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遥斗と直子と來人  作者: 井ノ川桜
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第1話三家対立の幕開け

第1話

2006年の春、東京湾を埋め立てて作られた大きな特区都市、ネオ東京

その街角カフェで、それぞれのエンブレムのピンを左胸に付けた三人が仲良く話していた

エンブレムというのは、この三家の特別の象徴である

赤のエンブレムは山田家、青のエンブレムは青木家、緑のエンブレムは森山家というものでした

「いやぁ、休憩は最高だね」と山田家当主の佐須広さすひろ

「そうだな…俺たち3人は、幼なじみだからかな?」と青木家当主の春夫はるおは言った

「そうだよ俺たち3人幼なじみだから縁が強いんだよ」と森山家当主の和人かずひとは言った

三人はそんな会話をしながら、経済状況や正式な取引や世間話などをしていた

あたりは生暖かい空気に包まれていた

すると、「それにしても、山田家って市長と言っている癖して、あんまり仕事してないんじゃね」と春夫が冗談をいった

しかし、佐須広は鬼形相になってこう怒鳴った

「ふざけるな!俺の家のプライドを傷つけて!それより、森山家の方が青木家と山田家の募金を頼らないと仕事を回せないだろ!」と森山家の悪口を言った

「何故俺の家を巻き込む!」と和人は怒鳴った

そして、三家は喧嘩を始めた

佐須広のズボンを脱がす和人とか、和人に入れたて熱々コーヒーをぶっかける春夫とか、赤ちゃんのいるベビーカーの近くに飛んできた皿は、地面に落ちた時パリンと割れるとか、そばを通る車のフロントガラスの上に誤って、マグカップを投げてしまい、電柱に突っ込むとか、近くの街灯が折れるとかという人を巻き込む状況になってしまいました

すると、「何をやっているのだ馬鹿ども!」という怒鳴る声が聞こえた

三家の当主は声のする方へ目をやると、松浦大公閣下がいた

松浦大公閣下とは、この街で山田家より上の頂点位置し、ネオ東京の法律を決めることができる

彼の言うことは絶対である

もちろん、まともな人である

三家は焦り、「こいつが…」と言おうとした

「言い訳無用だ!一般人を巻き込むなどは、最も言語道断だ!お前ら三家は、罰として今後一切関わるな!」と怒鳴った

そして、三家は、互いを煽りながら帰るのでした

その日以来、三家は争いもせず、一切関わることはなかった

そう、対立が始まったのだ

その対立から2年後の2008年に三家にそれぞれ唯一の1人の子供が産まれた

そしてこの対立は、2006年から2026年も争わずなく出逢わずに続いた

でも三家は知らなかった…まさか自分たちの子供にあんなことが起こるとは、夢にも思わなかった

それは、この対立の始まりから20年後の2026年ことであった

次回第2話お楽しみに…

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