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ほろほろ鳥も夢をみる  作者: Miki Kukiri
21/68

JULIO 2017, Ⅱ 


Kiam auxskultas reqviemon,

mi povas akiri felicxeton de unu grajno,

kun interrompi pesimiston.








 ふるきこと

 思ひ出されて

 風をまつ 





 * * * 





 ゐごこちの

 わろき夏なり

 ()を刻む 




 無精卵

 とぢこめられし

 浮世かな 




 猛暑なる

 旅路(たびぢ)に我が身

 おき忘れ 




 夏雷(なつらい)

 鳴る空のした

 蛇進む 




 それなりに

 生きるふりする

 小蠅(こばへ)かな 




 * * * 




 ひとりじめ

 たのしむ(とき)

 夏木立(なつこだち) 




 秘めし恋

 (しま)ひつづけぬ

 月見草 




 夾竹桃(けふちくたう)

 あだを討ちたき

 心地せり 




 さりゆきし

 ひとの数数

 夏柳(なつやなぎ) 




 未熟な児

 まもりて生きぬ

 胡麻の花 




 * * * 




 風ふけば

 わらひごゑ止む

 夏木立 




 子守歌

 うたふてみたし

 月見草 




 (かへる)()

 (しげ)き夜なり

 訃報受く 




 月下美人に

 また泣き(がほ)

 見られけり 




 鷺草(さぎさう)

 いとしげにみし

 ひと嫁ぐ 




 * * * 




 夏服が

 女所帯(をんなじよたい)

 踊りけり 




 花火みる

 家族ことしは

 増えてあり 




 蝙蝠(かはほり)

 詩人のごとく

 夢を追ふ 




 夏帽に

 女心地(をんなごこち)

 ひそめけり 




 いつまでも

 空へとどかず

 (つた)(しげ)る 




 * * * 




 つれてゆく

 恩情(おんじやう)のなき

 夕陽かな 




 凌霄(のうぜん)の花

 さきほこる

 質屋かな 




 夏山に

 北斗みつめて

 鬼ひとり 




 星の仔を

 とらへたままに

 少女()へ 




 一瞬の

 (しづ)けさ咲きし

 真夏かな 




 * * * 




 夏宙(なつぞら)

 したに一輪

 咲かぬ花 




 やどかりの

 留まるごとく

 老女あり 




 あしよわき

 叔父(をぢ)をのぼれる

 夏の蟻 




 ひやむぎに

 こころまぎれて

 見えずなり 




 雨の()

 水面(みなも)にまどふ

 蓮華かな 




 * * * 




 一秒の夢が

 ポケットから出たり 






        ( つづく ) 








Mi rifuzas kopiadon kaj utiligon

sen mia permeso.





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