■第四章 戦いへの地図
湿った地下室に、金属を削る甲高い音が響いていた。
かつて厨房だったであろうその部屋には無数の工具が置いてあり、大きなダクトの下には巨大なサンダーが置かれている。火花がぱちぱちと散る。油と焦げた鉄の匂いが混じり、空気はひどく重い。
芹沢は煙草をくわえたまま、工具の塊を無造作に押さえつけていた。
「……よし、だいたい形になったな」
卓上に置かれたのは、湊が倉庫で拾ったあのボルトクリッパーだった。
だが今のそれは、ただの工具ではなかった。刃は通常よりも長く延長され、関節部には小型モーターが組み込まれている。
柄にはケーブルが這い、手元のスイッチを入れると刃先に青白い電流が走る。
「こいつはな、俺の気まぐれでちょっと盛った。切断力は前の三倍、電流も流せる。ついでにレールショット……電磁加速で金属片を撃ち出すギミックも付けた。ただし電池食いすぎてすぐ死ぬから、切り札にしかならん」
芹沢は煙を吐きながら、無造作に机を指で叩く。
「まあ、俺の改造品にしては真っ当な部類だ。道具は道具だ、使いどころを間違えるな」
湊は無言でその重量を背負ってみる。背中にのしかかる鉄の感触は、重く頼もしいものだった。
「……後これは遊び心だが、ソイツに名前を吹き込むことができるぞ」
「名前……?」湊が目を瞬かせる。
「そうだ。登録は一度きりだ。以後は機体にも俺のシステムにも、その名で記録される。まあ縁起担ぎみたいなもんだ。……さあ、好きに名付けな」
湊の心臓が高鳴る。初めて手にした“自分の武器”に、名を与えられる。
(何にしよう……。強そうで、頼もしくて――“断鉄”……いや、“迅雷”もいい。シンプルで力強い方が……)
唇を開きかけた、その瞬間。
「カオマンガーイできたよぉ!」
サムの無邪気な声が工房に響き渡る。
モニターに無機質な文字列が煌めく。
> SYSTEM: Weapon registration complete.
> Name: カオマン・ガーイ
> Status: Active
> Anchor_ID: Sinozaki?
「な、なんてことしてくれたんだぁ!!」
湊は頭を抱え、つかさは堪えきれず吹き出す。
キヨシは腹を抱えて笑いながら、「ええやん、飯の名前やけど覚えやすいわ」と肩を叩いた。
一方でサムは、何が悪いのか分からないという顔で呟く。
「美味しいよ?食べないの?」
――意図せず湊の武器は、「カオマン・ガーイ」と呼ばれることになった。
「サムにはこれだな」
芹沢が作業台の奥から、金属の小箱を取り出した。
腕時計というには厚すぎる。携帯バッテリーをそのまま腕に巻きつけたような代物で、側面には小さなスリットが走り、内部に白い帯状のラインが幾重にも巻かれているのが見えた。
「お前用に仕立てた。リターン・ライン――フックを射出して敵を引っ掛けたり、電流を流したりできる。
五十メートルまでは本体で対応、長距離は腰のサブカートリッジを繋げ。……瞬間的な牽引はできるが、人を吊り下げ続けるのは無理や。勘違いすんなよ」
サムは腕に巻きつけ、バックルをカチリと締めた。重量はずしりと来るが、その分「本物感」があった。
小さなモノクロ画面が灯り、無機質な文字が浮かぶ。
> SYSTEM: Device registration complete.
Awaiting designation...
