【02-02】ゲームの中は現実世界?
『異世界召喚?エンド=レキナスを楽しもう!!~レベルアップはゲームとともに・・・・・~』
こんなタイトルのゲームアプリを半円した私は、皆にその情報を伝達。早速本日の暇つぶしアイテムに選べれて、ゲームをスタートさせる私達。
タイトルロゴの後に、まず初めに出てきたのは、『まずはホストを決めてください』という文字が現れる。
とりあえず私をホストとして登録すると、『ホストとなった端末を中心に、半径10m以内でこのゲームを起動されている端末をパーティメンバーとして登録します。なお、現在このゲームには、あなたなパーティを含めて17パ-ティ、合計112人が登録されています。ちなみに、転移してきた総数は7153人。その中で、すでに死亡している者は112人で、このゲームにログインしている者は、あなたなパーティを含めて17パ-ティ、合計112人となっています。』と出てきた。
この文字列を見て確信する私たち。
現在この世界には、7153人の人が地球から転移してきており、その中で、このゲームの事をすでに知っている者が112人もいる事実を。7153人という事は、あの学園都市の(昼間の)総人口の約4割だ。
どぢて、私たちと同じような性能のスマホを、最低でも7000人近くの人たちが所持していると。
何処でどんな生活?を送っているのかは、この情報だけでは判断は出来ないが・・・・・。
というか、これからプレイするこのゲーム内では、その子たちと合流できるわけで・・・・。そうなった際、何処にいるのかなどの現況報告くらいは可能になるのかな?私たちのように、どのにいるのか全く分からない時は別だけど、何とか合流できている子たちもいるとは思うしね。
閑話休題。
『このゲームアプリは、現実の体とゲーム内のアバダーとリンクしているため、現実世界の(氏名・年齢・容姿等の)身体情報及び習得スキルの変更を行う事は出来ません。逆に言えば、ゲーム内で習得したスキルは、現実世界でも使用可能となります。』
次に表示されたこの一文とともに、このゲームの特徴や諸々の警告が一気に箇条書きで表示されていく。
それら庫細々とした事柄が一気に表示されたのち、いよいよゲームの世界に私たちは誘われていった。
なお、前回の轍を踏まないように、トイレだけは済ましており、また、『現実世界での生理的欲求の通知』という欄にチェック(この項目にチェックを入れておく事で、空腹やトイレへの欲求が出た場合、現実世界へ強制転移される)も入れてからゲームをスタートさせる。
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まず初めに気づいたのは、「空気がちがう!」だった。どうもここが、ゲームの始まりの地であるらしい。
今まで私たちがいた場所は、数日間続くブリザードがが降る極寒の地で、全く視界が見えない何処かの森の中。しかし現在地は、ポカポカ陽気の春の新緑だ。足元を見れば、かわいらしい黄色の花が咲き乱れる大きな大木の足元である。大木の木陰にいるため、照り付ける太陽も、柔らかな陽だまりとなって降り注いでいる何処かの丘の上。
丘のすそ野には、轍が何処までも続く街道が敷かれており、その先には何処か哀愁漂う中世っぽい、壁に囲まれた街並みが見えている。
ちなみに服装は、セーラー服である。元々地球で通っていたあの学園都市内にある学校の制服であるのセーラー服である。つまり、全員がそれぞれ通っていた、学校のセーラー服を着用しているわけだ。
しかし、この今着用しているセーラー服は、現在地の機構をそのままmダイレクトに私たちの素肌に伝えている。そのため、この春先の陽気では、少しばかり汗ばんでおり、汗で少し滲んでいたりする。また春先の少し冷たい風が、汗ばんだ体には心地よい。
少し汗ばんでいたり、スカートの裾などから入り込む風が少し冷たくて心地よかったりするので、このセーラー服は普通の布でできた、所謂”ただのセーラー服”といいた感じの初期装備?なんだろうと、結論付ける私たち。
「あの町に向かう前に、とりあえず自分のステータスの確認をしようか。ここはわりかし安全みたいだし。」
「・・・・そ、そうだね。ところで、今のあたしたちの設定って、どんな感じなの〕」
「え~~~~っとね。」
いろいろと確認したい事があったので、とりあえず近くにある木の根っこに腰かける私達。
