3話 後
投稿しました。
※鬱展開あります
※正直やり過ぎました
物心ついた時、私の隣には一人の女の子がいた。
「あなたはだぁれ? 」
私が問いかけると、その子はニタァっと微笑みました。
【わたしは『はいど』よろしくね? 】
それが私達の出会いでした。
幼稚園に入った時、彼女はいつも誰かにイタズラをしました。
「志姫ちゃんがいじめる! 」
「志姫ちゃん、どうして○○ちゃんをいじめるの? 」
「せんせい、わたし、何もしていないわ? 」
『はいど』がイタズラをすると、なぜかいつも私が叱られていました。
【キシシ♪】
それを見て、『はいど』はいつも笑っていました。
小学校に上がる頃には、私も少しずつ『ハイド』の事がわかってきました。
【ねぇねぇ、シキちゃん?↑ あの娘、私達の悪口を言っていたわ?? ↓↓ 悲しいわ×× イタズラをしてあげましょうよ♪♪ 】
「ダメだよ、『ハイド』。そんなの誰も喜ばない。」
【あらら、シキちゃんは良い子ちゃんだねぇ?♦︎ ストレス発散したくなったらいつでも言ってね??☆」
この頃、私達の関係は私の方が上になっていました。
時々『ハイド』が暴れる事はあっても、周りへの被害は最低限で抑える事が出来ていました。
それでも、私には友達がいませんでした。
優秀な姉と、不出来な妹。
当然両親は姉の方ばかりを可愛がっていました。
私は、姉がとても疎ましいと思っていました。
姉もきっとそう思っているでしょう。
中学二年生になった時、私には好きな人が出来ました。
誰からも疎まれるだけの私にも、話しかけてくれる。
とても優しい男の子でした。
【へぇ?♪ 志姫ちゃんあの男が好きなのぉ??♡ 変わった趣味ねぇ??*】
「うん、私にも、優しくしてくれる、とっても優しい人。」
ある日、彼に付き合っている相手がいる事を知りました。
一個上の、とても美人な先輩でした。
すごく、お似合いのカップルだと思いました。
【キシシ♪ 失恋したねぇ?♭ 志姫ちゃん♪♪】
「いいのよ、彼が幸せなら、私も嬉しいわ。」
本当は少しだけ悲しい。
私の初恋は、告げる事なく散っていった。
彼に付き合っている人が出来てから、私は卒業まで一度も彼と話す事がありませんでした。
「志姫ちゃん、大丈夫? 何かあったの?? 」
この頃の姉は、私の顔色を伺うようになった。
だからだろうか? 私は少しだけ姉に甘えるようになった。
「志姫ちゃん、いつも一人で寂しいでしょう? 辛い事があるなら言ってね?? 私、絶対に貴女を見捨てないわ。」
「いいえ、お姉様。私のそばにはお姉様がいてくれますもの。私、ちっとも寂しくなんかないわ。」
私は少しだけ嫌味ったらしく言ってしまった。
姉は、びっくりした様に微笑むと、ニッコリと笑いました。
そんな姉を見て、私は自分の器の小ささを再確認した様で少し嫌な気分になりました。
私は、姉と違う高校に行く事になりました。
卒業式が近付く頃になっても、推薦も貰えなかったのです。
「エリート校に行けなかった落ちこぼれ」「姉妹の出来の差」
いろんな噂を耳にしました。
姉の耳にもその噂は入っていたのか、いつも気の毒そうな目で私を見ていました。
今思い返せば、私にとっての『ジキル』は姉でした。
姉が輝けば輝く程、私の中の『ハイド』は強く、濃くなってきました。
卒業式になりました。
姉は、「志姫ちゃんの晴れ姿だもの! 絶対行くわ!! 」と言っていたがきっと生徒会の仕事もあるし来れないだろう。
【シキちゃん、卒業式だじぇ?→例の男に話しかけなくて良いのかよー??♡ 】
そうだ、私、あの人に話したい事がたくさんある。感謝してる事がたくさんある。
この気持ちを彼に伝えよう。
降られる事はわかってる。
でも、最後に彼に、一言伝えよう。
これで、私の初恋はおしまい。
彼、どんな顔をするかな?