> Anchor_ID: Samchai Sri-Hiran
「……名前を決めろってさ」芹沢が煙を吐きながら言う。
湊が真顔で釘を刺す。「頼むぞサム、ふざけるなよ」
つかさも腕を組み、じろりと睨む。「絶対に食べ物の名前は禁止だからね」
サムはにやりと笑い、腕を高々と掲げた。
「決まりだ!――ガイ・ヤーン!」
「……焼き鳥?」湊が絶句する。
つかさは顔を覆い、「はぁ……やっぱりそうなると思った」と吐き捨てた。
キヨシは堪えきれず吹き出し、「ええやん、腹減ったら思い出して元気出るやんけ!」と笑い飛ばす。
こうして、サムの新兵装は公式に「ガイ・ヤーン」と呼ばれることになった。
「そしてつかさちゃん…」
引き出しから無骨な拳銃を取り上げ、つかさの前に置いた。
銃身は短く、アンプルをそのまま装填できる特注チャンバーがむき出しになっている。冷たい金属光沢と試し撃ちしたのだろうか、薬品臭が漂った。
「お前にはこれや。眠剤でも毒でも、アンプルそのまま撃ち込めるテーザー銃や。距離は中から遠、医療班にはちょうどええ」
つかさは無言で拾い上げ、重量を確かめるように手に馴染ませる。その姿は思いのほか板についていた。
モニターに淡い文字が点滅する。
サムが身を乗り出した。「きたきた!名前つけようぜ!『プーパッポン・カリー』!!」
「それだけは絶対に嫌っ!!」つかさは即座に遮った。
> SYSTEM: Weapon registration complete.
Awaiting designation…
> Anchor_ID: Tsukasa Tojo
しばし沈黙。視線が集まる。
つかさは唇を噛み、観念したように小さく呟いた。
「……ナース・バスター」
場の空気が一瞬固まる。
湊は目を伏せ、サムでさえ「俺のよりダサいじゃん」と正直に言った。
つかさは顔を赤らめて「うるさい!」と返す。
キヨシはしばらく煙を吐き出しもせずに黙り込み、やがて目を細めて心の中で思った。
(……いや、こりゃないな)
全員、心の奥底で同じ感想を抱いていた。――だっっさ。
つかさの武器は公式に「ナース・バスター」と呼ばれることになった。
工房の扉がギィ、と重く開いた。
中にいた全員の視線が一斉にそちらへ向く。
入ってきたのは、黒の帽子にリボンを飾り、落ち着いた佇まいの女だった。
結乃――数日ぶりに姿を見せた仲間。
「……戻ったわ」
その声は澄んでいたが、疲労の色を隠しきれていない。
湊は立ち上がり、思わず言葉を詰まらせる。
「あなたが……結乃さん?」
サムは満面の笑みで手を振った。
「よかった! はじめまして! ……あ、カオマン・ガーイって知ってる?」
つかさが即座に肘で突っつく。「黙って」
「あなた外国人?それにしては日本語が上手ね」
「技能実習生のサム・グェンです!美人なお姉さんに褒められちゃった」
結乃は小さく微笑み、すぐに表情を引き締めた。
「時間がないから要点だけ言うわ」
彼女は短く、しかし正確に報告を重ねていく。
東京へ渡る橋はすべてアイスブラストの兵で封鎖されている。
韓国街――ブラックデビルが不穏な動きをしている。
中南海の追手が川崎の現状を見て、拠点を広げようと画策している。
旧羽田空港の地下に、旧型のバイクが大量に残されている。
そして――アイスブラストの幹部が一人、組織を離脱し放浪している。
湊たちはあまりの情報量に息を呑んだ。
サムが小声で「情報のフルコースだねぇ……」と呟く。
結乃は芹沢に小さなケースを手渡した。
「武器の件、手に入れてきたわ。結構苦労したのよ?」
「さすがは結乃ちんだね!助かるよ」
それだけ言うと、踵を返す。
「私はすぐに出る。ブラックデビルの動向を探る必要があるから」
湊が思わず声をかける。
