第48話 対オーク ラストボスその2
俺達は、再度突入する。戦闘の隙を見て マスタークリスタルを触ればいいのだ。相手は、3匹だけ問題無いだろう。しかし・・何故、3匹なのだ?
「オレンジに変わりました。」勇気が小さな声で警告する。
「左右、淡い赤になりました。」構わずゆっくりと進む。
「左、赤に変わりました。来ます。」打ち合わせ通り散開する。
突っ込んで来る左ボス、正面にお姉ちゃん。その後方にゴブミ。最初は、ゴブミの足止め。
前回は、足を狙ったが被せ物で効果がなかった。今回は、太股を固定する。よろけて倒れるだろう。『チェーン』が、左ボスの太股を一周する、よろける左ボス。が、上手くタイミングを取り姿勢を元に戻す。右手は、前方に伸びたままだ、倒れた時の杖代わりに剣を使うのだろう。
お姉ちゃんが槍を構え突っ込む。左ボスは、身動きが出来ない。急に動けば倒れてしまう。槍の穂先がレザーアーマーに刺さる寸前、左ボスを体を僅かに背ける。穂先は、レザーの表面を滑る様に滑走する。前屈みになったお姉ちゃんは、倒れまいとそのまま走り抜けようとする。左ボスの剣が、振り上げられた時 勇気の矢が顔を目掛けて襲い掛かる。剣で矢を叩き落とす左ボス。お姉ちゃんは、このままクリスタルを目指そうとするが、右のボスに睨まれてしまった。近寄る事も出来ない。中央ボスが何やら呟く、左ボスのチェーンが消える。チェーンの対魔法か?
一瞬で、戦隊がバラバラになった。やむを得ず撤退の合図を出す。お姉ちゃんを助け出す為、俺が駆けだす、もっとも戦うつもりは無い。大声を出し威嚇する、こちらに振り向かせるのが目的だ。上手くこちらを向いた。一目散で門に逃げ出す。勇気の矢が首を狙う、僅かな隙間を狙っているのだが、また、体をくねらせるとレザーアーマーで弾かれてしまった。全く器用なオークだ。
お姉ちゃんは、再度突進する。今度は、かわされるのを意識しながらなので全力ではないが・・危険を察知した左ボスは、身をかわしながら剣を振りあげる。再度、勇気の矢が放たれる、矢を叩き落とす左ボス・・小脇を掻い潜るお姉ちゃん、勇気と共に門に向かい走り出す。
俺とゴブミが門に到着する、すぐ後に双子が到着。何故かボス達は追ってない?