私は、ゲーム世界よろしくメニュー欄を開き、『チュートリアル』という項目を見ながら、そこに書かれていた内容をそのまま話していく。
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この世界は、『ゲーム世界:エンド=レキナス』。名前の通り、あなたたちが転移してきた世界、『エンド=レキナス』をそのまま1割の規模に縮小してゲーム世界に落とし込んだ世界(今後はゲーム世界と称する)となる。そのため、世界の広さも、そこに存在している町も、すべて君たちの本体がある世界(今後は現実世界と称する)そのままの位置で、(一部の農村を除き)1割の大きさに縮小されて存在している。そして、そこに住まう人たちはNPCではあるが、現実世界でもその場所で生きており、その姿かたちをそのままコピーしているに過ぎない。なお、町の人口も規模1割なため、NPCや町の建物等は、ランダムに選んだ1割という事になる。
そのため、町が破壊されたり、NPCとなっている人物がゲーム世界で死んだ場合は、当然現実世界でも同じ事が起こっているので要注意。
さて、君たちのアバダーについて説明する。
現在の君たちは、現実世界の君たちを丸々コピーしたモノとなっている。そのため、そのアバダーにおけるステータスや現状持っているスキル・称号等は、現状の君たちを示す道しるべとなるだろう。そしてこのゲームには、君たちが所持しているスマホと呼ばれる端末がある限り、何度でもログイン・ログアウトが可能だという事を。
一例を言えば、転移系のスキルを持っている者は、ゲーム世界で訪れた場所については、現実世界においても(スキルのレベルに応じた有効範囲内ならば)転移可能である。
また、ゲーム世界内の各国で施行されている法律関係は、現実世界でも同じ内容の法律が施行されているので、このゲームでそういった関連事項の勉強をしていくというのも1つの活用方法である。もちろん、言語や文字についても同様である。
その上で、このゲームのGMである開発者一同は、次の事を進言しておこう。
『現実世界では、ステータスを視る事は出来ないが、ゲーム世界では見る事ができる(一部の特殊スキル保持者を除く)』
ではまず、君たちの現状の服装から説明していこう。
君たちが現在着用している服装は、君たちが地球で通っていた学校の制服をそのままコピーしている。アンダーとして着用している服装は、それぞれの学校で平均的に着用されていた服装となっているのであしからず。
一部の者たちはすでに気付いているとは思うが、現実世界で着用している服とは違い、何の能力も付与されていない”ただの服”である。所謂初期装備だね。ただし、この初期装備であるセーラー服は、カスタマイズ可能であり、どんどん強化していく事によって最強装備となる可能性を秘めている。
なお、現実世界において、一部の者たちはすでに専用装備としての服装を持っている。その者たちに関しては、【専用異空間倉庫】内に、その装備が入っていれば、この世界においてもそれを使用する事が可能となっている。
なお、GMであり、初期装備担当だった神の趣味嗜好の影響で、全員が女子用の制服となっている。現実世界において、男性諸君は気づいているとは思うが、女子は転移直前の服装と持ち物を所持していたが、男子はスマホ(ただし、転移してきた場所から数メートル以内にある)以外全く持ち物を所持してなく、さらに全裸だったはず。
これに対しては、この世界の創造神『ウブタマトコタチ神』の趣味嗜好の影響であり、また現状の服装も創造神『ウブタマトコタチ神』の趣味嗜好である事を付け加えておく。
その上で伝えておくが、『この世界で所持しているモノは、現実世界に持って帰る事ができる』という事を。つまり、この世界で装備している服は、現実世界でも装備可能という事である。
また、このゲーム内で取得した土地・建物においても、現実世界でも同じ場所に存在しているので、今後活用していってもらいたい。
さて、君たちの武器を含めた初期装備の場所だが、【専用異空間倉庫】というスキルを所持している者については、このスキルの中にすべて入っている。このスキルの使い方の練習とともに、確認しておいてくれたまえ。【専用異空間倉庫】というスキルを所持していない者については、セーラー服の胸ポケットが『アイテム袋』という魔導具になっている。
