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第5章の7 対策会議を開きますか

 錬魔が目覚めたと聞いて、彼らは錬魔の部屋に集まった。仮眠組は昼まで寝たおかげでずいぶん顔色がよくなっている。

 彼らは適当な椅子をベッドの周りにおいて座る。錬魔は身を起こして、ベッドにもたれていた。


「……で、お前はその傷は治せねぇと」


 錬魔の傷について、彼が一通りの状態と治療を述べた後、秀斗が確認のようにそう訊いた。どこかその声は険しい。


「あぁ」


「それで、自然治癒でどれくらいかかるんだ?」


 今度は弥生が尋ねる。


「傷はすぐに塞がる。ただ完治するのに二週間はいるな」


 彼らは口々に二週間と呟く。二週間の間にレガーシアが現れないとも限らないのだ。


「わかった。お前はゆっくり寝ていろ」


 弥生はそこでその話に区切りをつけ、零華に視線をやった。勝手に進めろと言いたいらしい。

 その意図を汲んだ零華は、小さく頷いて皆の顔を見た。彼らの顔が引き締まり、緊張感が増す。


「では、レガーシアについての話に入りましょうか。勇輝君のために、御影についての説明からします」


 勇輝はこくりと頷いて、真剣な眼差しを零華に送る。零華の話によると、

 御影は今からもう十数年前、如月として活動し始めた頃に闘った相手で、変装の能力を持っていたらしい。彼らは御影をあの山林に追い込み、弥生が御影の目を奪い、止めをさしたのだが、消えてしまった。 それ以降全く姿を見せず死んだものと忘れていたそうだ。


