表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無口系ヒロインに転生した俺、愛情を求む  作者: 5円
一章 幼少期
5/9

4話 パーティー

おはよう。私は6歳になった。

この一年間私は無属性魔法を使って、新しい魔法を作れないか研究していた。

「エル様、新魔法はどうなっておられますか?」

「まだ……あともう少し」

私は前世の俺と違うけれど、コミュ障は治っていない。

新魔法というのはみんな一度は憧れる創造魔法である。

「創造魔法?っていう魔法はどういうものなんですか?」

!?

「なんで……知ってる?」

「創造魔法と書かれている論文が床に落ちていたからですよ」

なるほど。私の管理が甘かった。

これは泥棒に盗まれる可能性が……。

「エル様が何を考えているかわかりますから言いますけど……それはないかと」

何故ばれたし。

「なん……わかった?」

「エル様の考えていることは表情に出やすいですから」

オーマイガー!秘密すら守れないなんて。

「あっ、でも全ての人がわかるってことじゃなくてある程度一緒にいた人は分かる程度なのでそんなに心配なされなくてもいいですよ」

そうなの?良かった……。

「そういえば明日、パーティーがあるらしいのですが服はどうします?」

「!?……初耳……」

「ずっと言ってましたよ!1ヶ月以上前から毎日」

えっ?まじで?集中しすぎているせいか……。

「ご……ごめんなさい」

「謝罪する時間なんてありませんよ?準備があるんですから」

「ん……」

「服は空色のドレスでいいですか?」

「うん……任せる」

「では今日はもう遅いですから今日はお休みになられてください」

「ん……わかった……」

ということで私は寝た。それはもう泥のように( ˘ω˘)スヤァ。



「……様…ル様……エル様!」

「な……何!?……敵襲?」

「パーティーですよ!」

あっ……。

「今……何時?」

「8時です!」

ちなみにこの世界は日本と同じで、一年は365日、一週間は7日、一日24時間だ。

「エル様、早く支度を」

「ん……わかった」

私はパーティーのために支度をし始めた。






支度が終わったのは10時だった。

「パーティーは12時からですのでそれまでは大人しくしておいてくださいね」

「ん……わかった」

ってことで私はまた部屋に籠もって創造魔法を研究し始めた。




「エル様、そろそろ」

「ん……」

私は部屋を出て会場に向かう。

玄関には着飾った父様と母様がいた。

「エル!ドレス姿も可愛いわね!エルの黒髪が映えてるわ!」

「そうだぞ凄く可愛いぞ」

「ん……ありがと」

褒められることになれていないせいか恥ずかしくて顔が真っ赤になっているのがわかる。

「きゃあぁ!その恥ずかしがる表情もいいわね」

「奥様そろそろ」

「おっと、エルへの愛が暴走してしまったわ」

「馬車が待っているのでお急ぎください」

「わかったわ」

馬車!憧れる物の上位だ!

「あっ、目をキラキラさせているエルも可愛いわね」

「早くお乗りになってください」



馬車に揺られること30分。パーティー会場に到着した。


「エル、さぁ行きましょう」

「ん……」

私にとって初めての他人との交友。さぁ行くとしよう。


そうして扉を開けた。


「お前、可愛いな」

ん?

初耳のときに 

林先生の初耳学が思い浮かんだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