APRILO 2017, Ⅴ
季節の句と無季雑句 ②
Diversajxoj
かへされぬ時よ
花瓣のひとひらよ
獣性を
堪へるかくごや
花の雨
三味線の
音とだえたは
いつの春
たっぷりと
春を織りこむ
緞子かな
春景色
ひろくつつめる
空虚かな
花曇
おもひだすこと
留めえず
海鳴の
遠慮がちなる
春日かな
道ひとつ
あやまりて立つ
春の夜
仮寓
あたたまりてゆく
四月かな
空元気の
電話きられて
朧月
満潮や
花のうかびて
春闌けり
春闌けて
羊羹あつく切る
機嫌
晩食を
ひとりあたため
春すすむ
おとなびた
服装ほこり
春闌けぬ
花ちるとき
ひと待ちかほの
をみなかな
珈琲と
紅茶をまよひ
春闌けぬ
舞姫の
メール疲れや
暮の春
ひとり立つ駅にて
春の更けゆけり
晩春や
ねむれぬ果ての
ひとりごと
小蒜噛む
をんなのなかに
涙あり
薇と
復讐心を
摘む父よ
水面の
しづけさのごと
いのち終へ
いのちきゆ
朝まつ空は
はろばろと
恋の時
こはれつつあり
髪を編む
練り合ふやうに
とき共にして
春終へる
恋了へて
墨のかをりの
あざやけし
蜘蛛の仔の
しづかにおりぬ
暮の春
( つづく )
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