミのサポートだけでは、無理だろう。詰まったか?
額にしわを作り、お姉ちゃんを何気なく見る。
「お姉ちゃん。その槍を見せてくれる。」
「穂先が折れている。レザーアーマーは、黒光りするほど表面が油でコーティングされていた。これでは、少しかわされただけで滑るだろうな。他に槍を持っているか?」
お姉ちゃんの前に5本の槍が並んでいる。『穂先の掛けた使い慣れた槍』『穂先が三角錐状の槍、ただ長いので使えないと言う』『ランス、円錐状の穂先に柄を付けた槍』『銛が先に付いている槍』『三叉の刀剣で刃状の槍』色々あるな。
「勇気は、どうなんだ?」
「この矢は?」気していなかったが、かなりお粗末な矢だ。
「初期装備の100本が無くなったので、ゴブミの収集品から木をもらって作ってる。」
「・・・よくこれで当てているな。」
「なれだよ。」なれってなんだよ。かなり凄い事をサラッと言う。
「宝箱から出ないのか?」
「出ても数が少ないから直ぐなくなるのだよ。」
「そか。」
そう言えば・・9階の俺が挟まれた隙間の部屋、片方は宝箱があったが・・もう一つは物置だったな、いろんな物が雑多に積まれていた。俺達は、それぞれの武器を作り直しに籠る事になる。




