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異世界は夢  作者: 由紀
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た、田中雅美!私は田中雅美!!

今ピンチ!


「ほらほらどうした!逃げ回ってちゃ、俺は殺せねえ!」


死ぬほど怖え。

どうしよ。

マジで、死がまるでこいつに掌握されてるようで怖い!


「ハハハ!そういう所は異世界でも現実でも変わらんなあ!」


あ、やべ。胸倉掴まれた。

終わった。

私は物凄い衝撃を受け瓦礫にぶつかるまで吹き飛ばされた。

あ、血が止まらない。

死ぬかも。

ここまでくると、逆に冷静だわ。


「アハハハ!」

「…お願いします。私は貴方に勝てないことが分かりました。」

「じゃあ、土下座しろ!」

「命までは取らないで…」

「本当にしやがった!アハハ!」

「お願いします。お願いします。」


ヤクザは拳を振り上げる。

私の命乞いに聞く耳を持たないのは知ってるよ。

私がまだ恐怖を感じてると錯覚しやがって。

知らないのか?

私はゴーレムを召喚できる。

一回だけ。

君をゴーレムとして使う。


「助けて。」

「無理なお願いだなあ!」

「お前に言ってねえよ、クソが。」


上から何かが落ちるような大きな音が響く。


「ゴーレムTM-B93。応援要請に応じ、参上。マスター。命令を。」


私がマスターか。


「暴れ倒せ。」

「御意。」

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