そのため、スキルを持っていない者が現状の服を売ってしまった場合、そこの付属されている『アイテム袋』もなくなるという事を理解しておいてもらいたい。もちろん、街中でも『アイテム袋』という魔導具自体は普通に売られているが、最低品質のモノでも金貨1枚以上(場所によって異なる)の値段がする。
ちなみに、街中で売られている『アイテム袋』の最低品質は、『100のアイテムを100個、総重量1000㎏まで。内部の時間経過は現実世界(ゲーム世界)の5割』となっているが、セーラー服のポケットは、『100のアイテムを100個まで、重量は無制限。時間経過なし。』となっている『アイテム袋』である。
初期装備としての武器は、それぞれ所持しているスキルに合わせた武器を最低品質で用意しておいた。もちろん、セーラー服同様に、【専用異空間倉庫】内に専用武器があるものは、その武器を取り出す事が可能である。
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いろいろとツッコミどころ満載な説明文の後に、本来のチュートリアルが始まる。いろいろなゲームよろしく、それぞれ別空間に飛ばされた後に、戦闘で使用する武器の取り扱い方などがレクチャーされていく。
もう、いろいろとやりましたよ。
武器の扱い方から各スキルの使用方法。魔物を討伐した後に解体し、いらない部位の処理方法まで、ありとあらゆることをレクチャーされました。また、街中で気を付けないといけない事なども、当然ながらレクチャーされている。その中にはこんなものがあった。
『アイテム袋』という魔導具自体は、いろいろな形状のものが売られており、容量も含めて多種多様である。そのため、何かの衣服のポケットが『アイテム袋』となっているケースは珍しくない。それは、冒険者や行商人などは、少しでも荷物を減らしたいという傾向があり、そういった場合、着用する衣服のポケットを『アイテム袋』にしてしまうからだ。
ただし、スキルの【専用異空間倉庫】については、称号所有技能なため、持っている者自体が少数である。そのため、人前では大っぴらげに使用する事は控えた方がよい。王侯貴族や商人たちは、所有者を奴隷(奴隷は主人の財産であり、主人の一部とみなされているため)に落としてでもこのスキルを保持したいと願っており、実際に行動を起こす者もいるからだ。
なお、そんなこの世界の常識みたいなものが存在しているため、全員が【専用異空間倉庫】である私たちが着用しているセーラー服の胸ポケットは、『アイテム袋』という魔導具になっている。
なんとも、世知辛い世の中だこって。
なお、始まりの町として設定されていたリンドバーグという町(私たちが初めてゲーム世界で確認した町)では、そういった行為は犯罪であり、身分の貴賤を問わずこの行為を行った場合は犯罪奴隷として一族郎党問わず鉱山送りらしい。もちろん奴隷になっていた者は、主人の財産の一部を分け与えられて後に奴隷身分から解放される。
これは、リンドバーグはある国家(プルトピア王国というらしい)全体で施行されている法律なので、この国内に限り、人前で使用しても問題はないのだが、そうでない国に言った場合を考えると、人前で使用しない方がよさそうだ。
閑話休題。
「では早速ゲームという名のスキル上げを行いますか。」
チュートリアルを終えた私たちは、チュートリアル会場?として設定されている場所から外に出る。なお、全員がチュートリアルを終了するのに、一番早かった(すでにいろいろとスキルを使いこなしていた)私と、一番遅かったレイナさんとでは、約1時間ほどの時間差があった。そのため、いろいろと【専用異空間倉庫】の中に突っ込んいた私は、お菓子を茶を並べて皆が終了するのを待っていたわけだ。そして、最後に出てきたレイナさんが、お茶休憩を終えたので、さあ出発となったわけである。
そうして、街道まで丘を歩いて降りると、セーラー服を着こんだ6人組の男女と鉢合わせた。
現在このゲームにログイン?している17パ-ティ、合計112人のうちの1パーティらしき人達だ。向こうさんも、私達がいきなり目の前に現れて、少しびっくりしいているようだが・・・・・。お互いが初期装備を見て、私たちの顔を見て・・・・。
そして・・・・・・・、双方同時に思い出す。
「久しぶり?元気してた?」
そのグループのうち3人は、元私立鏑木学園高等学校の1年5組のクラスメイト達だった。もちろん着用している初期装備は、元私立鏑木学園高等学校の制服である。他の4人は違うが・・・・。




