JULIO 2017, Ⅱ
Kiam auxskultas reqviemon,
mi povas akiri felicxeton de unu grajno,
kun interrompi pesimiston.
ふるきこと
思ひ出されて
風をまつ
* * *
ゐごこちの
わろき夏なり
菜を刻む
無精卵
とぢこめられし
浮世かな
猛暑なる
旅路に我が身
おき忘れ
夏雷の
鳴る空のした
蛇進む
それなりに
生きるふりする
小蠅かな
* * *
ひとりじめ
たのしむ刻よ
夏木立
秘めし恋
蔵ひつづけぬ
月見草
夾竹桃
あだを討ちたき
心地せり
さりゆきし
ひとの数数
夏柳
未熟な児
まもりて生きぬ
胡麻の花
* * *
風ふけば
わらひごゑ止む
夏木立
子守歌
うたふてみたし
月見草
蛙の音
繁き夜なり
訃報受く
月下美人に
また泣き顔を
見られけり
鷺草を
いとしげにみし
ひと嫁ぐ
* * *
夏服が
女所帯に
踊りけり
花火みる
家族ことしは
増えてあり
蝙蝠が
詩人のごとく
夢を追ふ
夏帽に
女心地を
ひそめけり
いつまでも
空へとどかず
蔦茂る
* * *
つれてゆく
恩情のなき
夕陽かな
凌霄の花
さきほこる
質屋かな
夏山に
北斗みつめて
鬼ひとり
星の仔を
とらへたままに
少女了へ
一瞬の
閑けさ咲きし
真夏かな
* * *
夏宙の
したに一輪
咲かぬ花
やどかりの
留まるごとく
老女あり
あしよわき
叔父をのぼれる
夏の蟻
ひやむぎに
こころまぎれて
見えずなり
雨の撲つ
水面にまどふ
蓮華かな
* * *
一秒の夢が
ポケットから出たり
( つづく )
Mi rifuzas kopiadon kaj utiligon
sen mia permeso.