「もう行くんですか!? 一緒に作戦を――」
「……また戻るわ。その時に」
結乃は少しだけ振り返り、ポケットから小さな端末を差し出すようにかざした。
「詳細な情報は端末に送っといた。その端末で確認しておいて」
キヨシが手を出し、端末に情報を受け取ると、にやりと肩をすくめた。
「おぉ、さすが結乃ちんやなぁ。おおきに」彼の声はいつもの粗い笑みを含んでいる。
「こっちからもあっち側に根回ししとくで。ほどほどにやってくれたらええからな」
結乃は短く頷いた。冷たい空気の中で、それがほんの少しだけ柔らかさを伴って見えた。
「了解。じゃあ、あとはキヨ、頼むわね」
それだけ残して、結乃は扉の向こうに消えていった。
静寂が戻る。
サムがぽつりと漏らした。
「……かっけえな」
湊は握った拳を見つめながら、胸の奥に熱が宿るのを感じていた。
結乃が持ち帰った情報は、確かに次の戦いの火種だった。
キヨシはふっと笑って煙を吹き、端末の電源を落とした。
「ほいじゃあ、君たち三人は物資回収がてら中南海の連中の小口拠点でも探してきましょうか。向こうが川崎に根を張る前に、一つでもルートを潰しときたいでな」
湊が前のめりになりかけるのを、キヨシが片手で制する。
「ただし、警察署には絶対近寄らんように。向こうが動いたら一発で終わる。目立つことはせんにこしたことない」
芹沢が無造作に小箱を転がしながら口を挟む。
「回収優先、無理はするな。武器の消耗も考えておけ」
キヨシはくるりと三人の方を向き、短く指示を続けた。
「あと、今回は三人や。バイクをもう一台出す。移動は分散した方がええわ。サム、運転できるやろ?」
サムは前腕の箱に片手を当て、にやりと胸を張って敬礼じみた仕草をした。
「任せてぇ~! 海外ライセンスからちゃんと切り替えてます!」
つかさが小さく鼻で笑い、湊は不安そうに短く頷いた。
「じゃあ集合は二時、ルートは夜陰を使って。無駄な衝突は避ける。合図はライトを三回点灯、見えたら即撤収で」
キヨシは最後に一度だけ拠点の奥を見やり、低く呟いた。
「気ぃつけて!まあ武器のお試しがてらゆるりとたのむわ」
扉が閉まる音とともに、三人はそれぞれの装備を確認し、夜の街へと消えていった。
街の大通りを抜けると、見慣れた光景とは違うざわめきが広がっていた。
気づかれないようにバイクを止め、様子をうかがう。
自動運転の大型トラックが無人で走り、フォークリフトがぎこちなく荷を積み替えている。誰も指示していないはずなのに、機械だけが律儀に働いていた。
その横で、数人の中華系の奴らが、元から居座っていたゴロツキ共を袋叩きにしている。
蹴り飛ばされた男が呻き声を上げると、奴らは笑いながら奪った物資を勝手に仕分け、フォークに積み込ませていた。
「……機械は真面目だなぁ。人間は勝手にやりたい放題だってのに」
サムがぼそりと呟き、肩をすくめた。
湊は喉が乾く。目の前の光景は、ただのチンピラ同士の小競り合いじゃない。
このままでは、拠点へ回すべき物資が根こそぎ持っていかれる。
耳の中でノイズが走り、無線から低い声が響いた。
『ここいらの物資をやたらめったら持っていかれるとまずいなぁ。――人数少ないとこは無力化できるか?殺さなくていい。むしろ殺さず、痛い目だけ見せてやりや』
キヨシの声だった。
その言葉が落ちた瞬間、三人の間に重い沈黙が流れる。
「……無力化、って……」
つかさが息を呑む。
湊は唇を噛んだ。戦う覚悟なんて、まだできていない。
けれど無線の向こうから返事を待つ気配が伝わってくる。
その時、中国人のひとりがこちらに気づき、怒鳴り声を上げた。
「喂!那边!おい、あそこだ!」
「小子跟女人,还有外国佬在那儿!ガキと女、それに外人がうろついてるぞ!」