「そいつが、今レガーシアって名前を変えて出て来たんだ」


 一連の流れを理解し、勇輝はふむふむと相槌をうった。


「顔も声も変わってたけどね。どこの誰に化けてるのかは知らないわ」


 癒慰がそう付け加え、零華が引き継ぐ。


「厄介なことに、今回の敵はレガーシアだけではありません」


 彼らの頭には、それぞれ対峙した己の力の姿が浮かぶ。それぞれ何とも言えない顔をした。


「闘いにくい奴だったぜ」


「秀斗の敵はどういう奴だった?」


 勇輝がそう問いかけると、秀斗は困ったように頭をかいて答える。


「すぐに逃げやがったからな……手の内はほとんどわかんなかった。見た目は頭だけ派手な暗殺者って感じだったぜ」


「おそらくどこも同じだろう。私が対したのは月契を持った少女だった」


「秀斗君のとこはイケメンの香りね。私のとこなんて生意気な男の子よ?」


 秀斗の言葉を弥生と癒慰が引き継ぎ、癒慰に至っては唇をとがらせている。


「うん……なんか色々手のかかる子どもだった」


 共に闘った勇輝もあははと渇いた笑みを浮かべる。あの子どもとの戦闘は、物理戦ではなく精神力を削られるものだった。


「私の敵は、拳銃使いでしたね。拳銃から氷や水を出して攻撃するタイプのようです」


 そして彼らの視線は最後、錬魔へと向けられる。

 錬魔は一呼吸置くと、低い声で呟くように話し出した。


「……能力は全くわからない。女で、青っぽい髪をしていた」


 漠然とした答え。彼らはもっと追究したかったができなかった。先程の傷についても敵についても、錬魔は聞くなというオーラを醸し出しているのだ。


「レガーシアの前にまずはそれらから倒さないといけないでしょうね」


 零華の言葉に皆が頷く。


 一つの話が終わったところで、弥生が秀斗に視線をやった。秀斗は小さく頷き、弥生と視線を交わしてから口を開く。

 全員の視線が秀斗に注がれた。


「実はさ、俺、いや俺たちはそのレガーシアって名前に聞き覚えがあんだ」


 秀斗の突然の告白に、彼らは驚きの表情を浮かべ続きを待つ。


「前に黒騎の言い伝えについて話したことがあっただろ」


「えぇ。四人の幹部がどうとかいう話ですよね」


 聞いた記憶はあるが詳細なところまでは覚えていなかった。


「あぁ。その幹部の中にレガーシアって名前がある」


「それは……黒騎が、あの二人が絡んでるってこと?」


 どこか不安と疑心が混じった声で癒慰が問う。


「正直、わからねぇ。でもあの二人はほとんど本部とは関わってなさそうだしな」


「そういえば、前に御影が陛下は闇の王だって言ってたよね」


 癒慰がぽつりと零すようにそう呟いた。ついつい頭の中で御影と闇の二人を繋げてしまう。


「御影が黒騎の幹部とすれば、彼女が陛下と呼ぶのは黒騎の長なのではありませんか?」


 無意識に詰問調になっている零華の言葉に、秀斗は頭をかいた。


「その可能性はある。けど俺は黒騎について詳しく知らねぇんだ」


 秀斗は本部に足を踏み入れたことはない。阿修羅も鎖羅も本部については多くを語らず、彼もまた訊かなかった。

 そして、彼らの視線は同じく黒騎に属し、さらに黒騎により10年間囚われていた弥生へと向けられた。

 弥生はその意図を解し、少し肩をすくめて返す。


「私も似たようなものだ。十年前に一度だけ黒騎のボスの顔を見たが、それっきり記憶が無い。大半は、彩の魂に封じられていたしな」


 懐かしい彩の名、勇輝は彼女の笑顔を思い出すと同時に、彼らと黒騎の因縁の強さを感じる。


「そうでしたね」


 零華は落胆の色を隠せず、それは他の人々も同じ。皆、少しでも情報が欲しいのだ。


「だから」


 弥生は言葉を続けた。


「私は姉様のところに行こうと思う。あの二人なら何か知っているかもしれない」


「大丈夫なのか?」


 張り詰めた声で、錬魔が気遣う。もし二人が関与していれば弥生は敵陣に飛び込むことになる。さらには、やっと和解した義姉妹がまた戦うことにもなるのだ。


「私はもう姉様とは戦わない。姉様を信じているからな」


「俺も行くぜ」


 秀斗は小さく手を挙げ、いいだろ? と弥生に確認を取る。それに弥生は頷いた。


「ひとまず話はこれで終了だ。後は各自戦闘態勢を整えておけ。次奴らが現れたら必ず潰す」


 弥生は断固とした口調でそうしめ、立ち上がった。それに秀斗も続く。


「弥生、秀斗」


 二人の名を勇輝が呼んだ。二人は勇輝へと顔を向ける。


「阿修羅さんと鎖羅さんによろしく言っておいて」


 勇輝は和やかに笑って手を振った。それは闇の二人を信頼しているというメッセージ。

 二人はそれに頷き返しドアから出ていった。

 そして残った彼らも、錬魔の傷を気遣う言葉をかけてから部屋を後にするのだった。





 本日は満月ではない。そのことに弥生は玄関に到達してから気がついた。秀斗が名乗り上げてついてこければ右往左往していたところだ。そのことに秀斗も気づき、二人で空間魔術を発動させている間ずっと弥生を見てはニヤついていた。

 弥生はその悦に入った顔を張り倒したくなったが、彼が必要なこともまた分かっているので自重する。最近我慢を身に付けた。

 そうして氷騎を訪れた二人は、しばし門の前で思案している……。


「なぁ秀斗。訪問とはどうすればいいんだろうか」


「さぁ……こないだは乗り込みだったし」


 二人は正式に誰かの家を訪問したことがなかった。いつも乗り込みもしくは殴りこみ。


「勇輝はこんちは~ってノリで如月に来るよな。こないだ鎖羅さんはどうやって如月に来てたっけ」


「……突然訪問だったな」


 ドアが開いたらそこにいた。まさしく今の自分たちと同じ状況。


「じゃぁ、それでいっか。ホールにいてくれるのを願って」


 二人はそれ以上考えるのを止め、門を開けて玄関から入った。氷騎の屋敷は如月に比べると半分くらいの大きさになる。簡素な玄関ホールを抜け、廊下を進んだ先がよく集っていたホールだ。

 二人は懐かしさを噛みしめながら廊下を進む。この間来た時はゆっくり屋敷を見る余裕が無かったのだ。全く変わっていない景色に二人はあの頃に戻ったような錯覚を覚えながらホールの扉を開けた。