びっくりするかな?
困らせちゃうかな?
いっぱいいっぱい考えながら、私は彼を見つけました。
さぁ、言うんだ。
伝えるんだ、彼に。
「あ、あの、斉藤、くん」
「ん? 」
大丈夫、私は気持ちを伝えるだけ、それだけでいい。
欲は無い。
「わ、私ね? あなたの事ーーーー」
「君、誰?? 」
「ーーーーえ? 」
頭が真っ白になった。
「わ、私だよ? 鳥塚 志姫、です。あ、あの、冗談、だよね? 」
「えっ、と・・・・」
うそ、どうして?
なんで、わからないの??
あんなに、優しくしてくれたのに??
あれは、全部嘘だったの??
あの優しさは、全部、全部偽物だったの??
「ごめん、人違いじゃ、無いかな? 」
私は、心が壊れたかの様だった。
彼は、私を覚えていない。
彼の優しさに、惹かれていたのに。
彼の心に触れていたと、そう思っていたのに。
嘘だよ。
認めたくない。
こんなの、
こんなの、
全部、
全部、
全部全部全部
全部、全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部ッ!!
なくなっちゃえ
【キシシ♪】
眼が覚めると、私は裸のおじさんに押し倒されていた。
気付けば、私も制服をほとんど剥がされていた。
「え、え、なに? 」
「どうしたんだい? ミキちゃん?? ここまで来て怖くなったとか?? 」
ミキ? 誰の事??
この人は誰??
そんな事を考えていると、私の唇を何かが塞いだ。
何かは、私の口の中に侵入してきて、ぐちゃぐちゃと暴れ回った。
(き、汚い! )
「嫌っ!! 」
私は、思いっきりおじさんを押した。
すると、おじさんは怒り、私に馬乗りになった。
「お嬢ちゃんさぁ、自分から誘っといてそれは無いんじゃない? 」
「いや、いやいや、いやいやいや! ごめんなさい、ごめんなさい! 何でもします!! だから、だから離してください!! お家に返してくださいッ!! 」
「謝ってもさぁ? なぁ? 」
怖い
いやだ、
助けて、
お父さん
お母さん
お姉ちゃん
私の下腹部に激痛が走った。
痛い、いやだ、なんで、なんで私ばっかり
そんな事ばっかりが頭の中でぐちゃぐちゃと溶けていった。
ふと、ガラスに私の姿が映った。
(あぁ、なんて顔をしているんだ、私は)
そこに映っていたのは、苦痛に悶え、快楽に身を投げた下品な獣達だった。
こんな汚れた人間、彼に忘れられて当然だ。
私は自分の立場を理解できていなかった。
なんて愚かなんだろう。
なんて惨めなんだろう。
一人で舞い上がって、バカみたい。
私なんか忘れたかったんだろうな。
彼の選択は正しい。
あぁ、私、どこで間違えちゃったんだろう・・・・
【キシシ♪】
気付くと、私は自分のベッドで寝ていました。
もう、嫌だ。
誰にも会いたくない。
他人が怖い。
私は、一人部屋に閉じこもる様になりました。
ある時、姉が来て話をしました。
姉の言葉は、きっと全部正しかったんだと思います。
そして、全部が私を否定した。
耐えきれない。
もう嫌だ。
私なんて、
死んじゃえーーーーーー
☆☆☆
【ざっとこんな感じかな?♪ 】
【どうかな? 】
【これで、戦うべき相手はわかったよねぇ? お姉タマ♡ 】
「えぇ、『ハイド』」
「貴女だけは」
「貴女だけは」
「貴女だけは絶対に許さないッ!!」
【キシシ♪】
これは、R18登録した方がいいのでしょうか・・・・?
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