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第4章の21 綺麗な華には棘がある

 零華《れいか》が百華《ももか》を連れて移動した場所は自室だった。最低限の家具が置かれたシンプルな部屋が彼女の人の成りを伺わせる。

 百華は突然のことに目を白黒とさせていたが、ばっと零華の手を振りほどくと彼女と向き合った。二人の瞳に映るのは同じ顔。


「闇の子とあって魔術が上手ですわね、お姉様」


 百華は突然のことに驚いたこともあって、高ぶっていた感情がずいぶん落ち着いた。


「あら、取り繕うのは止めたのですか?」


 百華は幼い時と同じ口調で話し始めた。わざとらしく零華を姉と呼ぶ。その瞳に侮蔑と優越感を浮かばせて。


「なんのこと?」


「いいえ、捨て置いてください。それで、貴女は何をしにここへ? まさか私に会いに来たわけではないでしょう?」


 魔術界にいた時でも、姉妹が顔をあわすことは少なかった。顔を合わせれば今のように険悪な空気になるからだ。


「まさか、お姉様に会ったのは偶然よ。人間界にいることさえ知らなかったんだから」


 零華も妹が人間界にいることを知らなかった。いや、二人とも互いに生きていることすら知らなかったのだ。


「私は今、霊界にいるの。ここで埋もれている貴女と違って、私は霊界の総統府で官吏をやっているのよ」


 零華は驚きを隠せなかった。百華は勝ち誇った笑みを浮かべる。魔術界にいるなら話はわかる。人間界へ飛ばされたのなら零華と同じだ。だが霊界という世界は魔術師にとってとんと馴染みのない世界だった。


「何故霊界に?」


 霊界は四つの大界の一つ。全ての生物の霊がたどり着く場所であり、全ての界の均衡を保つ役割を果たす。

 霊界が死んだ魔術師の魂ならともかく、生きた魔術師を官吏にするなど聞いたことが無い。


「お母様たちが逃がしてくれたの。貴女はすでにどこかに行ってたけど」


 零華の脳裏にその日のことが蘇る。お墓参りをすませて帰れば、家族は全員死んでいた。突然のことに動揺し、妹がいないことには気づけなかった。そして黒い穴が現れ、零華は人間界にいた。

 苦い記憶が蘇って、零華はくっと奥歯を噛みしめる。


「私は人間界に総統からの命令で来たの。この街に来たのも偶然」


 百華は言葉を失っている零華を見て、面白そうにクスクスと笑う。


「でもお姉様はここでも嫌われてるのね。街歩いてたら殺されかけるんですもの」


 零華はゆっくりと思考の淵から浮上した。


「……そうね。助けがなければ死んでいたでしょう。彼らに感謝しなさい」


 零華は助けたのが癒慰だと見当がついていた。そして包帯を見るに錬魔が手当てをしたことも容易に想像がつく。その事実が無性に零華を不愉快にさせた。


(この子は、何もわかっていないこの子は大切な仲間を傷つけた)


 あの時零華が彼女を連れださなければ、彼女はさらにひどい言葉を吐いただろう。


「くすっ、お姉さまの仲間に? あぁ、もう仲間じゃないかもしれないね。だってお姉様の秘密ばれてしまったもの」


「貴女は彼らのことを何も知らない。いえ、分かるはずがありません。貴女は魔術の才が無いのですから」


 だから百華は気づかない。彼らもまた魔術師であり、闇の子であることを。

 身長、体つき、顔、声、外見は全てそっくりな二人の差。闇の子か否かの次に違うのは魔力の高さだった。闇の子がその闇を抑えるために元来魔力が高く魔術に秀でるのを抜きにしても、百華は魔術を使えなかった。

 並みの魔術師以下。


「貴女が化け物じみているだけじゃない!」


「努力が足りないのです」


 零華は何もせずに強い力を得たわけではない。自分の闇に対抗するために多くの魔導書や魔術書を読み、実践を繰り返した。最大限に水の力を使えるまで鍛錬した。今の零華の実力はその成果だ。


「模範的な解答ね。優等生のお姉様らしいわ」


 百華も努力をしなかったわけではなかった。先生に師事し魔術を教わったが、その先生はとうとう首を横に振った。


“零華はこれほどの魔術なら詠唱無しでもできるのに。双子とは不思議なものよ”