作業していたはずのフォークリフトのエンジンが唸り、鉄の塊がこちらに突進してくる。
「……ライセンス書き換えしてるのかよ!」
サムが半ば本気で叫ぶ。
次の瞬間、湊はカオマン・ガーイを握り直し、走り出していた。
刃先に流れる青白い電流が薄く光り、夜の路地の影を引き裂く。心臓が耳まで響く。初めて「殺さずに無力化する」という命令を受けたときの重さが、掌から刃先へと伝わってくるようだった。
向かってくるフォークリフトの車体は重く、鉄板の面が月光を跳ね返す。運転席に人影はない――だが自律制御は生きている。サムが叫ぶ。
「よーし、俺に任せとけ! ちょっと引っ張るだけだから!」
サムの腕に巻かれた「ガイ・ヤーン」が静かに唸る。小さなモノクロ画面が浮かび、フックがシュッと飛び出した。数メートル先のフォークのフレームに掛けられたフックは、ぐっと固定される。サムがリールを引くと、フォークは不意に流れを乱され、軋む音を上げて停止しかけた。だが大型の慣性は強く、車体はまだ動こうとする。
湊はその瞬間を狙い、足を踏み込む。刃を振り下ろし、フォークリフトのアクセスパネル付近にある油圧ホースにカオマン・ガーイの歯を食い込ませた。金属が悲鳴のような音を立てて裂け、油が白蒸気をあげて噴き出す。フォークリフトの動きがぎこちなくなり、ブザーが高く鳴った。制御はフェイルセーフに移り、車体は力なく傾いて停止した。
地を這う蒸気の匂いが鼻を刺す。動きを止めた機械の前で、ゴロツキたちが狼狽した声を上げる。だが彼らはまだ武器を手放すつもりはない。鉄パイプを高く振り上げ、三人に向かって突進を始めた。
「こっからは俺の出番だ!」サムが叫び、腕のガイ・ヤーンを弾くように操作する。フックは次々と投げられ、二人の男の足首に絡みついて引き倒した。フックの先端から強力な電流が流れ、乱暴に飛び起きようとする筋肉を一瞬痙攣させ、男たちは呻きながら地面に崩れた。
つかさは冷静だった。躊躇いなくナース・バスターを構え、落ち着いた呼吸である程度の照準を合わせる。敵のリーダー格が刃を構え、こちらへ斬りかかろうとした瞬間ブレが生じたが、引き金を引くと、ホロサイトが自動的に敵を追って見事命中する。注入された眠剤のアンプルが皮膚の上ではじかれるように噴射され、男はその場で膝を折り、目を剥いてしばらく意識を失った。
「痛い目だけ見せる、ってこういうことか……」湊の胸に、理解と戸惑いが同時に湧く。彼はテーザーの赤いホロ光を壁に向け、威嚇の意味で一閃だけ光らせた。パチッという放電の音に、残る者たちの顔が青ざめる。
周囲の中華系の連中は短い間に集結し、怒号と中国語の罵声が弾ける。
「滚开!别惹事!どけ!余計なことするな!」
「把货放下,快!荷を下ろせ、早く!」
だが彼らの中にも迷う者がいた。荷を積むフォーク越しに見える物資の山は彼らにとっても強奪の果実であり、引けば奪い取れる現実がある。だが今、機械が止められ、仲間が眠り、状況は変わっていた。
湊は深呼吸をし、コントロールを取り戻す。武器の重みを感じながら、彼は相手の刃を弾き、腕を振るって相手の武器を弾き飛ばす。刃先は地面に突き刺さり、砂埃が一瞬舞った。彼の動きはぎこちないが、的確だった。蹴りで刃を弾いた相手はよろめき、サムの投げたフックに頭から倒れ込む。
戦闘は短時間で決した。数人が気絶し、数人が逃げ出す。無人トラックは幾つかが停止状態に入り、荷台の自動ロックが解除されると物資の山は路上に積まれたままだ。
静寂が戻ると、つかさが為すすべなく手を震わせながら包帯を取り出し、湊の肩を軽くたたいた。
「大丈夫?」つかさの声は、医者としての本能と少女としての不安が混ざる。
湊は返事をしないで、荒い息を整えながら辺りを見渡した。路上に散らばる空の段ボール、倒れたフォークリフト、そして奪われずに残った物資の束。胸の奥で、何かが確かに変わった感覚があった。
