12/68
APRILO 2017, Ⅳ
星の句
Steloj
むかしは星であったと
蝶蝶売りの
老いた声
はらからの
自死せる夜や
廉貞星
隠沼に
奇跡しづめて
星を待つ
すこやけき
星も酔ひゆく
春晩し
河貝子の
吸ひつくしてや
星しづむ
星葬にす
わがきやうだいの
恥なれば
春の死よ
餅をまいては
星寄する
尸に
鞭うつ星の
裸かな
偸盗として
刑死す
もとは春の星
もの狂ひ
吸ひに聚まる
小星かな
ゆるやかに舞へ
星の近づきつつあれば
芳甸に
母をさがして
星廻る
縊れ星
ゑがほうかべて
幾萬と
罪人の
墓を暴けば
星いづる
星がまた
地を這つて
海へ海へ
蔵書印に
星を封ずる
夜半の春
フライ返しつかへど
マゼラン雲のこびりつく
あたらしき
星のふりする
酒神かな
( つづく )
・芳甸=花咲く春の野原。
Mi rifuzas kopiadon kaj utiligon sen mia permeso.