 屈辱的な言葉が百華の脳内蘇った。胸にじわりと不愉快なものが広がる。


「でも、最後に笑うのはこの私よ。姉様は人間界で、一生独りで暮らせばいいわ」


「確かに、私は帰れません。しかしそれは貴女も同じでしょう」


 百華のこめかみがぴくりと動いた。零華を睨む目つきがさらに鋭くなる。


「私は帰るわ。そのために総統府で官吏をしているのよ」


「霊界は他界に干渉せず、魂を受け入れる。それが霊界です。貴女を送ることまではしてくれないのではありませんか?」


 霊界は他界からの働きかけには応えるが、自分から動くことはない。それが何千年と続いている。

 百華は図星だったのか、くっと小さく呻いた。


「今回貴女が人間界に来たのも、霊界の者が他界に行くことをよく思わないせいでしょう。よそ者の貴女なら、どこで果てようが関係ありませんから」


「うるさい! 知ったような口を利かないで!」


 甲高い声に零華は眉をひそめた。


「私は必ず帰って今まで私を馬鹿にした奴らを見返してやるわ! 私は二人もいらないの」


 零華は激昂する百華を見て、逆に冷静さを取り戻した。自分も怒ればああなるのかと内心自嘲する。

 零華はすでに見抜いていた。百華の自分に対する侮蔑や優越は、劣等感の裏返しだと。

 双子故に比べられた、可哀そうな妹の歪みだと。


「百華、もう帰りなさい。服をあげるから、総統からの仕事をしなさい」


「……嫌よ」


 洋服ダンスへと身体の向きを変えかけた零華はぴたりと止まり、妹を見た。


「こんなのおかしい。私は百で、零華はゼロなのに。私はまだ行かない。ここにいる」


「また意味のわからないことを。ここにいるのは私だけではないのですよ? 彼女たちに迷惑をかけるつもりですか?」


 もし百華が彼らに危害を加えることがあるなら、零華はその時自分を抑えきれる自信が無い。怒りで容易に闇に呑まれてしまうだろう。


「ちゃんと許可は貰うわ。それなら文句はないでしょ」


 零華は無理矢理でも放り出したい衝動を抑え、首を縦に動かすのに数十秒の時間を要した……。





 闇の子の説明が終わった後、三人はぽつぽつと百華について話していた。彼女にどう接するかについてだ。

 警戒しつつも普通にするべきではという結論に落ち着きだした時、一つのドアが開いた。


「お~、錬魔。ありがとな」


 険しい顔で入って来た錬魔に秀斗は軽く手をあげて労う。


「二人はまだ話しているのか?」


 錬魔は三人が座るソファーに近づいてきた。


「みたいだな。屋敷から出ていった気配はねぇし、魔術の打ち合いにならなきゃいいけど」


 最悪魔術師の喧嘩というのは殴り合いではなく術を用いた闘いになる。さすがに命を落とすことは少ないが、それでも重傷を負うだろう。


「とんだ災害だな」


 錬魔があきらかに不愉快そうに吐き捨てるのを見て、勇輝は目を丸くした。


(錬魔が怒ってる……)


「全くだ。で、癒慰は落ち着いたか?」


 錬魔はソファーの傍で苛立ちを隠さずに立ち、弥生が瞳に心配を浮かべて尋ねる。


「一応な。だがかなり不安定だ」


 泣きつかれた癒慰は少し休む、とベッドに潜り込んだ。癒慰が眠りに落ちたのを見計らって錬魔は部屋を出て来たのである。


「後は零華か……」


 秀斗は零華の部屋へと続くドアに視線をやった。癒慰が食らったのは余波だが、零華は直撃だ。


「癒慰は落ち込むけど、零華は荒れるんだよなぁ」


 さすがにつきあいが長いと、それぞれのショックへの対処がわかる。零華は滅多なことでは心の均衡を崩すことはないが、一度傾けば微笑みを浮かべながらも怒りが迸るという大変恐ろしい状態になるのだ。


「え、荒れるって?」


 普段物静かでおしとやかな零華からは想像できない言葉を聞いて、興味半分怖さ半分で勇輝は訊いてみる。


「マイナス思考になって言葉に毒が大量に入る。静かに怒るタイプだ」


「よし、ここは俺がポジティブに慰めてくるぜ」


 秀斗がそう意気込むが、錬魔は首を横に振ってやめろと告げる。


「お前が行くと逆に神経を逆なでするだけだ。俺が行くから大人しくしていてくれ」


「ちぇ、わかったよ。医者《お前》に任せるぜ」


 秀斗は少しむくれるが、すぐに真顔に戻った。


「なぁ、俺は何をすればいい?」


 三対の目が勇輝に向けられた。勇輝は真剣な表情で、錬魔を見上げている。


「お前は、いつもどおりにしていてくれればいい」


「そーそ。楽しそうにはしゃげばいいんだよ」


「そう難しく考えるな」


 弥生はそう言うと、すっと視線を一つのドアへ向けた。零華の部屋に続くドアが静かに開けられる。 弥生の視線に気づいた彼らもそのドアに注目した。弥生がいち早く気づいたのは、そこに注意をはらっていたからだろう。