「遅いぞ阿修羅!」


 開けた途端に怒声が飛んできて、二人は反射的に身をすくめる。

 鎖羅はソファーに座って水を飲んでおり、そのグラスを投げつけんばかりの勢いだ。


「……ん? おぉ! 弥生! それに秀斗ではないか!」


 だが戸口で身を硬くしているのが標的ターゲットではなく、愛する義妹とそのつれということに気づくとぱっと顔を輝かせる。


「突然来てすまなかった……な」


「なんか取り込み中?」


 二人は心の中でまた二人は喧嘩をしているのかと思いつつ、鎖羅に声をかける。


「よく来たな! 何時でも大歓迎だ」


 鎖羅はソファーから立ち上がり、二人に歩み寄ると両者の頭をわしゃわしゃと撫でまわした。


「座れ座れ、今グラスを持ってくる」


 親指を立ててくいっと自分が座っていたソファーを指差し、彼女は部屋を出ていった。

 二人は言われるままにソファーに座り、鎖羅を待つ。


「阿修羅さん、何したんだろーな」


「どうせしょうもないことだろう」


 昔からのことなのでもはや慣れっこだ。いつも鎖羅が怒り、数日後に阿修羅が謝るという構図で喧嘩は終わる。その原因は主に彼の拾い癖と放浪。そして突然の不機嫌。


「まぁ最後は仲直りするから問題ねぇけど」


「何だかんだで仲はいいからな」


 それはこの二人にも当てはまるのだが……

 ほどなく鎖羅が二つのグラスを持って帰り、二人の向かい側にあるソファーに座った。


「水しかないが飲むといい」


 そう言って鎖羅はグラスに水差しから水を注いだ。


「あの……阿修羅さんは?」


 恐る恐る秀斗は訊いてみる。彼の名が出た途端、鎖羅はふんっと盛大に鼻を鳴らした。


「奴ならもう三日は帰ってきておらん」


「またふらっとどっか行ったんですね……」


 阿修羅はごくたまに無断でふっといなくなる。最初は二人も心配したが、何度か経験すると慣れるものだ。


「指令ではないのか?」


「指令ならそう言うはずだ」


 そう返されて、それもそうかと弥生は納得せざるを得なかった。


「全く、奴が帰ってこないからずっと我が飯を作らなくてはいけないではないか!」


 憤懣やるしかたないといった体で鎖羅は残っていた水を飲みほした。


「ほんと、昔からどっか行ってたけど何時もどこに行ってんだろーな」


 何度かどこへ行ったのかと訊いたことがあったが、いつも答えはばらばらでそれが正しいのかも分からない。しかもどれも人間界、とか異空間と漠然としており、果ては魔界と言ったこともあった。


「誰かに会いに行っているとか?」


 弥生の何気ない言葉に、全員ゆうに三秒は押し黙った。そして一つの結論に達する。


「……女?」


 その答えをぽろりと口に出したのは秀斗だった。空気が凍り、正面の気配が毒々しいものに変わった気がする。

 失言に気づいた秀斗は恐る恐る目の前にいる人の表情を伺った。


「ほう……やはり女か」


 鎖羅は笑みを浮かべていた。だがその眼は一欠けらも笑っておらず、むしろありありと怒りが見える。


「あ……いや、違うかも。ほら、人間界で出来た友だちと遊んでるとか……さ」


 言っている途中でかなり苦しい言い訳なことに気づくがもう後戻りはできない。弥生はやれやれと呆れかえった表情で秀斗を見ていた。火に油を注いでくれたな、と。


「屋敷のことは全て我に任せてあいつは自由に遊んでいるだと……?」


「いや、魔獣狩りに行っているかもしれんぞ?」


 弥生も今回は阿修羅をフォローする側に回る。鎖羅の怒りの芽を出したのは弥生だ。それに水と光を与えて花を咲かせたのは秀斗だが……。むろん、種を播いたのは阿修羅である。


「ふふふ、何にしろハンターとして楽しんでいるわけだな? よし、今日帰ってこなければ屋敷中の鍵をしめると決めていたがそれでは生ぬるい。帰ってきたらその幸せな頭を真二つにして脳を引きずり出してやる」


 鎖羅はグラスに水を淹れながら恐ろしい決意を口にし、そんな鎖羅から二人はすーっと目を逸らして何処かにいる阿修羅の身を想った。


(甘んじて姉様の怒りを受けてくれ)


(悪ぃ阿修羅さん。悪気はなかったんだ……でもほら、大切な女の攻めに耐えるってのもまた男の醍醐味じゃないですか……)


