↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
8/104

第7話 空の上の攻略

 目の前に現れる、飛行機のキャビンの様子。予定通り、周囲の座席に空きが多い通路の一角だ。転移精度高いなあ。おっと、感心しているヒマはない。気づかれないうちにさっさと済ませよう。


「『鑑定』ハイジャック犯」


 探索魔法(サーチ)ではなく、飛行機全体に鑑定魔法をかける。消費魔力は多いし相応のスキルレベルも必要だが、この方がすぐに必要な箇所の全てを感知できる。


「よし、ハイジャック犯、全員ロックオン! 『拘束(バインド)』!」


 ハイジャック犯のそれぞれの体を床に縛り付け、しばらく動けないようにする。麻痺(パラライズ)とか使えればいいんだけど、あれって神官職の魔法なんだよね、なぜか。治癒魔法との関係かな?


「な、なんだ!? 足が動かねえ!?」

「足だけじゃねえ! 腕や手も…銃が、撃てねえ…!?」


 ボス攻略の時は、複数の攻撃ポイントの追跡を行う魔法をかけたんだけど、今回はこっちの方がいいよね。

 ただ、長時間は維持できない。せいぜい、30秒。でも、


「それで、十分!!」


 狭い通路を、駆け抜けていく。腰に刺していた最高ランクの片手剣、『魔剣レインフォール』を抜きながら―――!


「ぐはっ」

「がっ」


 しゅたっ


「な、誰…ごふっ」

「くっ…がはっ」


 どさどさっ


 安心しなさい、峰打ちよ。

 殺しちゃっても良かったんだろうけど、私が殺したくなかったし、それに、ほら。


「お姉ちゃん、誰…? なに、が…?」


 すぐ近くに、小さな男の子が座っている。これ以上、トラウマを増やしてもしかたがない。

 軽く、手を振る。うん、少し安心したみたいだ。


 あれ? そういえば、乗客やハイジャック犯達の言葉が普通に理解できる。少なくとも、日本語じゃないことはわかるのに。言語チートまで付与されたかあ。やっぱり御都合主義だ。


「さてと、こっちに集めて…」


 ずるずる


「一緒に、転移っと」


【『ファラウェイ・ワールド・オンライン』のマイホームに転移します。よろしいですか? 〔はい/いいえ〕】


 〔はい〕を、ぽちっと。

 いやあ、これも試してみたかったんだよね。現実世界の人間と一緒に、仮想世界に『転移』するとどうなるか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。