「あ、みなさん」


 すっと開いたドアから零華の顔が現れた。彼らはじっと彼女を見、誰ひとり声を出さなかった。


「先程は取り乱してしまいすいませんでした。改めましてごあいさつします。百華です」


 流れるような所作で腰を折った百華に、彼らはどう言葉をかけるか迷った。先ほどとはまるで別人だ。


「よろしく。こっちに座りなよ」


 微妙な空気を勇輝の明るい声が振り払う。いつも通り、彼が初対面の人にするであろう行動。彼らはすっと肩の力を抜いてよろしくと答えた。


「俺は部屋に戻る」


 錬魔はそう彼らに言うと、百華の横を通り過ぎて彼女が入って来たドアから出ていった。


(はっきりしてんな~)


 百華が現れるなり後の面倒事は任せてさっさと出ていった錬魔に、秀斗は呆れつつも内心拍手だ。もういっそ清々しい。


(それに、あっち錬魔の部屋じゃねぇし)


 さっそく零華に会いに行った錬魔へ秀斗は心の中でエールを贈った。

 百華は静かに勇輝の隣に座り、にこにこと彼らを見回した。


「俺、勇輝って言うんだ。向かいにいるのが秀斗と弥生で、さっき出ていったのが錬魔。後癒慰が部屋にいる」


 勇輝はさくっと彼らを紹介し、二人は視線だけ合わせた。


「そうですか、癒慰さんには後でお礼を言わないといけませんね」


(礼よか謝罪しろ)


 秀斗は心の中で悪態をつくが表には出さず、事態を見守ることにした。下手に会話に加われば何を言ってしまうかわからない。もうすでに本人を目の前にしただけでじわじわと怒りがこみ上げているのだ。


「うん、また後でね」


 できれば会ってほしくないと思いながら、笑顔で勇輝は言った。少しは会話に加われと二人に目で訴えるが、二人はすっと視線を逸らした。


(薄情者!)


「あの、この屋敷の主はどなたでしょうか」


 主、と訊かれて勇輝は返答に困った。如月のリーダーは弥生だが、如月を含めこの屋敷の管理をしているのは零華だ。当然様々な決定権も多く彼女が持っている。


「私だ」


 説明が面倒だと勇輝が思っていると、弥生が名乗り出てくれた。


「あの弥生さん、私を二三日ここに泊めてください」


「え……」


 思わず漏らした声は勇輝のもので、秀斗ははぁ? と心の中で盛大に聞き返す。

 どうする? と勇輝と秀斗は弥生に目で問いかけた。相手は零華の妹で、精神的に害を振りまく災害。だが、零華の妹である以上突き放すのも難しい。


「かまわん。だが、次何かあればつまみ出す」


「ありがとうございます」


 弥生の目が本気なのを見て、勇輝はつぅっと視線を百華に移した。弥生の瞳の色に気づかない百華はにこにことお礼を言う。


「お前、普通にしゃべれば? 俺らタメだぜ?」


 秀斗の声から苛立ちは感じられないが、表情はまだ硬かった。


「あぁ、すいません。官吏をやってると抜けなくなったんです」


 百華は苦笑を浮かべ、職場では常に敬語ですからと付け足す。


「官吏? 城で働いてんのか?」


「えぇまぁ。城と言うより役場です。霊界ってご存知ですか? 私はそこから人間界に来たんです」


 三人は驚きを隠しきれず、まじまじと百華を見る。


「霊界⁉ それって死後の世界のこと? すげぇ、あるとは聞いたけど本当だったんだ」


 勇輝は目をキラキラさせて百華の話に食い付いた。実に死後の世界はどのようなものか気になる。


「やっぱ閻魔様とかいて罪が裁かれんの⁉」


「あ、いえ。閻魔様というか、霊界のトップは総統です。罪は、書類審査の時にその魂の経歴を参考にして次の命やそれまでの滞在場所を決めます。確かに、ひどい罪を犯しているといい部屋はもらえないかもしれませんね」