 鎖羅は腹にたまっていたことを全て吐きだしてすっきりしたのか、幾分晴々しい顔で二人に視線をやった。


「それで、二人は何か用があるのだろう? お前たちが揃ってくるほどの何かが」


 急に話を振られて、二人は一瞬固まったがすぐにこくりと頷いた。鎖羅は目で話すように促す。


「今日は姉様に訊きたいことがあって来たんだ」


 何時にもない弥生の真剣な顔に、鎖羅も表情を改めた。


「何だ? 我が知っていることなら答えよう」


 弥生と秀斗は互いに顔を見合わせ、一つ頷いてから質問に入った。


「……レガーシアという女を知っているか?」


「レガーシア? ……あぁ、黒騎の幹部にそんな名があるが、会ったことは無いな。そもそも存在するのかさえ知らん」


 あいにく本部とは縁がないと鎖羅は軽く手を振る。


「なら、黒騎のボスが闇の王かどうか知らねぇか?」


「ボスが闇の王?」


 鎖羅は驚き顔で聞き返し、くすくすと笑いだした。


「確かにボスは闇の魔術師だったはずだが、王族というのは聞いたことがないな。だが秀斗、我らの国はもうずっと前に滅んでいるのだぞ? 王族など死に絶えただろう」


「そりゃ、そーだけど」


 鎖羅はぴたりと笑いを止め、宙に視線を飛ばした。


「思えば黒騎もずいぶん変わったな。お前たちがいた頃は、龍牙隊とさほど変わらん組織体制だったが、今はずいぶん少数になっている。人間界との接触も止めたらしい」


 昔は龍牙隊のように小隊を組み組織として動いていたが、今は指令を受けるのも一人か二人組だ。指令自体も人間と関わるものが極端に減っている。

 鎖羅の表情はどこか懐古を含んでいた。だがその顔はすぐに厳しいものに切り替わる。

 鎖羅の瞳には硬い表情をしている二人が映っていた。


「で、お前たち……何があった?」


 今まで二人が黒騎について詳しく訊いてくることはなかった。知る必要が無かったからだ。そして同じ理由で闇の二人も教えなかった。

 だから、今さらこの質問をしてきたことを疑問に思わずにはいられなかった。

 二人は視線だけ交差させ、鎖羅に戻す。言外で一致したらしい。


「実は、レガーシアに会った」


「そん時に、錬魔が重傷を負った」


 その二言で、鎖羅はだいたいの状況が掴めた。眉間に皺を寄せてあごに手をやる。


「あの医者がか……。なるほど、レガーシアは黒騎の幹部の名。そこでこの件に黒騎が、ひいては我らが関与しているかを訊きに来たというわけか」


「平たく言うとそうなっちまうな。まぁ、一番はレガーシアについての情報だけど」


 鎖羅は鼻で笑い、鋭い眼差しが二人を貫いた。


「見くびるな、我は可愛い妹を手にかけたりなどせん。だが、協力したいのは山々だが我は黒騎についてはほとんど知らんからな」


「阿修羅さんに訊いた方が早ぇか」


「どうだろうな。あいつは黒騎についてほとんど話さん」


 鎖羅はため息交じりに言葉を吐いた。

 阿修羅と共に本部を出てから、彼は鎖羅を極力本部に近づけないようにしていた。


「あぁ……かもな」


 秀斗は弥生と鎖羅が争った折に何者かの関与を阿修羅に尋ねたが、ばっさり関わるなと切られた。あの時秀斗の胸の内にあったのは黒騎の存在だったのだ。


「弥生、秀斗。たとえ黒騎が関わっていようとかまわん。叩き切れ」


 その言葉に二人は強く頷いた。その言葉で十分だ。


「ありがとう姉様」


「レガーシアの首、取ってやるぜ」


 表情を和ませ、闘いの意思を見せる二人に鎖羅は目元を和ませた。


(いつの間にか頼もしく育ったな)


 ひょこひょこと二人の後をついてきた子どもが、自分たちの下を離れて闘っている。嬉しいようなどこか寂しいような思いを抱き、それを飲み込むかのように水を飲んだ。


「んじゃ、さっそくこれをあいつらに伝えに帰るか」


「あぁ」


 二人は残っていた水を飲むと、すっと立ち上がった。挨拶をしようと二人が鎖羅へと視線をやると、不満そうな顔がそこにあった。


「つまらん、もう帰るのか? 泊まっていけ」


「いやぁ……あいつらに泊まるとは言ってねぇし」


 あははと半笑いを浮かべる秀斗に向けて、鎖羅は犬を追い払うかのように手を振った。


「お前はいらん、弥生を置いて帰れ。お前が弥生はここに泊まるとを言えばすむ話だろ」


 露骨すぎるほどの扱いの差に、秀斗の心にさくっとナイフが刺さる。

 心に傷を負い、やさぐれ気味に弥生へと視線をむける。弥生は申し訳なさそうに秀斗を見返した。


「泊まってもいいか?」


 秀斗が断れるはずもない。秀斗は力なく頷き、もう一度鎖羅を見た。少し恨みがましい目で。


「鎖羅。明日には弥生を帰してくれよ」


「無論だ。心配はさせんよ。皆によろしく言っておいてくれ。あぁ、後錬魔にはお大事にと」


 秀斗ははーいと生返事をして二人に背を向けドアへと向かった。鎖羅は立ち上がり、弥生と共に秀斗を送ろうと後を追う。


「まぁ、また来い。あのバカがいる時にな」


「あ……阿修羅さんには優しくしてあげてくださいね?」


 秀斗はにぃっと笑った鎖羅に一抹の不安を覚えつつ如月を後にした。


「さ、弥生。一緒に夕食を食べて風呂に入ろうではないか」


 鎖羅は弥生の肩に腕をまわしてぐいっと抱き寄せた。


「ふ、風呂!?」


「お? 少し顔が赤いぞ? ふふ可愛い奴め」


 そして上機嫌な鎖羅に、弥生はずりずりと厨房へと連行された。まず夕食は作るところから……。


 もっと前に阿修羅と鎖羅のことを書いておけばよかったと後悔。五章……迷走しないように頑張ろう。

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