ゴブリンの集落
ということで第1階層に再びやってきました。あいかわらず、とんだ先には何もいません。安心安全な転移に今日も感謝です。さっそく従魔であるスライムもどきを探そうと思います。バスケットボールぐらいの大きさの液体っていったいどうやって戦うんだろうなあ。
なんてことを考えてるとかなり遠くから、なんとも言えない音が聞こえてくる。ぐちゃとか、びちゃ、とかそんな感じ。一体どんな戦い方したらそんな音がでるんだろう。見たいような見たくないような。でもまあ行くしかないよね。
注意しながら近づくと、そこにはゴブリンの集落があったような大広間があった。ダンジョンのゴブリンでも、進化とかするのかなー。ゴブリンキングとかそういうのがいたのかな、なんて思いつつ周りを見るが、ゴブリンの影も形も見えない。そこにあるのは、赤くにごった液体だけ。色が怖い。だけどそれだけじゃない。大きさが3mぐらいに膨らんでいた。
気づいたようでこちらに近づいてくる。不老不死とはいえさすがに怖い。逃げようかどうか考えている間に既にそこまできていた。
『マスター、この辺りは片付けときました。』
え、今なにか聞こえた?まじか。こいつ意思疎通できるようになってるぞ。
「うむ、よくやった。」
とりあえず撫でてやった。でもやっぱ気持ち悪い。怖い。喜んでいるのか、ぷるぷる震えている。
『ところでマスター、こんな生き物が混じってました。』
と、言うと、体の中から一人の女の子が出てきた。耳が細長く、スレンダー。少し汚れているが、髪はきれいな金髪である。これはエルフっていうやつかな。
「とりあえず、戻ろうか。お前もついてこい。」
そういうと、みんなで一緒に最初の部屋に転移した。




