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宴の後

宴の後


 ミスはもう1つ有った。私達は上映の前に関係者が壇上に上がり挨拶をしたのだが、1人大切な人を紹介するのが抜けていた。プロデュース関係者、中国旅遊局、南京師範大学からの来賓、作曲の先生の10数名が上がったのだが、司会者に伝えた名簿に作曲の先生の名が抜けていた。後日、先生の機嫌が悪かった。尋ねて初めて解かった。

「舞台に上がっていたのに、名前が呼ばれなかった。わしは何のために舞台にいたのだ」

重要な役割を果たして頂いたのに、本当に申し訳ないと思っています。

 上映会の夜は4グループ位に分かれ、社員や私、Sさんなどで手分けして祝賀会、その2次会等を朝まで行った。翌日私は昼ごろ出社した。約束した訳ではないが、社員も同じ頃全員が集まり、前日の話で持ちきりだった。全員が楽しい余韻を纏っていた。

 私はその日からは仕事に専念しなければならないと心に決めていた。資金は完全に底を突いていた。何も聞かされていない社員達は何時までも余韻に浸っていた。

急に腹が立ってきた私は「何時までやってるんや、仕事にかかれ!」と怒鳴った。社員達はポカ~ンとしていた。

しかし、不動産は動いていなくて、仕事をしても意味が無かったのだ。上映会の成功で有頂天に昇った私は地獄に落ちて行った。それは映画よりドラマチックであった。

<この後私は会社を潰して中国に逃げていく。そして1年後…>

江南慕情はここから始まる。フィクションとノンフィクションの区別が着かない。

<なあ~んや、江南慕情は繰り替えすんや>な!訳無いやろ!



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