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前田荘777号室  作者: 吉岡 澪
プロローグ的なウォーミングアップ
10/100

多忙な男

 続いてやって来たのは333号室。しかし、斎藤は華麗にスルーして444号室を目指す。気になってホミカは尋ねた。

「あのう」

「ん、どうした?」

「ここには挨拶しなくても……?」

「いや、この部屋の主はしばらく戻って来ないんだ」


 どういうことだろう。すると斎藤は真剣な表情になる。シリアス展開を予測。

「ホミカさん。君は秘密が守れるタイプかい?」


「え?あ、はい」

「実はここにはアリテレ選手の三木さんが住んでいるんだ」


「えぇ!?」

 ちなみにアリテレとは8年前に生まれたフレッシュなスポーツである。


「確か三木選手って全国大会準優勝で、世界大会でもベスト4で……」

「おっ、よく知ってるね。そうそう。彼はその後にプロ入りしたんだ。シナプスもいい選手を取ったもんだ」


 何を隠そうホミカはアリテレ狂である。スタジアムで観戦するくらい。


「三木さんはいつ戻ってくるんですか?」

「うーん、それは分からないんだよ。何しろ忙しい人だからね」


 もし会えたらサインを貰おうと心に決め、ホミカは444号室へ。






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