無線が震え、キヨシの声が入る。
『どうや、無力化で済んだか? 』
芹沢の声が続けて返る。『お、ナイスや。サムのガイ・ヤーン使えるじゃないか。湊、カオマン・ガーイの刃余裕だな。切断ラインも完璧だ』
湊は小さく肩をすくめ、答えた。
「……なんとか。死人は出してない」
キヨシは短く笑った。『それでええ。物資回収頼むわ。言うてもトラックはID認証が必要なはずやでこっちでハッキングして回収するもんで拾えるもんは手早くやって一旦撤収や』
作業は手早く進んだ。つかさが医療品を選別し、芹沢の指示に従って工具や薬剤をまとめる。サムは無言で箱を抱え、ガイ・ヤーンのフックを腰に戻す。湊は残った荷物の中から、ぽんと小さな黒いチップが入った防水ケースを見つけた。側面には見慣れた赤い刻印――「中南海」と読める一部の文字列が僅かに残っている。
帰り道、三人の目に最初に物資を回収したあの倉庫が再び映った。
ただの廃墟じみた建物に見えたそこへ、今は数台の無人トラックが列をなし、順番にシャッターの奥へ吸い込まれていく。
「……おかしいな」
サムは路肩にバイクを停め、眉をひそめた。
フォークリフトが一台、シャッターの隙間から見える。だが先ほどと違う。荷を積み込むのではなく、逆に降ろしていた。規則的にアームを動かし、トラックの荷台から木箱を降ろし、倉庫内に並べていく。倉庫の奥では数十人の中国人たちが箱を開け、中から銀色の袋や端末のようなものを取り出していた。中には医薬品らしきものもあれば、軍需品めいた金属部品から家具までもがあった。
サムが小声で呟いた。
「フォーク、プログラムが違う。積み込みルーチンじゃなくて“格納ルーチン”が走ってる。……つまり、ここに“入れてる”んだ」
先を走っていた湊が戻ってきた。
「サム、どうしたの?」
サムは一瞬だけ躊躇し、倉庫の奥を睨んだまま答える。
「いや……後で話すよ」
その声は、軽さの裏に何かを隠しているように硬かった。湊の胸に、不穏なざわめきが広がっていった。
夜明け前、三人は拠点に戻る。地下搬入口に配線や基盤がむき出しになった無人トラックが並び、芹沢とキヨシが荷物の山を仕分けている。
サムはヘルメットを脱ぎ、髪をぐしゃっとかき上げながら低い声で切り出す。
「……一つ報告。帰り道に見たんだけど、中南海の連中が“工具倉庫”に物資を搬入してた。
あそこ、座標的に前二人が物資回収に行った倉庫だよね? あれ、ただの隠し場所じゃなくて“何かの拠点”になってるかもしれない」
その言葉に、芹沢が目を細める。キヨシは煙草を咥えたまま黙り、しばらく端末を弄っていたが、やがて低く呟く。
「……えらいことになったな。中南海が“入れてる”としたら、街ごと乗っ取られかねん」
キヨシは煙を吐き、ふっと口調を変える。
「まぁええわ、ここは態勢を立て直して調査が必要やな。とりあえず今日はおつかれちゃんや。
物資も携帯食料も潤沢に揃った! トラック何台分かなんて大儲けや!
ゆっくり休んでくれ。明日以降に備えて、頭ん中で地図描いといてな」
疲れ切った三人は顔を見合わせ、無言で頷く。
戦闘後の汗と油の匂いが残るまま、バイクのキーをポケットにしまう。
心の奥に残ったざわめきは消えないが、とりあえず“今日だけ”は安堵と疲労に身を委ねるしかなかった。
更新遅れました……
ようやく引越しの荷物が落ち着き始めた頃に
大型家具がやってくる……。
片付けても片付けても終わらない戦いと真っ向から争ってる今日この頃
かと言って遅れていいって訳じゃないですね
気をつけます。
さて次回の更新は土曜日のつもりです
次こそはちゃんと更新できるように気を引き締めます。
ああ、現実にもどりたくない