 けっこうさっぱりしてるんだな、と勇輝はおどろおどろしい地獄のイメージとふわふわな天国のイメージを破り捨てた。


「それで、その霊界から何をしに来たんだ?」


 興味を持ったのか、弥生がそう質問する。

 百華は少しためらったが、やがてスカートのポケットから一枚の写真を取り出した。


「私は人を探して人間界に来たんです」


 三人は机に置かれた写真をじっくり見た。青髪青目の端麗な顔をした女だ。髪は腰まであり、優しい微笑みを浮かべている。第一印象はよいとこのお嬢様という感じだ。


「へぇ、綺麗な人。家出でもしたの?」


 こういう美しくお金持ちのお嬢様は政略結婚を押しつけられた末、かつてより愛し合っていた人と駆け落ちするのだ。勇輝の脳内で恋愛ドラマが展開されていく。


「いえ、彼女は地下牢獄の最下層から脱獄したんです」


「え……」


 パリンと泣きながら抱き合う男女の映像が砕け散った。


「脱獄犯かよ。こんな大人しそうに見えて、わかんねぇな」


「詳しいことは知りませんが、百年以上前に脱獄し、それから総統府が霊界中を探しましたが見つからず、とうとう人間界まで捜索の範囲を広げたんです」


 百華は人間界の世界各国を周り、時には国の要人とも面会して情報を求めたが青髪青目の人物は見つからなかった。


「大陸はほとんど見て回りましたし、色々な方に情報を求めましたが見つからず。最後は小さな島々を回っているんです」


 島国、日本。そこを北から南下している途中で彼らに会ったのだ。


(青目青髪なら美月さんだけど、あの人男だしなぁ)


 勇輝は牙軍トップの男を思い出し、ぞっと寒気を感じた。あの言い寄られた日のことは時々夢に見てうなされる。


「……でも、百年前ならもう死んでるんじゃない?」


「いえ、霊界の方は不老不死ですから必ず生きています。もし魂が消滅したのなら、霊界に帰ってくるのでわかりますし」


 へぇと勇輝は相槌を打つ。


「名前は?」


 写真から目を離して秀斗が訊いた。


「ミリシア。まぁ名前なんて、当てになりません」


「じゃぁどうやって探してたんだ? 顔変えてるかもしれねぇし、なんか感じ取れんのか?」


 百華は胸元を手繰って服の下からネックレスを取りだした。


「彼女に近づくと光るそうです」


 彼女の手にあるネックレスの先には石がついており、薄い青色をしていた。


「そりゃ大変だ」


「人間界がだめとなれば、魔界かそれとも小さな亜空間か……どちらにしろ相当な人員がいります」


「その犯人は何したのさ」


 ただの脱獄犯相手に百年以上追いまわすとは考えられない。勇輝は不謹慎だがドラマの匂いにわくわくする。


「話を聞いた感じでは、府の重要機密を知ってしまったらしいです」


(もしかしてスパイ⁉)


 勇輝が何を考えているか容易に予想がついた二人は、楽しそうな勇輝の横顔を見て口元を緩めた。


「その女、見つかるといいな」


 秀斗は小さく笑みをこぼし、百華は微笑んでこくりと頷いた。

 話に一段落がつき、勇輝は弥生に視線を送った。


「勇輝、彼女と部屋を見てきてくれ」


 そう言って弥生が視線をやったドアは、弥生、秀斗、そして勇輝の部屋へと続くドアだ。

 意味をよく理解した勇輝は頷いて立ち上がり、百華に行こうと促した。


「あの、ありがとうございます」


 再度百華はお礼を言うと、勇輝と共にホールから出ていった。

 パタリとドアが閉まると、秀斗はは~と長く息を吐いた。弥生の表情も柔らかくなり、ほっとした空気が流れる。

 しばらく互いにその静寂を堪能していたが、思い出したように弥生が口を開いた。


「そういえば、美月は青目青髪だったな」


 ぽつりと呟かれたその言葉に、だらんとソファーにもたれていた秀斗が視線を弥生にやる。


「でもあいつ男だぜ?」


「だが美月なら……」


 秀斗は首をゆっくり横に振る。


「考えてみろよ。あいつ十年ちょい前に継いだばっかじゃん。それにあの美月があんな風におしとやかに笑うか? ありえねぇよ」


 二人の頭の上に自信家で人の迷惑を考えない美月が浮かぶ。傍若無人が彼の代名詞だ。


「無理だな」


 弥生はきっぱり否定した。


「だろ」


 百華という災害は、遠く離れた牙軍のトップを貶すところまで飛び火していた……。


神名の裏話


 双子編。誰が双子であってもなりたつ話なんですね。まぁ初めから女性陣だと決めていましたが。

 錬魔は兄弟いましたが双子は使いづらく、ほら、仏頂面二人はきついんです。

 秀斗は一人っ子が決定してましたし、秀斗なら仲良くしてしまいそうでした。

 癒慰は……双子がいると矛盾が生じるのでやめました。


 最終的に残ったのが零華と弥生で、昔の自分は弥生に双子を作ってましたね。なんとなくその話だけを書いたものがいまだ残ってますが。でもろくに会話が成立していません。

 その頃はまだ黒騎も固まってなかったですし、彼女に妹がいても不都合はなかったのですが……今はだめです。ごめんね、消えた弥生の妹。途中まで書いた原稿もばいばいです。もう弥生を苦しめるなって話です。

 作者的に零華がしっくりきたのもありまして、双子編は零華にスポットが当たっております。零華ならさくさくと会話が進みます。ありがとう零華。


 双子編、次回でかたがつくといいな。

 では次回、もう潔く「未定」です。華はつきますよ?

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